皆さん。
ここまで。
病と闘うちびくんのために、また私たちのために。
温かなたくさんのメッセージをありがとうございました。
また、ちびくんが旅立ってから、私たちのことを心配して下さり、本当にありがとうございます。
私たちは、今までどおり、変わらぬ日々を過ごそうと努力しています。
ちびくんが暮らした、「我が家」であるために。
月曜の朝、ちびくんが旅立ち、私も本当に色んなことを考えました。
いや。
何も考えられなかったともいえるのですが、ひとつ。
ちびくんが病と闘った行為が、ちびくんや私たち家族のためだけではなく、誰かのためにもなったら。
そう考えるようになりました。
猫が、家族の一員として大切にされ、長生きになってきたからこそ、逃れられない病気との闘い。
ちびくんと私たち家族が、腎不全と闘うために得た知識とか体験が、今も闘う、誰かの大切な子のために役立てば.....。
そう思うのです。
ちびくんが慢性腎不全と診断され、私たちはそれこそネット上の情報を読み漁り、また人間の腎不全の情報などと照らし合わせて、様々に試行錯誤を重ねてきました。
そしてまた、その中で「これが正しい」という絶対的方法がないのを知りました。
食べてくれない、食欲を落とす療法食よりは、大好きで喜ぶ食事。
医者がゴリ押す、態勢だけは整った入院加療よりは、穏やかに家で過ごす時間.....。
結局、人間と同じように猫だってストレスがかかればかかるほど、元気を失っていくということでしょう。
実際。
ちびくんは幼い頃から、猫にはタブーとされる、塩分が多い食べ物。
ハムを毎日のように食べていました。
ハムは彼の生きがいであり、それがなければ日も夜も明けないほどの大好物。
「こんなモノを食べ続ければ、絶対に長生き出来ない.....」
そう考えながらも、それを彼に与え続けたのは、ひとえに、ちびくんが一日中、ハムを期待して繰り返す冷蔵庫前との行き来に、尋常ではない執念を感じたからでした。
そして。
彼は17年と9ヶ月7日を生きた。
おそらく、世間では長生きと言われる部類に入るのではないかと思います。
ちびくんがハムを食べるときの目の輝き。
冷蔵庫へおねだりに来るときの軽い足どり。
ハムをあげていなければもっと長生きしたかもしれないけれど、やはりあの生きがいがあったから、ちびくんは頑張れたのかも、とも思うのです。
それに.....。
キャットフードが、とてもしょっぱいことを考えれば、ハムなんてどうってことがない気もしてきます。
ですから、今日は猫の食事について、ここで取り上げたいと思います。
基本的に、猫の食事は高たんぱくです。
しかし、たんぱく質を分解する過程で、どうしても窒素化合物(老廃物)が生まれてしまいます。
窒素化合物はそれを尿としてろ過しようとする猫の腎臓に大きな負担をかけるので、腎疾患をわずらいやすいのです。
また、ドライフードの塩気や、缶詰の塩気。
食べてみたことがある方ならご存知でしょうが、もの凄いものなのです。
私たちは、ちびくんが腎不全と診断されてから、様々なドライフードを買い漁りました。
添加物や、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、たんぱく質の含有量.....。
それこそ、店頭で穴があくほどパッケージを見つめ、比較し、延々と論議しながら。
そして、そこには「ちびくんが食べてくれる」ことが絶対条件としてつくわけで、買っては食べてもらえず諦め、買っては食べてもらえず諦め、という結果がつきものでした。
もちろん、療法食を食べてくれるならそれが一番だったけれど、そこにはまた、人間には使ってはならない添加物が入っているというのも問題(発ガン物質)。
一説には、「枯葉剤に成分として使用されていたもの」「ゴムの保存料に使用されているもの」そんな情報もあったくらいでした。
療法食は猫にとって美味しくないのか、なかなか食べてくれないのも問題ですし。
(私たちも実際食べてみたけど、正直味の違いはわかりませんでした。味付けの違いはわかったけど)
猫や犬と暮らす皆さん。
どうかフードを選ぶときは実際にご自分で食べてみて下さい。
塩分が多いものについては、「塩分を多く摂らせてその分水を多く飲ませ、そのぶん排尿を促し、腎疾患を防ぐ」という考えらしいですが、それが本当に正しいのか.....
