夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

8ミリカメラ ELMO C300 ファインダーを掃除する

2020-02-04 11:19:04 | Weblog
昨日思い付いたファインダーの曇りとゴミの掃除です。掃除するのは鏡筒の奥ですがここを分解するにはカニ目レンチが必要。買うまでもないので手持ちの材料でなんとかします。

有り合せの材料で作ろうと思いましたが昨日洗車で大流血戦があったので金属工作で怪我をするといけないので工房の中で解決しましょう。目の前に先の尖ったピンセットがありました。これを加工すればいけそうです。先端を曲げました。


こんな具合です。


うまいこと引っ掛かって回すことができました。


この道具では壁に当たるのでクルクル回すのは無理ですがそこは工夫して解決しました。


汚れているのはこのピントグラス(?)です。裏側もゴミがあるみたいですがそこまで分解すると再起不能になりそうで断念。


レンズクリーナーと綿棒で入念に掃除、ブロワーでゴミを吹き飛ばして組み立て。と簡単に書きますが毎度細かい作業は苦手です。


清掃完了。


余っているワイドコンバーターを付けました。こうしておかないと行方不明になります。


おっと、このネジを忘れてた!


これでこのカメラは使える、というわけにはいきません。露出計の電池の問題が残っています。友人に返したC300は簡単なアダプターを作ってアルカリボタン電池3個を入れるようにしてやりましたが、それだと電圧が規格上4.5Vで正規の3.9Vを大幅に超えてしまいます。
これはこのカメラ入手時に入っていた推定50年前の電池です。もちろん完全放電していて使えませんが超貴重なサンプルですぞ。


内部は1.3Vの水銀電池を3個直列にしています。


今すぐやる気はありませんが解決策はアルカリボタン電池LR44を3個直列にしてシリコンダイオードを噛ませれば理屈では0.6~0.7V電圧降下して3.9V程度になるはずです。電池の太さが合わないのはどうにでもなります。そういえばあの時予備のアダプターも作ったけど見当たりません。「その後いかがお過ごしでしょうか」
最後に電池を入れて駆動系の動作確認。終わりかけた電池ですが回りました。
コメント
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