ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

唇の温度(ガウリナ)

2015-08-29 17:11:21 | スレイヤーズ二次創作
どもですあきらです!
早速いくつかリクエスト頂きまして、ありがとうございます^^*
というわけで早速消化!

twitterでお世話になっているANNAさんから、ガウリナSSで、テーマに『唇で感じることのできる互いのぬくもり』という素敵なリクエストを頂きました~。ありがとうございます!

そんなこんなで、以下なんとか妄想して出来たSSがこちらです。↓↓

------------------------------------------------
 ガウリイはキス魔だった。
 これを知ったのはごくごく最近の事で、なにしろ彼が「旅の連れ」から「恋人」という存在に変わったのがつい最近なのだ。
 彼はずっと前から大切な「相棒」だったけれど、それ以上の関係になることは、なんとなく以前から予感していた。たぶんそれはガウリイもそうだったと思う。

 ――そして、それはしばらく経ってから現実になった。

 二人きりで居ると甘い空気がふわりと漂う。以前ならわしゃわしゃと撫でられていた髪を、今の彼は優しく手で梳いてくれる。今までに見たことの無かった表情を、ちらりと見せられてどきりとすることが増えた。
 ……そこまでは良いのだ。そこまでは。

 ちゅっという軽い音と、掠めるようなくすぐったい感触。思考の海を漂っていたあたしは、それによって現実に引き戻された。
「リナ、考え事かー?」
 のんびりとした声でそう尋ねてきたガウリイは、にこりと笑って、口づけていたあたしの手首から手を離した。
「……もー、それくすぐったいからやめてよ」
「えー?」
 勝手に脱がされていた片方の手袋を、これまた勝手に嵌められて、あたしはその手で彼の額にでこぴんをおみまいした。鈍くて小さい音は宿の部屋には響かない。

 ガウリイはキス魔だった。
 しかも、口と口だけじゃなくて。額とか瞼とか、腕とか背中とか、首筋とか、頭とか、よく分からない所にまで唇を落とす。時には服の上から。その度に、あたしはどう反応して良いのか分からなくて、少し居た堪れない気分になるのだ。
 それも、夜そーゆー雰囲気の時にすると言うならまだしも、昼間に何の気なしにしてくるから困るのだ。
 まるで、挨拶の延長線上みたいな顔をして。
 ――下心が、あるのか無いのか。そういうの、悟らせないのがこんなに上手かったなんて。
 ……あたしはこの相棒を少し甘く見ていたかもしれない。

「ねえ、それ癖なの?」
「何がだ?」
「……その、変なとこにキスしてくるやつ……」
 内容が内容なだけに、恥ずかしくなって少し口ごもりながら言うと、ガウリイは照れたようにはにかんで頭を掻いた。
「あー……すまん。なんというか、つい」
「ついって何よ、ついって!」
 その、『つい』のせいでこっちがどれだけどぎまぎさせられているか!
 
「――なんか、安心するんだよな」
「安心……?」
 よく意味がわからなくて、首を傾げた。そんなあたしに笑いかけて、彼はぐいと引き寄せたあたしの、今度は後頭部に唇を押しつけた。
 ――ほら、また。
 頭のてっぺんに、ガウリイの唇の温度を感じる。その唇の少しかさついた感触。
「ちょ、ちょっとガウリイっ」
「あはは。悪い悪い」
 抗議の声を上げると、ガウリイは笑ってあたしを離した。真っ赤になって頭を両手で押さえるしか出来ないあたし。――慣れてないんだから仕方ないでしょっ!

「……手で触れるより、ずっと分かる気がするんだ」
「何が?」
「んー……ぬくもりって奴か?」
 言って、彼は自分の言葉に恥ずかしくなったように、視線を逸らす。その気恥ずかしさは、あたしにも思いきり伝染した。
「な、なにそれもー意味わかんないっ!」
「オレもよくわからんっ!」
「開き直るなっ!!」
 ぱしん、と懐から取り出したスリッパで彼の頭をはたくと、自称保護者はその勢いのままに宿のベッドに仰向けに倒れ込んだ。


「……あたしは、普通の……の方が良い」
 しばらくして。ぼそり、と小さく呟いたあたしに、ガウリイはむくりと起き上がり、きょとんとした顔であたしの顔を窺う。
「ん、リナ。今何て言ったんだ?」
 黙って顔を背けたあたしは、でも彼の視線に耐えられなくなって、両手で顔を覆う。

「……~~っ! あたしは、普通のキスの方が良いって言ってんの!!」

 やけくそ気味にそう叫んだ。あたしの声が、宿の小さな部屋に響く。叫んでしまってから、宿の部屋の壁の薄さが気になった。
 気恥ずかしさで頭が沸騰しそうである。顔が熱い。さっきよりも赤くなってしまっているかもしれない。
 そんなあたしを眺めながら、彼は本当に嬉しそうににこにこと笑った。
「……そっか」
 にっこり。にこにこ。……にまり。
 そんな効果音が聞こえて来そうな笑顔に、あたしは内心はっとする。
 ――まさか。まさか……。
 もしかして、あたしがそう言いだすの、待ってた……?

「じゃ、そうしようか」
 優しく言ったガウリイがあたしの頬に手を添えて。
「……あ、ちょっと待って」
「待たない」
 ゆっくりと、でも確実に近づいてくるガウリイの笑顔を見て。
 あたしは敗北を確信したのだった。


 おわり!

