ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

私...

2010-09-27 19:08:01 | 日記・雑記
大人の女になりました(笑)

どうもです!千晶です(´ω`)
今日から21歳になってしまいましたー。

最近微妙な更新しかしなくてすみません(汗)

そろそろ普通のガウリナSSとか更新しますっ!
あと本当に「交錯恋愛」長引いちゃったんで、収集つけようと思います。

く、口だけにならないように頑張ります...はい(;´・ω・`)

あと絵もまた描きたいなぁー。
でも最近PCの様子がオカシイのです。そーゆーの詳しい兄に、「お前メモリー使いすぎ」って言われてしまいましたorz


...と、とにかくこれからも頑張るので、見捨てないでやって下さい(´;ω;`)

ではでは!



交錯恋愛37

2010-09-24 11:37:23 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛36」の続きです(´ω`)

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日曜日。
オレが目を覚ますと、ちょうど時計の針が11時を指していた。
「....寝過ぎた」

──ま、いいか。日曜だし別に予定も無いし。

起き上がると、カレンダーが目に入った。
...そろそろ夏休みだなぁ。
もうクーラーは手放せない季節だ。
もそもそとパジャマからTシャツとジーパンに着替えて、いったん伸びをする。

「あー、腹減ったー」
「何か作ろうか?」
「!!!?」

明らかに、聞き覚えのある声。
振り向くと、そこに居たのは...

「リナ!!」
「あはは、ごめーん。開いてたから勝手に入っちゃった」
いたずらが見付かったような顔をして、台所の方からリナが顔を出した。
「お前さん..いつから?」
「ついさっき、回覧板回そうとしたら呼んでも出てこないからさぁー。...鍵空いてるからつい」
「入ったなら起こしてくれれば良かったのに..」
「いや、ガウリイ気持ち良さそうに寝てたから...ごめん、怒った?」
寝起きで低い声のオレに、リナはちょっと焦ったような声を出した。
..これは意地悪したくなるなぁ。
「うん」
「えっ..と、ごめん」
しゅんとするリナに、ちょっと罪悪感。
「んー、じゃあ、飯作ってくれたら許す」
笑って言うと、リナもホッとしたように笑った。

「よっし、唸るほど美味しいの作ってやろうじゃないの!冷蔵庫の中身使って良いの?」
「おー。楽しみだなぁ」
素直に楽しみだ。
ふと窓を見ると、外は日の光できらきらと輝いていた。


「...うまい!」
「でしょー!これ隠し味に玉ねぎ入れてるのよ」
「なるほど...だからこの爽やかな後味...」
リナのハンバーグはうまい。
あ、でもこの前アメリアからもらったクッキーもうまかったなぁー..。

「..ねぇ、ガウリイ」
「うん?」
口のなかにハンバーグを詰め込んだまま振り向くと、リナは少し思い詰めたような顔をしていた。

もぐもぐもぐもぐもぐ...ごくん。
「どーした?」
「ガウリイってさ...」
「おう」
「.....アメリアと、キスしたこと、ある?」

ぶふぉっ!

オレは盛大にスープ皿に顔を突っ込んだのだった。


続く

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次回もリナのターンです(´・ω・`)


考えてみた。

2010-09-22 00:58:22 | 日記・雑記
最近ぼーっと考えてみたんですが、『ゼロシル』ってDOですか!?←

前髪ぱっつんコンビで、お互い恋愛感情無くても面白いと思うのです(´・ω・`)

シルフィールさんがガウリイを好きな切ない気持ちを知って、面白がって近付くゼロス君...とかね。

どーやっていつ出逢うかとか全く考えてないですけど(笑)


...最近むやみにシルフィールに萌えている千晶でした。
むむむ、ガウリナの普通のSSとかも書きたいんですが、ネタ切れ気味ですorz



交錯恋愛36

2010-09-20 20:06:25 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛35」の続きです(´ω`)

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あたしはむしゃくしゃしていた。
...あんな奴にふぁーすと鼻の頭きっすを取られるなんて...!

