ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

交錯恋愛14

2010-06-28 18:51:48 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛13」の続きです(´ω`)

-------------------------


一日が今日も始まる。

朝食を食べ終えたあたしは鏡の前で素早く歯を磨いて髪をとかす。
...うん、本日も変わらぬ美少女っぷり。
ああっ、そこ!白い目で見るな!!

...そんなわけであたしはサンダルを履いて家を出た。
少し歩いてアパートの階段を降りる。

たんたんたんっ

「お」
「あ、おはよう」
後ろから声がして、振り向けばガウリイだった。
...最近稀にこーゆー事があるのだ。

「おはようさん。朝飯ちゃんと食べたか?」
「食べたわよ」
隣に並んで歩き出すあたしたち。
「えらいえらい」
何故か頭をくしゃりと撫でられる。
「あなたね...」
「あ、すまん。なんか癖で..」
ジト目で睨むと、笑って頬をぽりぽり掻いた。
なんだか世話焼きなお兄ちゃんが増えたみたいである。
でも、そんなに嫌じゃない。

「そーいえば、明日デートらしいわね」
「お、知ってたのか」
「あたしの情報網を舐めないでほしいわね」
「アメリアだろ?」
「まーね」

並んで歩くと、背が高過ぎて見上げるしかない。
...決してあたしが低すぎる訳ではない。うん。
「どーゆー予定?」
「えーっと...忘れた」

こけっ

あたしは盛大につんのめった。
「大丈夫か?」
「あなたね!何そんな大事な事忘れてんのよ!!」
「いやぁ、ははは」
照れたように頭を掻くガウリイ。
「いや誉めてないから」
「うーん、でもなぁ。いつもアメリアに任せてるから」
「たまには自分で計画たてなさいよ!」
「うーむ...」

小首を傾げて考え込むガウリイを見ながら、なんだかとても不安になった。
「よくそれでフラれないわねー」
「そこら辺は今んとこ大丈夫だぞ」
笑顔で言うガウリイに力が抜ける。
「今んとこって...」

友人の彼氏、しかも年上男性だが...ものすごぉくスリッパでひっぱたきたくなったあたしなのであった。

続く

------------------------
ガウリナのたーん!


あっついよ~!

2010-06-28 13:38:10 | 日記・雑記
どうもこんにちは、千晶です(´ω`)

交錯恋愛滞っててすいません(汗)

なんだか最近めちゃくちゃ暑いですね~。
しかも湿気多いので汗だらだらですよ奥さん!

そして迫り来る期末試験とレポート課題の締め切り...。
7月入ったら更新頻度低くなりそうでありますorz

でも頭の中はいつでもガウリナ!
大好きです(*´∀`*)
長編以外の小説や絵の練習も頑張りますよー♪



はがれん。

2010-06-26 00:34:49 | 趣味
どーもこんばんは!
どうやらハガレンが最終回を迎えたみたいですね~。
ハボックさん溺愛なわたくしとしては、最後が気になって気になって仕方ないところなんですが・・・

コミック出るまで我慢!!

わーん、どうなるんだろーか><
出来れば皆生き残って欲しいです。
兄弟には幸せになって欲しいなあああ。

とりあえずもっとハボを出してくれ←

そんなわけでスレイヤーズまったく関係ない話でした^^;




交錯恋愛13

2010-06-25 18:45:22 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛12」の続きです。

