夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

古い放送用カメラの調整過程を記録する準備

2022-10-26 22:16:10 | Weblog

工房に Ikegami HL-79E が2台ありますが、片方はまだ本気で調整してありません。

これを調整する過程を動画で記録しようと企んでいます。

もちろん私はカメラ調整に関しては全くの素人ですから、逆に参考になるでしょうし突っ込みも結構。

調整には波形モニターとベクトルスコープは必須ですがもちろん持ってます。

その画面を動画で撮影するのはコンデジを使おうと思ったのは甘い考えでした。

マクロでもピントが合わないんです。前に一台目を調整したときは静止画だけど問題なかったのに。

そこで使っていない Panasonic NV-GS70 を使うことにしました。

このカメラは一人前に 3CCD の優れものです。

撮影用のフードを新作するために位置関係を確認する必要があります。

標準信号発生器 Tektronix TSG 200 を使って

カラーバーを出して

NV-GS70 を三脚にセット、正確な位置を割り出します。

マクロモードでしっかりピントが合ってフルスクリーンになる位置が決まりました。

ベクトルスコープも位置関係は同じです。

割り出した位置関係を基にフード付きのアタッチメントを作らないと。

ここでまたひとつ思い付きました。

カメラ調整には他にシンクロスコープも必要です。

岩通の SS-5040 を持っているのでそちらもアタッチメントを作る必要があります。

幸いカメラはもう一台 Panasonic NV-GS200 という、同系統の物があるんです。

他にテスターが必要ですがもちろんあります。

以前このブログで調整過程を記事にしたとき紹介しましたが、延長基板も自作してあります。

HL-79E の調整に絶対必要なマニュアルも大切に保管してあります。

これがないと何もできません。

以上、出来ない理由はありませんので準備が済み次第やってみます。

実用可能な HL-79E が2台そろえば自慢できるかな。

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