今日の主役はコイツ。
生まれて初めて、フレッシュココナッツジュースを飲んだ。
そう、あの、ココナッツに直接、ストローをぶっ挿して、
ちゅーちゅー吸う、アレだ。
店の近くの、様々なものを扱う八百屋で、
『ヤングココナッツ』というのをゴンザが買ってきて.....
それを二人で試しに飲んだのだ。
唐突ですが、店のドアの取っ手。
ゴンザのアイデアで、看板を作ってくれたMG君に、
「柵とかそういうのの廃材をアレンジして作れないかなぁ」と。
それを受けて、MG君自らが作ってくれました。
私もかなりのお気に入り。
「どんな味かなぁ?」
「さあどうかね?飲んだことのある人に言わせると、
『それほど美味いものじゃない』って話だけどねぇ.....」
互いに初体験とあって、期待は高まる。
私たちは、まず口をつける順番を、謙虚に譲り合ってから、
(毒見を押しつけあった、とも言う)
ゴンザが先に味見係と決まった。
「.....ちゅ...チューチュー.....!!!!!?
!!!のわ~~~~~!!!」
ひとくち吸いこむやいなや、肩をすくめて固まり、
その場で悶絶するゴンザの表情は、
それがどんな味だったのか、容易に想像させるものではあったが.....。
考えてみれば、彼は甘い飲み物全般が苦手であったし、
「だからこそ、こんな反応を示したのかも」
「逆にある程度の甘い飲み物が平気な人間なら、もしかしたら好きな味かも」と、
試しに私も口をつけてみる。
.......が。
やはり結果は同じで、
「のわ~~~~~~~~~~~!!!!!!」
「こっちは美味いよ♪」
今日は、恐ろしいほどの寒さもあってか、店も超暇でした。
(霰は降るし、雪のところも...)
せっかくまた新しく、美味しい生ハムを入れたのになぁ。
早く天気回復してくれ~!
それは、『それほど美味しいものでもない』どころか、
甘ったるく生臭く、ほんのりしょっぱく.....
実に恐ろしい味であったのだ。
「う~~~気分悪ぃ~.....久々にこんな不味いものを口にした.....」
ちょっとしたトラウマを作る思いをしながら、
私はついに決意する。
「日本語は正しく伝えなきゃダメだ。
『それほど美味しいものではない』では、この体験は決して伝わらない。
私が誰かにコイツの味を聞かれたら、
『不味いからやめとけ!』と、はっきり伝えよう!」と.....。
中途半端な優しさは、時に人を傷つける。
だってありゃ、好みの問題とかそういう次元じゃねーもん。
教えてくれるときは、その辺もちゃんと伝えてくれないと!
(いや、でも、アレが好きな方には謝ります。ごめんなさい)
うう、まだ気分が悪い......