原画展♪

2015-08-26 18:59:20 | 日記・雑記
どもですあきらです(´▽`)

本日、三度目になりますが、スレイヤーズ原画展に行って参りました♪

3rdステージは初めてだったので、ゼロリナコースター初ゲットです( ´艸`)

写真のイラスト&コメント書いた紙をノートにぺたぺたして来ましたよ(゜∀゜)
ちと大きかったので端っこ千切りました(笑)

皆さんのコメントとイラストを見てによによしつつ...。
初対面の方とちらっとお話させて頂きました♪スレイヤーズ愛があれば初対面でも仲良くおしゃべり可能なのですね...!さすがスレイヤーズ!

他にも色々写真撮ったのですが、データが重すぎていくつも載せられないっぽいので、私の愛だけはこもったイラストだけ...(^-^;

あー楽しかった(*´▽`*)


きみのいろ。(ガウリナ)

2015-08-21 15:48:38 | スレイヤーズ二次創作
原作準拠でガウリナSSです。
時系列は二部後くらい?短め。

-------------------------------------------------



「ふうー、大漁大漁!」
宿屋の一室、あたしはその日買い込んだ戦利品をベッドに並べて悦に入っていた。
防具や生活必需品、魔道に入り用な薬等々。店のおっちゃん達との壮絶な値切り交渉によって、相場の半分以下で手に入れた物ばかりである。
「んふふ、あたしってば買い物上手よね~」
後でガウリイにも自慢してやろ。
隣の部屋で休んでいるであろう相棒を思って、あたしはくふふ、と忍び笑いした。彼の事だから、きっとこれらの品の値切る前の値段を聞いたら飛び上がって驚く事だろう。

かく言うガウリイは、途中まであたしの買い物に付き合っていたものの、三件目あたりで音をあげたのだ。
──まったく情けないったら。

「さてさて。まとめる物はまとめちゃってー、と」
ベッドに並べた物を用途別にざっくり分けていく。
その途中で、あたしはその中の一つに目を留めた。
「......あ」
それは、一着のゆったりとした貫頭衣。

普段あたしはあまり服を買わない。買うとしても、必要最低限に留めている。それは、そこそこ長い旅
をする中で、荷物を出来るだけ増やさないようにする為である。
だが、今日のあたしはその服を、完全に衝動買いしてしまったのだ。しかも、これだけは上手く値切る事が出来なかった。

淡いブルーと白い布地に、金色の刺繍が施されたそれ。
あまり、あたしが普段選ばない色合いなのだけれど。......そう、なぜかそれはとても魅力的に見えたのだ。
「なんでかしらね......?」
しばらくそれを見詰めて、鏡の前で自分と合わせて見てから、あたしはそれも他の荷と一緒にまとめて置いた。



「おーい、リナ! そろそろ飯食いに行かないかー?」
「あ、行く行くー!」
廊下から聞こえる声に、あたしは心持ち大きな声で答えてから、寝転んでいたベッドから立ち上がった。
せっかくだから、と買ったばかりの服を頭から被る。
──たまにはお洒落したって別に構うまい。今は仕事は受け付けていないのだし。

「おーリナ。......なんか、いつもと違う感じだな?」
部屋を出て、あたしを見たガウリイの一言。首を傾げる彼のその顔を見て、あたしは衝撃を受けていた。
......別に、ガウリイがあたしの服の違いに気付いた事に驚いた訳ではない。それもちょっと驚いたけど。

驚いたのは、その『色』だ。

金色の髪。淡いブルーの瞳。そして、彼のシャツの白と防具の青。
──......今のあたしの服と、同じじゃないっ!!!

今更、気が付いてしまった。
この服が妙に魅力的に見えた理由って......?

一つの理由に思い至って顔が赤くなる。
「リナ? どーした?」
怪訝そうな顔をするガウリイに、あたしは慌てた。
「が、ガウリイちょっと待って! あ、あたしちょっと着替えてくるっ」
「えー? なんでだ? それ似合ってるのに」
「......っ!!」
「ほら、さっさと行こうぜリナ」
にこりと笑って手を差し出した相棒の顔を、あたしはちゃんと見られないのだった。




早速落書き。

2015-08-04 21:00:37 | 落書き
Twitterにも前にあげたんですが、アメリアさん描いてみました。

衣装なんか微妙に間違ってる気がしないでもない...(´・ω・`)

スレイヤーズの衣装皆難しいんだよ~!肩当てとマントががが...!
──と、ここで愚痴っても仕方ないので頑張って練習しまっす。

可愛いアメリア描きたい~!
リナさんの衣装が鬼門なのだ...!


▼あきらはペンタブを手に入れた!

2015-08-04 20:55:52 | 日記・雑記
どもですあきらです~♪

数年前に使っていたペンタブもどきがぶっ壊れてから、ずっとお絵かきはアナログでやっていたのですが、とうとう...手に入れました(*´∀`)

ペンタブー!!!

というわけで、ソフトも付いてるいい感じのペンタブをゲットしたのでガシガシ落書きしてます。
超楽しい...!
ちゃんと筆圧感知してるよ......(゜∀゜)!

そんなわけで、我がブログにまた微妙な落書きがたまにアップされることになると思われますが、生暖かい目で見守って頂けると嬉しいです(*´∀`)