夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

2018年 3月11日(日)「政治主導」

2018年03月11日 22時07分41秒 | 「思うこと」
ロイターに興味深い記事がありました。  出口を語れない黒田日銀、将来の波乱「増幅」の恐れ
この中で次のように書かれている。太字引用
「日銀は、2019年春頃までに動かなければ、長期にわたり動けない状況にある。2019年10月の消費税増税の実施が予定されていること、2020年以降は東京オリンピック関連需要の一巡による景気下押し圧力が加わることを念頭に置く必要があるためだ。」
政府は法的にも2019年に消費増税10%を行わなければならない。翌年はオリンピックがありオリンピック後の景気の後退の心配がある。このためには今年出口に向かわなければ相当長く出口は行えないようになるという事でしょう。
経済の状態によって出口に向かえない状態は2%目標を達成するような景気の好転を異次元緩和では行えなかったことが示している。それに加えて政府が約束する消費増税とオリンピックの成功という政治の都合が重なる。
日銀緩和もリフレ派の失敗というだけではなくて政治主導として政府の失敗であったことが明らかであり、さらにこの政治主導が日銀の手足を縛り付けることになった。日銀は忖度をして政府の政治主導に従うでしょう。
壮ならば将来に経済矛盾のツケを先送りすることと変わりはない。
政治面では官僚の忖度があったのではないかというものを拭い去れない状態。経済においても日銀は政府に対して忖度しなければならない。こういうものが政治主導でしょうか。政治面でボロが出始めています。経済面でも政府の今回の国会の目玉である労働の規制緩和にほころびが出ている。
間違った正しい政策ではない力だけの政治は自己矛盾に陥って自己崩壊をはじめる。

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