ゆるい感じで。

「スレイヤーズ」のガウリナメインの二次創作ブログサイトです。原作者様、関係者様には一切関係ございません。

拍手お返事とかとか。

2012-06-11 18:03:53 | 日記・雑記
どうもこんにちはー!あきらでございます^^
皆様ご機嫌いかがです?

もう梅雨入りしたらしいと聞いてびっくりしてます。早いですねー。
まさに光陰矢の如し!
最近の私は、就活が全然終わらず心折れ気味であります。うう・・・
自己分析が足りない!と言われたんですが、どうすれば良いやら。
誰か就活アドバイスしてください!(笑)←

・・・って、スレイヤーズ全然関係ない話になってしまいましたね^^;
スレイヤーズ熱はまだまだ収まってないあきらです。でも最近ちゃんと更新してなかった
ので、なかなかキャラが定まりませぬ。難しいですね><
というか、子世代小説長引きすぎですね(汗)あの小説は完全なる自己満足私得小説なので、
出来るだけさっさと終わらせようかなーと考え中です。

ガウリナ萌え&ゼルアメ萌えを充填しようとアニメを見直そうかと考え中なんですが、
そー言えばなんだかんだ言ってTRYを途中までしか観てなかった事に気がつきました。
就活終わったら今度こそちゃんと観よう!

ではでは、脈絡無く終わります^^無印とNEXT愛なあきらでした♪
追記からは拍手お返事です。

>8日18:23 の方
拍手ありがとうございました!そう言って頂けると嬉しいです^^
更新頑張りますね♪


コメント無しの拍手もとてもありがたいです!拍手を下さった皆様に感謝!

銀色(ゼルアメ)

2012-06-10 18:07:10 | スレイヤーズ二次創作
久しぶりにゼルアメも投稿(^-^)!
原作風味?そして短いです。

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ゼルガディスさんの髪は綺麗だと思う。
本人に言っても苦い顔をされるのだけれど。
それでも、日の光や月明かりを反射する銀糸のようなそれは、ガウリイさんの長い金髪とはまた違った美しさで、わたしはしばしばそれに見とれてしまう。

「...アメリア」
森の中、隣を歩くわたしの視線に気付いたのか、ゼルガディスさんは少しだけ顔をしかめた。
「オレの顔に何かついてるか...?」
「いえ、何も」
笑って首を横に振ると、彼は頬を掻いた。
「あんまりじろじろ見るな」
そう言うと、ゼルガディスさんはフードを深くかぶり直す。
──勿体ない。素敵なのに。

わたしの表情から何を思ったのか、彼は苦笑した。
「そんな顔をするな。元々目立つのが嫌いなんだ」
「...勿体ないわ。綺麗な髪なのに。きらきらしてて、それに硬くて便利だし!」
むう、とむくれて見せると、ゼルガディスさんは肩を竦めた。

「あんたの美的感覚は良くわからん...それに」
「?」
彼はわたしの髪を一房すくい、それからぱっと手を放した。
少し癖のあるわたしの黒髪が、はらりと揺れて元の場所に戻る。
「...俺は、こっちの方が好きだ」

彼はそのままふい、とわたしに背を向けて歩いて行ってしまう。
わたしはしばらく呆けていたが、慌てて後を追って走り出した。

──今のはずるいですよゼルガディスさんっ!


終わり

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少女漫画ちっく?


水も滴る(ガウリナ)

2012-06-08 17:42:19 | スレイヤーズ二次創作
久しぶりにガウリナ書きます(´ω`)うふ。
原作二部後のイメージで。くっついてない二人。

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夜。ごろり、とベッドの上に転がって約一時間。
「...寝れない」
あたしは小さくため息をついた。
とにかく暑いのだ。汗でパジャマがじっとりと肌に張り付き、とてもじゃないが寝苦しくて眠れない。

