今日は防災の日!関東大震災が発生して今年で丁度100年になります。
私の世代ではもちろん、防災の日が9月1日であることの由来を知らない人は居ないでしょう。
しかし先日のニュースで関東大震災を知っているかとのネットの調査で、
半数に近い人が「知らない」と答えたそうです。若年層ほど理解していない人が多かったようです。
孫たちに聞いたことはありませんが、おそらく9月1日がなぜ防災の日なのか知らないでしょう。
そこで私は思うのです!防災の日の変更を。3・11を防災の日にしてはどうでしょうか?
あの痛ましい惨劇は若い方々にも大きなショックを与えたことでしょう。
防災の日は災害について認識を高める日です。
防災用品の点検、家族での話し合いなどなど、若年層にも真剣に取り組んでほしい。
そのためにも誰もがまだその記憶が新しい東日本大震災の発生した3月11日。
その日を「防災の日」にするべきだと勝手に思っています。
私の父は異常なほど地震を怖がっていました。関東大震災を経験しているからです。
父の話では当時東京巣鴨近辺の官舎に住んでいたようです。
大正3年生まれの父は当時9歳。5人兄弟の長男でしたので妹弟がいました。
そして父の父(私にとっては祖父)はイギリス留学中で長期留守。
父は9歳ながら一家の長として家族を守らなければならず、必死だったとか。
父は地震が起こると、すぐに雨戸をガラガラと開けていました。そして松の下に逃げろと。
それは関東大震災の恐ろしい体験から来ているようで、地震により雨戸が開かなくなり、
逃げられなくなる、家に閉じ込められる、余震で家ごと・・・・・。
また雨戸は地震後、外で寝なければならなくなり、地割れに落ちないための敷物となったとか。
そんな話を聞いたことを今、思い出しています。
いつ起こるか分からない首都圏直下型地震!
私たち老夫婦は兎も角として、子供たち、孫たちには何としてでも生きのびてほしい。
ただそれだけを願う防災の日です。