来年のことを言うと鬼が笑うかもしれない。
が、ふと考えてしまった。来年の年賀状はなんて書けばよいのだろうかと。
今年の年賀状には多くの方々が昨年の自然災害の多さ、被害の甚大さをあげ、
今年こそは災害のない穏やかな年をと願ったはずなのに。
穏やかどころか、新型コロナウィルスという未知のウィルスに脅える日々となってしまった。
そして再び台風の季節がやってきた。今回の台風10号は最大級の警戒が必要とのこと。
やってくるたびに毎回のように「今までに経験したことのないような」という枕詞がつく。
新型コロナウィルス、熱中症、そして大型台風と息つく間もなく次々とやってくる災難。
この大事な時に安倍総理の辞任で政界もバタバタ。日本丸はどこへ行くのか。
そんな中、先日、私は暢気に友人とゴルフを楽しんだ。
とても暑い1日、汗だくになり我ながら70代のおばあさん3人、よくやるわ~とあきれる始末。
コロナ禍でもゴルフ場は大盛況。いや、コロナ禍だからこそかもしれない。
密にならない安全なスポーツとしてゴルフが見直されているとも聞く。
そのせいか平日にも関わらず、お若い方、初心者が多く、ハーフ3時間オーバー。
待ち時間が多い分、どうしてもお喋りも多くなる。
プレー中はマスクを外しても良いことになっているけれど、私たちは食事時以外はしっかりマスク着用。
優等生の高齢者だと自負している。女性高齢者は危機意識が高い。
こうして暇な時間を趣味に有効に使える自分たちの世代は幸せだと思っている。
仲間の一人が65歳以上入居のセレブな高級高齢者マンションに住んでいる。
そこでの会話。80歳の方が70歳の彼女に仰ったそう。
「貴女はいいわね~まだお若いから。80歳過ぎて好きなことのできない生活なんて、生い先短いのに」と。
しかしその話を聞いて私たちは思った。その80歳のおばあさんも含めて私たちは恵まれていると。
70年、80年まで生きて、もう十分好きなことをして人生を楽しんできた。
勉強もやりたいだけやれて、青春も謳歌、恋愛も結婚も子育ても旅行も普通にできた。
それを思うと今の子供たちは可哀そうでならない。一度しかない学校学生生活。
運動会も合唱祭も文化祭も修学旅行もないらしい。
集団生活で学ぶ何かが欠けてしまうのではないだろうか。楽しい思い出をどういった形で残すのだろう。
折角一生懸命勉強して合格入学できた学生も、入学式すらなく、友人もできない。
サークル活動も飲み会も禁止(実際はやっているのかもしれないけれど)。就活もままならず。
大学2年生の孫娘は9月からのアメリカボストン留学が中止となって涙を流した。
大学4年生の孫娘は就活に一苦労。何とか決まったが第一希望であったかどうか。
私は今の生活に不満をいうのは止めようと思う。
むしろ生活への影響の少ない高齢者であることに感謝し、コロナ禍のこの時を有意義に過ごしていきたい。
そして若者よ!コロナなどに負けないで。必ずややってくる明るい未来へ前進!