弱冷気の呪文は一時的には効くものの、少し経つとすぐ効果が切れて暑くなってしまうのだ。

「あああつい...」
あたしはむくりとベッドから起き上がり、水でも飲もうかと部屋を出る。

ぺたぺたとスリッパで廊下を歩き洗面所に行けば、見慣れた背中を見付けた。
「ガウリイ」
「おう、リナ。お前さんも眠れないのか?」
振り向いたガウリイは顔を洗ったばかりらしく、顔と髪から水をぽたぽた滴らせていた。
「顔拭きなさいよ」
「タオル忘れたんだ。...それにしても暑いなあ」
朗らかに笑うガウリイも、確かに暑そうだった。パジャマの前をはだけて、ぱたぱたと手で扇いでいる。汗がじっとりと肌に浮かんでいて、そして滴る水...。

あたしは顔が熱くなって、思わず目の前のガウリイから目を逸らした。
──目に毒だ。

こういう時、ガウリイが男の人だと意識してしまう。しかもなまじ美形なもんだから...あたしは変な動悸を押さえようと、深呼吸しながらガウリイに向き直った。

「...ほんと暑いわね。あたしも顔洗って寝ようかしら」
「おう、すっきりするぞ」

ガウリイの横をすり抜けて、水道の蛇口を捻る。
冷たい水に手を差しのべると、ひやりとして気持ちいい。

しばしぱしゃぱしゃと顔を洗って汲んだ水を飲むと、さっぱりして身体が潤った。
「ああー、水美味しい。ちょっとぬるいけど」
腕で顔を拭って後ろを振り向けば、ガウリイが少し驚いた顔をしてあたしを見つめていた。

「....ガウリイ?どしたの?」
あたしに声をかけられて、はっとする彼。
「あ、いや...なんでもない。」
頭を掻いて笑う。
「それじゃおやすみな、リナ」
「うん。おやすみ」

自分の部屋に戻っていくガウリイの後ろ姿を見ると、長い金髪からのぞく彼の耳が、少しだけ赤くなっているような気がした。






部屋に戻ってドアを閉め、オレはベッドに倒れ込んだ。
さっきまでとは別の意味で、眠れなくなりそうだ。
──リナの奴...。

目を閉じて思い浮かぶのは、さっき見たばかりのリナの姿。パジャマ姿で、暑そうに汗を浮かべ、ほんのり上気した肌。そして濡れた髪...。

「無防備だ...」
びっくりするほど艶っぽくて、心配になるほど無防備に見えた。

オレは頭を掻いて立ち上がった。
「もっかい、顔洗って来るか...」

夜はまだまだ続きそうで、相変わらず暑いのだった。


終わり

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お互いにどきっとしちゃう二人でした。

スレ世界に水道とか蛇口あんのかっていうのが謎ですが、そこは気にしない方向で(^_^;)


出会いは森の中で(23)(子世代)

2012-06-07 16:32:14 | 子世代妄想
前回の続きです。

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「人間よ...」
どこからともなく聞こえてくる声に、肌がぞくりと粟立つ。

「あ、貴方が黒幕ですか!」
フィルが気丈にも声を張り上げた。...でもちょっと声震えてるぞフィル。敵に対して敬語になってるし。
──まあ、純魔族に出会うことなど普通に過ごしていればあり得ないので、フィルの反応も仕方ない。
というか、たぶんオレもちょっと震えている。

「...黒幕?」
「町の人たち誘拐と、殺人容疑です!それから大量のデーモン召喚!」
「何を言っている。その全てはあの人間が行った事だ。私は何も命じてはいない」
「な...っ!」

予想外の言葉に驚く。
「私はこの森に『間食』に来たのだ」
「『間食』ですって...?」
ルーナが嫌悪で眉間に皺を寄せた。

「この森でたまたま出会ったあの人間をこの小屋で監禁して拷問し、負の感情を頂いた。すると奴は命乞いし、『契約』を申し出たのだ」
「....」
「『契約』を終えた奴は自ら進んで私に生け贄を捧げ、この館を負の感情で満たしてくれた」

「ふうむ、それで居心地が良くてそのまま過ごしてたんですね?」
「その通りだが...貴様は...?」
「ただの平神官ですよ」

緊張感のまるでないゼロスに、オレははらはらした。
──おいおい、大丈夫か?

