大雪で 先週お休みしたので
今週は もう1週 四ケ伝のお稽古をいたします
皆さんそれぞれ ノート片手に ・・・教科書がありませんので
見て覚えるだけ
それでも 違いを覚えておくと 楽です
なぜそうするのか ・・・
何故 双清するのか
何故 茶筅を建水の肩に移動するのか
前に 研究会でどうしてそこに置いたの ?
と先生に尋ねられて 茶筅が汚れたから と言って
先生に 駄目だしされた方がいらっしゃいました
何故 揉み手をするのか
うちの先生は 揉み手と言わずに そうせい(双清)とおっしゃいました
掌を合わせて 中に空洞を作り そこに露を落として清めると
細かく 手前の流れをメモしても
最終的に 何処をどう見ればよいのか 頭に入りずらい
それぞれの違いをメモしたほうが 覚えやすいとおもいますけれど
お点前する前に さらっと見れば それで大丈夫です
1週間お休みだったので
孫ちゃんと 猫ちゃんに破られた 障子を直して
大炉 出しました
灰がたくさんいります
最近 薪ストーブを炊いていないので 不足気味です
一応 大炉のお道具も出して
炭の準備も
1年にひと月だけの道具もあります
竹の蓋置を使うと 釜の蓋に張り付くことがあります
気づかずに 釜の中に ぽちゃんと ・・・
それで 十三軒さんの大蓋用の蓋置を出しました
後炭に使う焙烙 焼き物の灰匙 香合は節分で仁清写しの鬼
釜の蓋が大きいので 水次は薬缶です
筒茶碗 右から
高麗 狂言袴
高麗 砂手御本
萩 野坂康起
伊賀 谷本洋 風の声
塩釉 安食ヒロ
土物が好きなので
絵付けのお茶碗が あまりありません
高麗は こんな箱に入っています
これは遠州流さんの箱で 底が二重 丸紐
本桐で 時代がついています
古い木札も
箱とか 箱に書いてある書体 付属品
そういうものも 楽しみの一つですけれど
美術館では あまり並んでいませんね
不昧公展の時も 県立は 箱はほとんど出ていなくて
田部美術館は 箱が並べてありました
とても親切
余談
この時 県立の図録に 丹波の生野の茶入れが出ていたのに
本体がなくて がっかりしたら
田部美術館に出ていました
そんなことって あるんですね
生野は湯来美術館蔵の茶入れです
立ち姿のきれいな 端正な和物茶入れで
小さな耳がついています 大好きな茶入れです
東京の茶の湯展でも お目にかかりましたし
県立に来ていた時は 何度も見に行きました
この時のお気に入りは
加賀光悦と堅手の長崎
今でも目に浮かびます ・・・