見えない配達夫が配達しているのは「逝きやすい時代のこころ」だそうで
今はまだ、気配を感じることはできない。
「 秋のしだいに深まってゆく朝
いちち゛くをもいでいると
古参の配達夫に叱られている
へまなアルバイトの気配があった 」
(『見えない配達夫』 茨木のり子詩集 童話社)
見えない配達夫はいったい何を配達しているんだろう、それも律儀に。
白と青
2017-09-05 | 風物
白と青 秋の日と
たとえば カタロニア讃歌
「 影と亡霊との間で
白と赤との間で
弾丸と嘘との間で
君はいったいどこに頭を隠せばよいのか 」
*ジョージ・オ-ウェル『カタロニア讃歌』(ハヤカワ文庫)