5月13日、強い雨があがったあとの中島台、もう芽吹きの時期は終わり、緑が日一日と濃くなっています。
久しぶりに森の中へ
なかなかいい形のやつが
雨が散らす
花の少ないブナの林にもムラサキヤシオが咲き始めて
雨が降りそうで降らない、うっすらと霧のかかる木道を帰ります。
小雨模様のこの日、ガザ(タニウツギ)の花がいたるところに咲いています。
「 ガザの花 掲げて県境(くに)を 跨ぐ 」 元旦羊男
コロナ禍の自粛中、まるで幕藩体制が出現したようです。
「おい、おい、ここはまだ、江戸」、・・・。
「ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ」とは、ヘーゲルの『法の哲学』序説の中の一文ですが、このコロナ禍の中から知恵の象徴の梟が飛び立とうとしているんでしょうか。それともフクロウなどどっかに行っしまったんでしょうか。
そういえば最初の数行しか読めなかった『法の哲学』、今ごろどこに埋もれているのやら。
杉林の少し日が差す、下草の薄い場所にも生えてはいるのですが、日の当たる東向きに斜面に広がっているゼンマイもまぶしいばかり。
今日もじい様、ばあ様たちのいなくなった斜面に足を運びます。まあ、自分がその年になってきたわけですが・・・・。
鳥海山中島台の森へと向かう途中、赤川橋、いいポイントです
ちょうど開けていて鳥海山の北面を望むことができます
ぽつりぽつりと緑やピンクが増えています。手前の黄色は、カエデの種類でしょうか。