この部分。
某北欧家具ブランドで買った折り畳み椅子で、指を怪我してしまった。
組み立てる際に、パチンと脚を留めて、
全体を支えるフックの角がとがっていたために、皮膚を軽く傷つけてしまったのだ。
これが、日本人デザインのものなら、
きっとどこの角も丁寧に削られ、
これでもかと親切・安全設計がされていただろうが.....
海外のデザインのものに、こういった、
『気遣い』のようなものが足りないというのは、よくあることである。
つまり、『オトナなんだから、その辺は自分で注意しなさいよ』
『見りゃあ危険な部分はわかるんだから、自己責任で』
(と、いうことだろう)
そういえば、輸入菓子などを開封する際にも、
簡単に『ワンタッチ開封』が出来るよう処理が施してある日本のそれを開けるより、
ずっと苦労をするし、
パカッと開けるタイプの缶詰のフチの危険度も、
日本の製品と輸入のそれでは明らかに違う。
過剰に親切にされることに慣れ過ぎた我々は、
本来気づくべき『危険』を忘れ、
痛い目を見てから「ハッ!」っと、
己のその、弛みきった精神と感覚に気づくのである。
一方、化粧をしながら横目で見たTVでは、
解説者か何かが、普天間基地の問題を巡って、
『米軍海兵隊とはどんなものか、見ている人にもわかりやすく説明してくれ』と、
司会者に促され、しゃべっていたが。
「え~、海兵隊とは云々かんぬん。こーであーで.....揚陸部隊なども持ち.....」
と。
『ちょっと待て』
私は思う。
「『ようりくぶたい』というこの響きだけで、
それが何かわかるフツーの主婦は、全国に何人いるのか?」と。
とかくこの手の人々は(解説者・評論家など)、
誰かに何かを易しく説明するのがうまくなく、
実は誰かに易しく、親切に噛み砕いて教えてあげる気など、
最初からないような気もして。
平和ボケしきって、自ら興味を持たない者も、もちろんよくないけれど.....
わかりやすいよう解説出来ない『解説者』にも、
『解説者』の資格があるのかどうか。
ああ、そういえば、どこぞの国のお花畑頭の首相も、
「海兵隊が抑止力と思っていなかった」そうだから.....
誰かもっとちゃんと親切に彼に、そこんとこ説明してあげて!