夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

不調の FUJIFILM FinePix S2Pro を分解してみる

2022-10-30 11:28:53 | Weblog

愛用してきた FUJIFILM FinePix S2Pro がどんどん不調になってきました。

普通に撮影すると

どなたかのサイトでボディをひねると写るという記事がありました。

右手でしっかりボディをホールドして左手で上部を向こう側に軽くひねると確かに写ります。

でも症状は悪化、これじゃあ三脚撮影ができません。

こりゃあ分解して調べる必要があるとネットを探したら分解手順を PDF ファイルで公開しているのが見つかりました。

ボディをひねると写るということはコネクタの接触不良か基板の半田クラックだろうと推測して、とにかく開けてみることにしました。

カメラを分解するときはこうしてバットの中でやるのだと昔教わったことがあります。

ネジは失くさないようにケースを準備。

レンズマウントのキャップは持ってないのでゴミが入らないようにこうしてカバー。

底のネジ3本を抜きます。

電池ケースの奥のネジも。

ボディの欠片が出てきました。これだからプラは嫌いなんです。

底のケースが外れました。変な力を入れると割れそう。

電池ケースのスペーサーを抜き出します。

これで後ろの基板部が見えるようになりました。

ボディの基本構造が安っぽいプラスチックなのはがっかり。

他の機材修理でネジは何度も行方不明になって懲りていますがこれで安心。

全部同じネジで材質はスチール、ドライバーに着いてくるので助かります。

CCD ユニットから来ているフラットケーブルのコネクタが怪しいかな?

本体から完全に分割したいのでまず白いコネクタを外しました。

問題はこちらです。

茶色の部分を起せばケーブルが抜けるらしいんですが、割れそうで怖い!

ここで中断です。

現物を目を皿のようにして観察。

わかりました。ヒンジになっていて開くんです。

フラットケーブル側は

しっかりコネクタの電極と噛んでいるように見えますが、噛んでいた部分の変形が気になります。

昔、現役の修理屋だった頃、メーカー製設備で AC200V のラインに使った太いコード先端が半田揚げしてあったため、

押しネジでしっかり締め付けてあったのに半田が馴染んで変形、接触不良になり障害が発生したことがありました。

半田揚げ部をカットしてしっかり締め付けて解決したのを思い出します。

組み立てる際はフラットケーブルを奥まで挿さないで噛み合わせ位置を変えてみようかな。

その先どうなることかわかりませんが今日はここまでにしておきましょう。

コメント
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