富山県高岡市出身の作家堀田善衛の『定家明月記私抄』、最初のページに書かれている19歳の定家が残した一節。
「世上乱逆追討耳ニ満ツト雖モ、之ヲ注セズ。紅旗征伐吾ガ事ニ非ズ。」
戦時中のことで、戦争へと駆り出される不安の中で、「この定家の日記を一目でも見ないで死んだのでは死んでも死にきれぬといっておどかし」、古本屋からやっと手に入れたのが『明月記』なのだそうです。当時の若者たちの心情とどこか通じるものがあったのでしょうか。
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富山県高岡市出身の作家堀田善衛の『定家明月記私抄』、最初のページに書かれている19歳の定家が残した一節。
「世上乱逆追討耳ニ満ツト雖モ、之ヲ注セズ。紅旗征伐吾ガ事ニ非ズ。」
戦時中のことで、戦争へと駆り出される不安の中で、「この定家の日記を一目でも見ないで死んだのでは死んでも死にきれぬといっておどかし」、古本屋からやっと手に入れたのが『明月記』なのだそうです。当時の若者たちの心情とどこか通じるものがあったのでしょうか。
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