先日の口切の茶事で
いつもなら 最初のあいさつの後 初炭なんですが
壺の口切があるからと 逆算して炊飯器のスイッチを入れたはずが
亭主のお点前が あまりにもスムーズに進み
粗飯を差し上げます の 挨拶のあと
炊飯器の中はまだお米状態 あちゃ ~~~~
懐石が始まらない
仕方ないから 🙇 朝炊いたご飯で一文字
本来 炊きあがらない途中のごはんを付けるのが
一文字 ですけれど それでもまだ しっかり水分が残って お米状態
とても ご飯にはなっていませんでした
2回目の飯器で ようやく 炊きあがったご飯を
人数よりも多い目に というはずなんですけれど
やはり ご飯は余分に炊いておくべきですね
ご飯があって よかった
最初に ドキッとしましたけれど
お台所のほうは 後はスムーズに進みました
中立のあと お釜を上げると
火が消えかけ 何故 ?
種火のおこしかたが少ない
真っ赤に起こすように話はしてあったけれど
いつものお稽古は 私が火をおこすので
あまり気にしていないんでしょうね
今日のお稽古は 炉の掃除から始めました
炉中を掃除して 灰をなだらかにして 湿し灰を撒いて
埋め香 3個 これは 練らずにまるいまま
種火のぎっちょ3本をせめて 三分の二まで 火をつけて炉中に
手前の1本を動かしたときに 丁度 五徳の真ん中になるように
種火を入れます
釜をかける前に 霧吹きで 湿し灰を 再度しめらせておきます
それで お客3人が席入りをして 初炭を始めると
丁度良い感じの湿りでした
釜を上げたときに 灰が乾いていると お茶事失敗です
濡れ釜のことも 先生にはしつこいほど言われました
お正客が にじりを開けたときに
お釜が 濡れていないといけないと
あなたのために 今お釜をかけましたと言う 無言のパフォーマンス
濡れ釜 一つで お客は 亭主の心意気を感じるわけなんですよね
まあ お茶事は 亭主と正客の真剣勝負で
阿吽の呼吸で うまくいったときは
達成感は半端ないでしょうけれど
なかなか そんなお茶事には出会えませんね
それでも お茶事は楽しい
今月は あと2回
来月は クリスマス茶会に干支送り
31日は誰も来てくれない 一人除夜釜
一人でお茶点てて年越しです
今年もあと1か月半 コロナで中抜きになりましたけれど
お茶で遊ばせてもらってます