元禄二年(1689)五月、芭蕉と曾良がかの『封人の家』に逗留した後、尾花沢へと向かう途中辿ったのが、山刀伐峠(なたぎり)です。二人が登った峠の道を少し散策してみます。
芭蕉と曾良さん
急な石段が続きます。
ブナの黄葉の道
旧道を横切り
十二曲がりを登って
旧道の駐車スペース(尾花沢と最上町の境)
山頂方面へ
『おくのほそ道』の顕彰碑、なんて書いてるのやら・・・。
子宝地蔵さん
子持ち杉
山頂で少し休憩し下ります。
最上町赤倉温泉方向
落葉舞うブナの林をおりていきます。
往復約1時間の静かな山道、『おくのほそ道』では最大の難所といわれていたそうですが、たぶん芭蕉のころとは違い、急坂だが歩きやすい、秋の日差しと落葉の散策路を歩くことができました。
ちなみに山頂付近の碑には、「高山森々として一鳥声きかず、木の下闇茂りあひて、夜行くがごとし。雲端につちふる心地して、篠の中踏分々々、水をわたり、岩に躓て、肌につめたき汗を流して、最上の庄に出づ。」という『おくのほそ道』の一文が書かれているようです。
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