夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2015年 6月28日(日)「ニヒリズム」

2015年06月28日 22時29分35秒 | 「思うこと」
戦後政治に対するニヒリズムの台頭か?
安倍内閣は戦後レジームからの脱却を中心の考え方として日銀の異次元緩和を利用しながらの経済政策も現在国会の中で討論されている安保法制からの集団的自衛権の拡大を中心に政治的にも戦後日本の形を崩そうとしている。国内ではヘイトスピーチをはじめ考えあう事よりも力による攻撃が公然化され、それは外交面にも表れている。
もちろん戦後政治が全く正しいというのではない。独占的な自民党政治が続く中で矛盾は噴出していた。小泉内閣は自民党をぶっ壊すとして内部矛盾を利用しながら自民党政治を立て直した。この流れの中に安倍内閣は存在をすのであろう。戦後政治の中で噴出した自民党的な政策の矛盾は本来一時民主党政権が生まれた当初のような形で帰られるべきものであったが結局は民主党の自民党化(野田政権)でとん挫をした。しかし民主党政権の当初の方向性も含めた民主的な政治によって日本は戦後レジームをさらに発展させねばならなかったはずである。この中で戦後レジームは脱却ではなくて発展となる。
安倍政権は国民の期待感から生まれた。
しかし経済も政治も国民生活そして民主主義や平和についても国民をないがしろにする方向がはっきりと見え始めた。
そしてその手法から見える戦後レジームからの脱却はニヒリズムに向かう。
経済はこれまで蓄えた日本の資産を食いつぶすかもしれない。政治はまた戦争の道に向かうかもしれない。ここに未来志向はあるだろうか?一時的な資産を食いつぶす中での経済維持と強い日本。未来志向は見えてこない中で刹那的なものとなるでしょう。

コメント
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