猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

街にはいろんな人がいる。

2009年07月19日 08時56分05秒 | つぶやき

 

トマトの色は太陽の色。
ここのところトマト三昧の我が家...
この日は小さく切ったものに、たまねぎみじん切り、塩と、
たっぷりのオリーブオイルを混ぜて。
わさわさ食べながら、「ものすごい贅沢な味!」

 

ゴンザの通勤路には、いつも一人のおじさんが立っている。

交通量の多い道路脇。

おじさんはいつも、通り過ぎる車に向かって、
ひとつのサインを作った手を差し出し、アピールする。

 

贅沢といえば.....
いくら獲ってもきりがないブラックベリーは、
今年は一個も収穫せず、放置プレイ(笑)
ああ、誰か持ってってくれないかな。

 

それは一見、ヒッチハイクにも似て。

しかしその実、その指は、
性的な意味を持たせる例の握り方でしっかり握られており.....

彼は大声で、その呼称を叫ぶのだ。

.....朝から晩まで、ひがな一日。

 

すいかの花が咲いてます♪

 

何が彼をそうかきたてているのか、
または、どうしてそういうことをするにいたったのか。

それはわからないが、
おじさんの存在はおそらく、
そこを通る人々にとっては、すでに風景の一部となっていて。

その動きに反応するものは、
歩行者を含めて、一人としていない。

そもそも、おじさんがしているのは、
卑猥な言葉を叫ぶことと、それを指すサインを作り続けることだけで、
誰かに危害を加えることはないゆえに、
周辺住人にも黙認されているのかもしれない。

まあ、子供たちがそのそばを通ることを考えると、
充分迷惑ではあるのだが.....。

 

こちらは、また贅沢なもの、【ボルサリーノ】のパナマ帽。
まあ、ゴンザの日々の頑張りを思うと、全然贅沢ではないけれど。
かっこいいでしょ?

 

しかし、おじさんを見る限り、
それをしているあいだの彼は、いつもとても幸せそうで、
満たされている様子で、
私とゴンザはどうしても、彼の存在を責める気にはなれないのだ。

おそらく、警察ではなく、病院へ保護されるべきであろうあの人が、
これまで同様、誰にも危害を加えないでいるのなら。

 

これがまたゴンザによく似合う!
.....あ、やっぱのろけに聞こえる?(笑)

 

笑いごとではないのはわかっていても、
おじさんの姿を見るたび、「おお今日も元気そうだ~」と、
笑ってしまう、ゴンザと私である。

ゴンザによれば、ここ数日、
おじさんの姿は見えないそうだ。