「まあいい...とにかくお前たちには死んで貰おう。いや、絶望と恐怖を頂こう」
不意にずるずるという音が聞こえてきて、オレたちの目の前に相手の影が現れた。
オレたちの背をゆうに越える大きさ、そして酷い臭い。
身構えるオレたちの前で、ゼロスが魔法の灯りをともした。

「ひっ」
その明かりに照らされた相手の姿に、横にいたレオナが思わず声をあげる。

ぬめねめした身体に全身を覆う大量の目。食事前に見るのはお勧め出来ないビジュアルである。
レオナが目を見開いて叫ぶ。
「く、口がないっ!今までどこで喋ってたの!?」
「驚くとこそこかよっ!」
オレのツッコミに、頬をぽりぽり掻くレオナ。

「...と、とにかく来るぞっ!」
オレは言って駆け出したのだった。


続く

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次回に続きます!


出会いは森の中で(22)(子世代)

2012-06-07 11:58:44 | 子世代妄想
前回の続きです。

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「ばれちゃあしょうがねぇ!って感じですかねー」
あはは、と笑いながらゼノンが言う。

「お察しの通り、僕は『町長の息子ゼノン』さんじゃありません」
「じゃあ、本物は...?」
レオナの不安気な声に、『ゼノン』は頬を掻いた。
「本物は、僕がこの町を訪れた時にはもういませんでしたねぇ...人知れずデーモンが蔓延る町から逃げ出したか、それとも一人勇敢にも森に入って亡くなったか...ちょうど良かったのでしばらく成り代わらせて頂きました」

「じゃあオレたちにこのデーモン退治を依頼したのもあんたか」
「...貴方が殺したということは?」
低い声に探るような視線を向けるルーナ。
「僕はそんな面倒なことはしませんよう」
ひらひらと手を揺らす男。

「...さて、ラウディさん。貴方、いつから気付いてました?僕が偽者だと」
興味深げに聞かれて、オレは肩を竦めた。

「あんたが森にオレたちを追ってきた時からだな。身体が弱い上に町を預かる町長の息子が、一人でデーモンの蔓延る森にのこのこ来るとは思えない...それに、オレの破れなかった結界を簡単に破った」

「それだけですか?」
「あとはまぁ色々気になる所はあったな...それに」
「?」
「オレは、ですます口調でやたらにこにこしてる奴は、信用しないことにしてるからな」

男は、一瞬ぱちぱちと瞬きをして、そして笑った。
「くっくっ...全く面白いですね」
そう言うと彼はふっと姿を変えた。
「!」
黒い法衣に黒いおかっぱ頭、どこにでもいそうな笑顔の男。年の頃は先ほどの仮初めの姿とさほど変わらないだろう。
「僕は謎の神官(プリースト)ゼロスと申します」
ぺこり、と頭を下げる男に、オレは頭を掻いた。
──自分で"謎の "って言っちゃうのかよ!

「兄さん!」
すっかり緊張感の薄れかけた空気の中、レオナが声をあげた。
「さっき『魔族との契約』って言ってたわよね?ってことは今回の黒幕は...」
「...」
オレは無言で頷いた。魔道士は『あの方』のため、としきりに言っていた。多分それは契約相手の純魔族だろう。

「そう、僕はそれを確かめにここに来たんですよ」
ゼロスはキョロキョロと辺りを見回した。
「しかし、契約相手が殺されたというのに、なぜ現れないんでしょうねぇ?」
「...そうだ!あんたいつ『石』を見付けたんだ?」
オレの疑問に、ゼロスは人差し指を自分の唇に当てて見せた。
「それは秘密です」
「男のオレにぶりっこポーズされても...」

「さて、それはともかく、皆さんは町の人たちを連れて帰った方が良いと思いますよ?」
「なぜ?」
「とても危険ですから」

ゼロスがそう言った途端、場の空気が変わった。
徐々に立ち込めてくる障気。元々薄暗い場が闇を深めていく。
「来ちゃいましたねぇ...」
「!?」

ゼロスの一言でオレたちは全員その場に固まった。


続く

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次回に続きます!
ようやっと今回のラスボス(?)登場です。