カナディアンロッキーの思い出写真がようやく戻ってまいりました。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で撮りためた写真は440枚!そんなに撮ったかしらと我ながらビックリ!
しかし復元された画像をパソコンに取り込み見てみれば、なんとお粗末な写真ばかり。
復元の過程でなにか色の変化が起こったのではないかと疑いたくなるほど。
こんな写真の復元に2万数千円もかけたかと思うと自嘲せざるをえません。
が、それはそれ!どんな画像でも思い出写真には違いありません。
良く撮れた写真を数枚織り交ぜながら、できるだけ簡潔に且つ私流に旅記録を綴ってまいります。
ただし覚えている範囲で(苦笑)。
13日、およそ10時間のフライトを終え、カルガリーに到着、ツアーリーダーKさんの出迎えを受けました。
そこには別のグループの出迎えにいらしていた2年前のツアーリーダーIさんの姿もあり、
嬉しい再会を果たしました。その節は本当にお世話になりました。
彼の存在が私を再びカナダへ引き寄せたと言っても過言ではありません。
この小型バスが今回のツアーの移動手段です。
カナディアンロッキーの最高峰Mt、ロブソンを目指して、ヨーホー、バンフ、ジャスパーの
3つの国立公園を南から北へ、北から南へ縦断する贅沢欲張りな山旅の始まりです。
カルガリーから、初日から2連泊のカナナスキスのホテルへ。
フライトの疲れを癒してくれる居心地の良いのホテルと周囲の美しい風景!
これから始まる旅への期待が膨らみます。
<DELTA LODGE AT KANANANASUKIS>
翌日6月14日 いよいよこの日から本格的ハイキングです。
旅の前半は天候がコロコロと変わり、春夏秋冬全てを体験したようなそんなお天気でした。
この日の天候はまずまずでした。
午前中は白い幹を持つアスペンの森を抜け、Mt.ヤムナスカ(2240m)のショルダー部分まで登ります。
”ヤムナスカ”とはカナダ先住民の言葉で「平らな面を持つ山」という意味ですが、山頂が平らなのではなく、
南壁が高さ300mの垂直な絶壁になっていて、ロッククライマーの聖地となっています。
<第2展望地よりマウント ヤムナスカス南壁をのぞむ>
目的地(第2展望地)到着、山の裾野には広大なアスペンの森が広がります。
秋になるとこのアスペンの森は一斉に黄葉し、黄色い絨毯を敷き詰めたようになるそうです。
そんな風景を是非見てみたい!秋にまた訪れてみたいカナディアンロッキーです(夢です!)
カナディアンロッキーの代表的な高山植物、イエローレディーススリッパです。和名はアツモリソウ。
このトレイルはロッキーの中でも雪解けが早く訪れ、日本では見られない花々が次から次へと咲き、
花好きにはたまらないコースとなっているそうです。
カナディアンロッキーの花々は最後に「動植物編」としてまとめてみたいと思いますので、今は小出しです(笑)。
午後は再び車に乗り移動、湧き水の流れるメニー・スプリングスを周回するハイキングです。
ここにも沢山のお花が咲いていました。
<ウエスタン・ウッド・リリー>
またこの湖の周辺にはビーバーが生息していて、ビーバーダムがいくつもできていて、
運がよければビーバーに会えるかもしれません。(夜行性です)
ビーバーはカナダ5セント硬貨の図柄にもなっています。私は言われてはじめて気付きました。
だって熊だと思っていましたもの。
湖からは北方向に、午前中ショルダーまで登ったヤムナスカの大岩壁を望むことができます。
向かって右側の岩山です。
14日のハイキングはここまで。お天気はやや下り坂、驚いたことに夕方には雪がチラチラ。
さ~翌日はいかに?
続きます。