先週の金曜日、爽やかな小春日和に誘われ、上野国立西洋美術館で開催されている「モネ 睡蓮のとき」を観てきました。
娘から9月のお誕生会の会食でもう一つのプレゼントとして前売券をもらっていました。
夫は前日に行き、混んでるよ~と。覚悟はできていましたが、ま~ビックリ!大混雑です。
チケットを既に持っているにもかかわらず、入館まで1時間かかりました。
当日券売り場も長い行列でしたので、その方たたちはおそらく入館まで2時間はかかったでしょう。
これから行かれる方はチケットはオンラインで事前購入されることをお勧めします。
私は午前中の方が空いているだろうと午前10時には列に並びましたが、既に長蛇の列。
観終わり館を出たのが12時半。その時は、あら!入館までの何重もの行列はきれいに解消されていました。
皆さん、午前中に鑑賞、その後ランチという流れがベストと思われるのでしょうね。
実際はその反対が良いのかもしれません。早めのランチをして、皆のランチタイムを狙って入館する。
今後行かれる方の参考になさってくださいね。
さて音楽と同じく絵画に深い知識があるわけではありません。
が印象派の画家には魅かれるものがあります。
もちろん館内も大混雑。絵に近づいて鑑賞することはかなり困難です。
私は石田ゆりこが語る音声ガイドを650円でレンタルし、少し離れた所から観賞しました。
まず今回のモネ展で私の画家モネの絵に対する印象が少し変わりました。
モネと言えば淡い色合いでブルーを基調とし、優しいタッチの絵というイメージを持っていました。
モネは妻や長男の死、第一次世界大戦、そして画家にとっては致命的ともいえる白内障に苦しめられます。
その影響か、晩年のモネの絵は筆使いも荒く、叩きつけるような躍動感があり怒りに似たものさえ感じました。
しかしそんな絵も少し離れ、じ~っと静かに鑑賞することでその絵の中に優しい睡蓮が浮かんでくるように思えました。
<一部屋のみ写真撮影OKでした>
<前庭のロダンの彫刻 地獄の門>
<考える人>
<カレーなる市民>
グッズ売り場も大変な混み様でしたので、何も買わずの館を出ました。
軽食をとり、折角上野に来たのだからもう一件、美術館、博物館を巡りたかったのですが、疲れました。
午後2時、モネ展の余韻に浸りながら家路のつきました。よい一日でした。
やはりモネは人気がありますね。私も大好きです。優れた功績を遺した芸術家は苦労したり数奇な運命を辿ったり、本当に全て良しでないことが多いですね。それ故、素晴らしい創作が出来たのかもしれません。私も美術館に行くと、何らかグッズや図録を買っていましたが、今は物を増やさない日々、目に焼き付けて帰ります。パスタが美味しそうです!
なおとも
このような展覧会が有りますとよく広島からでも出かけておりましたが 今は行けない自分が情けないことです。
夫に言わせれば「行けばいいのに・・・」って簡単に言いますがとてもとても・・です。
入場券ゲットも大変そうですよね。
モネの見たこともない絵筆のタッチの睡蓮とか、めずらしい絵もカメラOKだったのですね。
見せて頂いて嬉しいです。
全くその通りですね。順風満帆な芸術家、音楽家なんていません。
なおともさんが仰る通り、その苦節が素晴らしい芸術を生み出しているのでしょう。
それを思うと私たちも辛いことがあっても、それは決して負にはならないと思いたいです。
どこもかも人でいっぱいでしたが、お天気も良く気持ちの良い上野での半日でした。
その筆のタッチが今までイメージしていたものとやや違い、驚きました。
yasukonさん必見ですよ。
首都圏にはお嬢様たちもいらっしゃるのですもの、是非御上京ください。
カメラOKは1室だけでしたが、撮影できて記念になりました。
芸術の秋を堪能された喜びが伝わりました🎉✨😆✨🎊
ジベルニーのモネの庭を訪れたときに、(日本人から見れば普通の)淀んだ池なのに、数々の名画が生まれたのは、きっとモネの心の風景だったのだと思いました。館を巡りながら、モネの家族の幸せを感じられたのが記憶に残っています。
アーティゾン美術館の睡蓮をず~っと離れた位置で見るのが一番好きな睡蓮です。
そのタッチは違えども睡蓮一つ一つにモネの思いが込められているんでしょうね
目が悪い、耳が聞こえないなどの不自由を乗り越えて素晴らしい作品を作り出した芸術家のすごさを
改めて思いますね
上野の展覧会はいつもどこも人の多さに驚きます
先日も興福寺の阿修羅像前でゆっくり眺ながら
上野での大混雑の様子を思い浮かべ嘘のようねと話した事でした
まさに芸術の秋にふさわしいプレゼントですね。
今回の展覧会はモネの晩年の作品に焦点を当てたものだそうですね。
晩年の作品はパリのオランジュリー美術館で見ました。
モネ晩年の作品を飾るために美術館を改装したそうで、ゆるくカーブした真っ白な部屋に巨大な絵が数枚飾られていて、あまりの美しさに部屋の入り口で
感嘆の声を出してしまいました。
もう目が見えなくなっており、池なのか睡蓮なのか風にそよぐ緑か、または風そのものなのか、
すべての色彩が混沌としており、でもさわやかな空気感が感じられるという作品群でした。
もう一つ忘れられないのが瀬戸内海・直島の地中美術館の睡蓮。
こちらは真白なモザイクタイルを敷き詰めた白い部屋に2枚だけモネの睡蓮が飾ってある。
部屋へは靴を脱ぎはだしで鑑賞します。
印象深いモネの睡蓮の思い出を大事に、今回はパスしようかと思っています。
混んでいる様子を知り、ちょっと怖気づきました。
フランスパリは40数年前在独の折何度か訪れているのですが、
常に小学校低学年の子連れであったせいか、ルーブル以外はよく覚えていません。勿体ないことです。
>きっとモネの心の風景だったのだと思いました。
同じ風景の絵が何枚かありましたが、全て色合いが違い、まさにモネの心の風景だったのですね。
画家として白内障は致命傷。しかし当時今のような手術ができれば、モネの絵もまた変わっていたかもしれないと、
白内障の手術をした私は思いました。
興福寺の阿修羅像、私もゆっくり鑑賞できました。
上野の美術館、どこもいつも混んでいますよね。
その気になれば何でも見聞きできる東京ですが、その気がなかなか起こりません(苦笑)。
もう私としては何も言うことがありません。
さすが美術に造詣が深い銀河さんと感心しました。
フランスパリは40数年前の在独時代、数回訪れてはいるのですが、
いつもちょろちょろする子連れで、どこへ行ったかもよく覚えていません。
オランジェリー美術館、直島の地中美術館!銀河さんのコメントでモネの睡蓮がmに浮かぶようです。
素敵なコメントありがとうございます。