ゼロスの考えている事が全く分からない。
面白がってるだけのようにも思えるが...。

「とりあえず、唇は守れたから良かったものの...」
アイツには近寄らないようにしなければ。

...というか、そーいえば。
「まだ、ゼルとキスした事ないのよね...あたし」
なんか、「そーゆーの」ってあんまし想像つかない。
「だって、ついこの間まで...友達だったし」

考えながら歩いていると、唐突に呼び止められた。
「リナさん危ない!」
「へ?..あ」

ふと気が付くと、目の前に電柱。
「...あっぶなー」
「危うくぶつかる所でしたよ?」
にこり、と優しく笑って彼女はあたしに駆け寄った。
「シルフィール。..ありがと」
「いえいえ..何か考え事ですか?」
「あー..うん、ちょっとね」

歯切れの悪い返事にも、彼女は特に気にした様子もなく微笑んで見せた。
「リナさん..今お暇ですか?」
「?..うん。今から帰るとこだったし」
「じゃあ、ちょっとそこの喫茶店でお茶しません?」
彼女の珍しい申し出に、あたしは特に断る理由もない。

「いーわよ」


二人で近場の喫茶店に入る。
とりあえずケーキセットとチョコレートパフェ。
「...よく食べますね」
「そお?」
驚いたような彼女に、あたしは笑って生クリームを頬張ってみせた。

「...ねぇリナさん。リナさんには、恋人っていらっしゃいます?」
いきなりな質問にちょっとびっくりしたが、あまり気にしないで返答する。
「んー?いるわよ」
ちょっと緊張した様子で、彼女は椅子に座り直した。
「その相手は...ガウリイ様、とか?」

あたしは一端チョコレートの塊を呑み込んで、それから顔を横に振った。
「違う違う、大学の人よ」
あたしの答えに、彼女はホッとしたように息をつく。
...というか、ガウリイ「様」って..。

「私...ガウリイ様が」
「好きなの?」
「!」
驚いたような顔をするシルフィールに、あたしは苦笑した。
そりゃ分かるって。

「協力...してもらえませんか?」
「ガウリイ、彼女いるの知ってた?」
「はい。本人から聞きましたので..」
彼女を見詰めると、彼女は見つめ返してきた。
「ごめん。アイツの彼女、あたしの親友だから..」
「そうなんですか...」
ちょっと残念そうな顔をしたけれど、彼女は笑った。
「すみません、突然変なお願いしちゃって...」
「ううん。....諦めるの?」
「...いえ。だって、好きな気持は変わりませんから」
「....」

シルフィールの目は真っ直ぐだった。
──ああ、本気なんだ。

何故だか、胸がずきりと痛んだ。


続く

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次回に続きます(`・ω・´)b


交錯恋愛35

2010-09-18 21:39:01 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛34」の続きです。
遅くなってすいません(汗)

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俺はイライラしていた。

...何故か、アメリアが俺を避けている。
何か気に障るような事をしただろうか。いや、身に覚えは全くない。
...よく分からんが、面白くはない。

からん。

「いらっしゃいませ」
客が来ると機械的に笑顔を浮かべて頭を下げる。

「あ、わたし行きますね..っ」
ちょっと緊張したような声を出して、アメリアが客に水を出しに行く。

朝からこれの繰り返しである。

「...おう」
俺は小さく言ってアメリアに背を向けた。
切れたコーヒー豆を取りに行く為だ。

──俺が一体何をした?

頭を掻きつつ倉庫に向かう。

「ゼルガディスさん」
呼び掛けられて振り返る。
「アルフレッド...」

呼び掛けてきた当人は、無駄に明るい声を出した。
「アメリアと何かあったんですか?」

「...何故?」
「いえ、今日は二人とも喋らないなぁ、と思いまして」
にこにこと言う男に、俺は心の中で小さく舌打ちした。
...アメリアが俺を避けているのは、まさかコイツが原因じゃないだろうな。
「知らん。アイツが勝手に俺を避けてるだけだ」
冷たく言うと、相手は少し驚いた顔をした。
「...てっきり喧嘩でもしたのかと」
...どうやらコイツが原因な訳ではないらしい。
「喧嘩だったら何だって言うんだ」
ため息をつきつつ言うと、アルフレッドは笑った。
「僕が慰めてあげようかと」

俺はまた頭を掻いた。
「やめとけ」
「え?」
「...アイツには男がいる」

とりあえず、忠告しておく事にした。

「...それが貴方っていう話ですか?」
すぅっと冷たい目をするアルフレッド。声が一オクターブ下がったような気がする。

...なんとも分かりやすい奴だ。

「違う。..アイツの大学の先輩だ」
「....へぇ」
アルフレッドは驚いたように目を見開いた。
「ま、そーゆー訳だ」
俺はそのまま倉庫のドアノブに手を掛けた。
もう話す事はない。

「僕は諦めませんよ」
背中に聞こえた声に一瞬体が固まった。
しかし何も聞こえなかったかのように中に入る。
コーヒー豆はブレンドだった筈だ。

──嗚呼、面白くない。


続く

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つ、次はリナのターン!