夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2016年 元旦(金)「現実主義の二面性」

2016年01月01日 18時13分03秒 | 「思うこと」
あの人は現実主義だと一口に言ってもその中身によってだいぶ違いがある。
一つは今はこういう世の中だからソ連それに従うことが現実主義だと。
確かに世界は戦争がなくなっていない。紛争や宗教対立などでは戦争あるいは力による解決が行われる。だから戦争を準備することが現実主義だといった論理である。戦争という極端なものでなくても、社会の中でいろいろな矛盾があってもその矛盾した社会が現実なのだからそれに沿って生きていくのが現実主義だと。
もう一つは願望や夢のような話からユートピア的な非科学的な思いに対して、現実をよく見つめ分析しながらそれをどう解決していくのかという現実主義である。
現実をよく見つめて分析することはこの両現実主義に共通するかもしれないが、違いがあるのは現実だからそのまま受け入れて従うのか、現実をどう改善(発展)させていくのかの違いがある。
もちろん現実をそのままに受け入れる現実主義は、社会矛盾をそのままにしたものですからその矛盾に対してj逆的になる。その自虐的なものを覆い隠すために神話的な精神論的な支えが必要となる。あるいは他国のいくつかの国の矛盾を取り立てて時刻をよい国だとする自己満足も起こる。隣の国が貧しいのだから自国はいい国なんだよと。結局は先の現実主義は唯物論的な真の現実主義ではなくて観念論的な現実主義となる。
そうすると真の現実主義は、今の社会矛盾をそのままに分析してどう発展させるかという視点に立つのが現実主義といえる。
人は現実主義とならなくてはならないし、そうしないならば社会はくるってくるでしょう。
コメント
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