須賀しのぶの「革命前夜」「神の棘」とシビアーな本を立て続けに2冊読み(厳密には3冊)、
心が重たくなった。次は優しいほのぼのとした癒される本が読みたい!
そこですぐに頭い浮かんできたのが、作家小川糸さん!
今までに「ツバキ文具店」、「キラキラ共和国」、「針と糸」、「ライオンのおやつ」などを読み、
心がほんわか、優しい気持ちになり癒された。
そこで何にしようかといろいろ考えた末、選んだ本は「リボン」。(図書館本)
>少女(ひばり)と祖母(すみれちゃん)の固い絆が卵からオカメインコをふ化させる。
二人はリボンと名付け可愛がって育てるが、ある日リボンは二人の元を飛び立ってしまう。
リボンと出会った人々はリボンに心を寄せ、小さな1羽の小鳥が彼らに勇気と生きる力を与えていく。<
リボンは人々に幸せと勇気をもたらす青い鳥、いえ黄色い鳥。
子供を亡くし、生きる気力を失くしてしまった人を蘇らせ、
ある時は余命いくばくもない孤独な挿絵画家の心の支えとなり、
またあるときは最愛の母を失った家族に前へ進む勇気を与える。
全ての登場人物がこの小鳥リボンによってつながれていく。
一方「ひばり」と祖母「すみれちゃん」にも大きな変化がやってくる。
ひばりが探し続けるも、リボンは見つからず、祖母はあの世に旅立っていく。
就職をし、様々な経験を積んだひばりがすみれちゃんの散骨のため訪れたベルリンで、
最後に出会うものとは?幻想的な描写に吸い込まれ心がほっこり。やっぱり小川糸さんはGood!
この作品との連作で、小鳥リボン目線で書かれた「つばさのおくりもの」も是非読みたい。
コメント欄は閉じています。