連続アメリア視点!...ってゆーかいちいち視点毎回変えるのめんどくさくなって来ました←

-------------------------


「お、疲れ様です...」
わたしはふらふらになってバイト先を出た。
空を見上げればオレンジ色。
...日が長くなったなぁ。
夏を感じて少しだけ切なくなる。
「あんたもアガリか?」
誰かにぽん、と肩を叩かれて振り返る。
「ゼルガディスさん」
「相当お疲れのようだな」
「はは...色々ご迷惑おかけしました」
ぺこり、と頭を下げる。
実際、新人とは言え今日は彼に迷惑をかけまくった。
コーヒー豆は間違えるし、皿は落とすし(割れなかったけど)、えとせとら、えとせとら...
我ながら自分の使えなさに泣きたくなる。
「..まぁ、初日なんて皆そんなもんだろう」
「はぁ...」
店長さんやゼルガディスさんはあんまり怒ってなかったけど、他の人はどうかしら...。
あうっ..
彼はちょっとため息をついて、腰に手を当てた。
「そんな事でそんなに落ち込んでたら持たないぞ。...次もあるんだから、その時に挽回してみせろ」

その時。
今まで無表情だった彼がほんの少しだけ微笑んで見せたから。
わたしは、本当に、本当にちょっとだけ...どきりとしてしまった。

「..は、はい。次頑張ります!」
とりあえずガッツポーズで答える。
「うむ...」

そして、また二人で並んで歩き出した。
「ねぇゼルガディスさん」
「うん?」
「貴方がリナの恋人で良かったわ」
「そうか...?」
「ろくな男じゃなかったら成敗してやろうと思ってたから」
「..怖いなそれは」
「わたしはリナを傷付ける人は誰でも許さないんです。..親友だもの」
「肝に銘じておくよ。...それにしても世間は狭いな」
「そうですね。バイト先にゼルガディスさんがいるなんて考えても見なかったわ...それに、ガウリイさんはリナと同じアパートに住んでるらしいし」
「あんたも知らなかったのか?」
「わたし、男の人の家に行くのとか禁止されてるから...」
「厳しい家だな」
「でも、そーゆー事に厳しい以外はわりと甘いですよ。うちの両親」
「ふむ...まぁ、あんたに不満がないなら良いと思うが」
「そうですね..」
「...じゃあ、俺はこっちだから」
ゼルガディスさんはわたしの帰り道とは逆方向を指差してみせる。
「あ、はい。お疲れ様!」
「お疲れさん」
彼は肩をコキコキ鳴らしながら去って行った。

...不満がないと言えば嘘になる。
でも、わたしは家族が好きだ。
それは嘘じゃない。

わたしは、なんだかもやもやと色々考えながら、家路に着いたのだった。


続く

-------------------------
あれぇ、なんかシリアスになってきちゃったなぁ(´д`)←


交錯恋愛12

2010-06-25 18:45:16 | 交錯恋愛(4人組長編/完)
「交錯恋愛11」の続きです!

--------------------------


「ゼルガディスさんじゃないですかぁぁ!!!」
わたしは思わず大声をあげて目の前の人を指差してしまった(失礼)。

「ああ...一週間ぶりだな。とりあえず、その指差すのやめてくれ」
ゼルガディスさんは額に手を当てて言った。
「あ、ごめんなさい」
慌てて手を口に当てる。指差すののもそうだし、大声まで出してしまった。

「ま、それは良いとして、あんた、頼まれた豆どれだか分かったか?」
「それが、種類がありすぎてどれがどれだか...ブレンドなんだけれど」
わたしは正直に白状した。
...これは覚えるのが大変そうだ。
「だろうと思った。最初は皆そう言う」
ゼルガディスさんはそう言いながら一番手前にあった袋を手に取った。
「このオレンジ色のがブレンドだ。他はまぁ、後で教える」
「よろしくお願いしますっ!」
わたしは勢い良く頭を下げた。
ごんっ
「はうっ」
痛い...。頭を下げた拍子に前にあったテーブルに頭をぶつけたのだ。
「...大丈夫か?」
「なんとか...」
涙目になって顔を上げると、ゼルガディスさんは後ろを向いて震えていた。
...笑いを堪えてる?

「..ごほん。じゃ、店長んとこ行くぞ」
「あ、はい」

そんなこんなで、わたしのバイト一日目は始まったのであった。


続く

------------------------
今回短いですね(´・ω・`)