猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

正しく伝えて。

2010年04月17日 01時48分54秒 | ハ~プニング!

 

今日の主役はコイツ。

 

生まれて初めて、フレッシュココナッツジュースを飲んだ。

そう、あの、ココナッツに直接、ストローをぶっ挿して、
ちゅーちゅー吸う、アレだ。

店の近くの、様々なものを扱う八百屋で、
『ヤングココナッツ』というのをゴンザが買ってきて.....

それを二人で試しに飲んだのだ。

 

唐突ですが、店のドアの取っ手。
ゴンザのアイデアで、看板を作ってくれたMG君に、
「柵とかそういうのの廃材をアレンジして作れないかなぁ」と。
それを受けて、MG君自らが作ってくれました。
私もかなりのお気に入り。

 

「どんな味かなぁ?」

「さあどうかね?飲んだことのある人に言わせると、
 『それほど美味いものじゃない』って話だけどねぇ.....」

互いに初体験とあって、期待は高まる。

私たちは、まず口をつける順番を、謙虚に譲り合ってから、
(毒見を押しつけあった、とも言う)
ゴンザが先に味見係と決まった。

「.....ちゅ...チューチュー.....!!!!!?
 !!!のわ~~~~~!!!」

ひとくち吸いこむやいなや、肩をすくめて固まり、
その場で悶絶するゴンザの表情は、
それがどんな味だったのか、容易に想像させるものではあったが.....。

考えてみれば、彼は甘い飲み物全般が苦手であったし、
「だからこそ、こんな反応を示したのかも」
「逆にある程度の甘い飲み物が平気な人間なら、もしかしたら好きな味かも」と、
試しに私も口をつけてみる。

.......が。

やはり結果は同じで、

「のわ~~~~~~~~~~~!!!!!!」

 

「こっちは美味いよ♪」
今日は、恐ろしいほどの寒さもあってか、店も超暇でした。
(霰は降るし、雪のところも...)
せっかくまた新しく、美味しい生ハムを入れたのになぁ。
早く天気回復してくれ~!

 

それは、『それほど美味しいものでもない』どころか、
甘ったるく生臭く、ほんのりしょっぱく.....

実に恐ろしい味であったのだ。

「う~~~気分悪ぃ~.....久々にこんな不味いものを口にした.....」

ちょっとしたトラウマを作る思いをしながら、
私はついに決意する。

「日本語は正しく伝えなきゃダメだ。
 『それほど美味しいものではない』では、この体験は決して伝わらない。
 私が誰かにコイツの味を聞かれたら、
 『不味いからやめとけ!』と、はっきり伝えよう!」と.....。

中途半端な優しさは、時に人を傷つける。

だってありゃ、好みの問題とかそういう次元じゃねーもん。

教えてくれるときは、その辺もちゃんと伝えてくれないと!

(いや、でも、アレが好きな方には謝ります。ごめんなさい)

うう、まだ気分が悪い......