毛に生はし 貝が窪田の 泥をなめ
ここまでは オリジナル
田一枚 植えて立ち去る 柳かな
是は 奥の細道の中で読まれた 松尾芭蕉の句です
芭蕉は 西行さんゆかりの遊行柳 (栃木県那須町芦野宿) を見て
この句を詠んだという事ですが
西行さん縁の 同じ場所で しばし 西行法師に思いをはせているうちに
いつの間にか 田一枚 田植えが終わっていた という事かな ?
結構な時間だと思いますけれどね
今も昔も 西行法師さん 人気がありますね
桜の歌が多いですけれど
時期の花 藤の裂地です
花は 燕子花
八つ橋 伊勢物語の世界ですね
京都のお土産の八つ橋にも 燕子花と八つ橋の絵が描いてあります
唐衣 で 始まる歌ですけれど 唐衣という銘のお菓子も この時期多いです
アヤメは畑でも大丈夫ですけれど 燕子花の栽培は水の中で
原種がなかなか手に入らなくて これは 交配させた品種の燕子花です
花入れは染付の鯉耳 真の花入れになりますので 敷板は矢筈です