夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

FUJINONレンズの整備完了 続いてBGVの制作

2019-06-12 15:13:53 | Weblog
血圧の薬が切れたので一ヵ月半ぶりに掛かりつけの医院へ行って診察、隣の薬局で35日分確保。


昨日手に入れた放送用レンズFUJINON A18x8.5FERD-R31ですが、HL-57に装着してフランジバックを調整、外観はともかくとして機能に問題がないことを確認しました。
気に入らないのは微調整のVR部のゴムキャップが4個取れていること。

ホームセンターに何かあるかなと思いましたが、ガラクタのレンズでこれが付いているのがあるかもとかき回したら、ありました。

でもCanonなので穴が太いんです。

相手はゴムだからなんとかなるだろうと押し込もうとしましたがそのままでは無理。手元にあったメタノールを塗って挿入したらなんとか入りました。ひとつだけFUJINONの部品取りしたレンズにピッタリのがあったのでCanon製は3個です。


ズームハンドルは他のCanonレンズに付けてあった物を失敬、そちらには自作したのを替わりに付けておきました。

これでFUJINONレンズ3本が統一されました。

昨日レンズ先端部のべたつきはメタノールで完璧に落としましたがここもべたついていたので適当に落としました。


こんなとき重宝しているのがセリアのメイク用綿棒。片側の先端が尖っているので細かい所をきれいにするのはこれに限ります。


これから昼食。午後はBGV制作の続きです。79Eの整備は雨の日に再開。

仕上げ作業中のBGVです。静止画を書き出しました。一切の加工はしてありません。
カメラはSony EDC-50、収録は90年代です。

朝霧の鏡池 戸隠連峰に朝日が当たっていますが池はまだ眠りについています。

15分後、池の対岸に朝日が差してきました。


30分後です。

この作品は2時間収録したテープから頭の30分を切り出してワンカットだけの構成です。
2時間テープで数百本風景を撮って認識したのは自然のリズムは最短でも30分ということ。これって、昔の時間の単位の一刻と同じです。夏と冬では長さが変わるらしいですが「一刻を争う」っていうのは30分程度のことです。

「何か変化はありますか?」。ビデオカメラを据えっぱなしで2時間撮っている私に訝しげに話しかけた人がいました。
ずいぶん昔、家の庭の白樺の幹で蝉が羽化して飛び去るのを観察したことがあります。「ビデオで撮ればよかった」と友人に話したら「それを早回しすれば面白いかも」。いや、そういうことじゃないんだけど。俺がその程度の人間だと思っているのかと腹が立ちました。
その蝉は私が見つけてから飛び立つまで、所要時間は約2時間。訳あって出来ませんでしたがEDC-50なら一部始終を撮れたんです。

現代の社会は物事を実時間でじっくり見るという思考は無いようです。急げ急げ急げ!早く早く早く!もっと速く!途中経過は不要、結論を急げ!
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