私がぬか床を持つようになって、半年が経つが.....
毎日野菜を漬ければ漬けるほど。
その奥深さに、毎度驚く。
このタッパの中には、底知れぬパワーと謎が隠されている。
毎日、毎回。
変わってゆく、味と香り。
ぬか漬けにおいて重要な役目を果たすのは乳酸菌であるというが、
それが実感出来る、『ぬか床って生きているんだなぁ』という感じ。
手を入れるのをさぼれば臭くなり、色も変わる。
こちらもいい香り♪
煎ってあるコーヒー豆はもう生きてはいないかもしれないが、
表面に浮いた油は、きっと日毎にその表情を変えるはず。
が。
かといって、ただ毎日かき混ぜていればいいというものでもなくって.....
ときに私は、ぬか床を前に悩む。
「塩が足りないのか?」
「いや、空気不足か」
「ここでコイツを入れたらどうだろう?」
昆布や鷹の爪、しょうがににんにく.....
それらを入れたり出したり、
はたまた、足してゆくぬかのメーカーを変えてみたり。
.....毎日が新しいチャレンジで、戦いだ(笑)
こちらはゴンザ作『ペペロンチーノ』
「臭い」「美味い」「いい香り」は表裏一体の関係。
にんにくやたまねぎははその代表かも。
しかし、これがまた、ぬか床の面白いところで、
何か手をかければかけるほど、その反応は、
はっきり、味と香りに表れるのだ。
それはもう、食べ物を管理しているというよりも、
まさに『生き物を飼っている』、
そんな感覚だ。
『きんぴらサラダ』はシャキシャキ、ごま油のコクが美味しい♪
冬大根や水菜の美味しい季節ですね!
私には、専門的なことは何もわからないけれど、
昔々から、人はこうして、生活の知恵として、
美味しく、身体にいいものを食べてきたのだろう。
ぬか床は生き物。
だからこそ、面白いのだ。
『マルセイバターサンド』は、「見つけたら即買い」の決断を迫られる、
関東では貴重なお味(笑)
インターネットで調べてみれば、やれ『きのこのぬか漬けがいける』だの、
『パンで水分を取ると酵母が増える』だのと、人それぞれのこだわりがあるが。
さて。
私はここからまた、このかわいいヤツを、どんな風に飼ってゆこうか?
ぬか味噌臭い女房を持ったゴンザには気の毒ではあるが(笑)
まだまだ、しばらくは、ぬか床にはまりそうな私なのである。
ちゃあこに、一足早いサンタさんからのプレゼントが届きました♪
あったかいメッセージが嬉しいね、ちゃあこ。
t-cat様、ありがとうございます!