私にはわかりません。
また、「糞尿の匂いを軽減」なんて効果が、本当に、必要なのかどうか。
人間だって、おしっこの色や、ウンチの状態が健康のバロメーターであるのに。
ちびくんの病気と闘う上で私が感じたのは、もしかすると、キャットフードなんてものは、人間が手間を省くためのものなのかも、ということでした。
総合的に栄養は考えられていますけど。
また、腎不全の猫に必要といわれている、低蛋白高カロリー食も、猫がその体内のたんぱく質を分解してエネルギーを出し始める段階以前にしか、意味がない、という先生もいます。
つまり、その考え方では、猫が腎不全になり、痩せ始めたときは、猫が自らの筋肉を分解してエネルギーを作り出しているのだから、高たんぱくの食事でそれを補わなければならない、ということのようです。
しかし、基本的には、腎不全の猫には、低蛋白・高脂肪の食事、特に炭水化物を多量に摂取することで、糖質を作り出し、そこからエネルギーを生み出させる、という考え方だと、私たちは理解しました。
猫は、その腎機能の75%を失って初めて、腎不全の症状を見せるそうです。
ですから、腎不全と気づいた時には、すでに静脈点滴、輸液治療が目の前ということと考えたほうがいいということでしょう。
腎不全は血液検査ですぐに判明するものですから、定期的に健康診断さえしていれば、早期に発見し、対応出来るでしょう。
添加物の問題を考えなければ、療法食の効果は大きいもののようですから(添加物等考え、メーカーをきちんと選べば)。
以前と比べて水を飲むようになった。
おしっこの回数が多くなった。
また、以前はしなかった粗相をするようになった。
体重が減ってきた。
これらはすべて、猫が出している「具合が悪いよ」のメッセージです。
どうか、どうか一日も早く病院へ.....。
私たちのような後悔をしないためにも。
そして、誰より、あなたの大切な猫ちゃんのために.....。
「今日一日、様子を見よう」
は、命取りになりかねないのです。
そして、最後に、私が基本的に参考にさせて頂いたページのご紹介を。
王様館
(他にも多数あります)
どうかすべての猫や犬たちが、その一生を愛する者の元で、幸せに送ることが出来ますように。
いつになるかははっきり明言出来ませんが、次回は加療と費用について取り上げたいと思います。
ここまで。
病と闘うちびくんのために、また私たちのために。
温かなたくさんのメッセージをありがとうございました。
また、ちびくんが旅立ってから、私たちのことを心配して下さり、本当にありがとうございます。
私たちは、今までどおり、変わらぬ日々を過ごそうと努力しています。
ちびくんが暮らした、「我が家」であるために。
月曜の朝、ちびくんが旅立ち、私も本当に色んなことを考えました。
いや。
何も考えられなかったともいえるのですが、ひとつ。
ちびくんが病と闘った行為が、ちびくんや私たち家族のためだけではなく、誰かのためにもなったら。
そう考えるようになりました。
猫が、家族の一員として大切にされ、長生きになってきたからこそ、逃れられない病気との闘い。
ちびくんと私たち家族が、腎不全と闘うために得た知識とか体験が、今も闘う、誰かの大切な子のために役立てば.....。
そう思うのです。
ちびくんが慢性腎不全と診断され、私たちはそれこそネット上の情報を読み漁り、また人間の腎不全の情報などと照らし合わせて、様々に試行錯誤を重ねてきました。
そしてまた、その中で「これが正しい」という絶対的方法がないのを知りました。
食べてくれない、食欲を落とす療法食よりは、大好きで喜ぶ食事。
医者がゴリ押す、態勢だけは整った入院加療よりは、穏やかに家で過ごす時間.....。
結局、人間と同じように猫だってストレスがかかればかかるほど、元気を失っていくということでしょう。
実際。
ちびくんは幼い頃から、猫にはタブーとされる、塩分が多い食べ物。
ハムを毎日のように食べていました。
ハムは彼の生きがいであり、それがなければ日も夜も明けないほどの大好物。
「こんなモノを食べ続ければ、絶対に長生き出来ない.....」
そう考えながらも、それを彼に与え続けたのは、ひとえに、ちびくんが一日中、ハムを期待して繰り返す冷蔵庫前との行き来に、尋常ではない執念を感じたからでした。
そして。
彼は17年と9ヶ月7日を生きた。
おそらく、世間では長生きと言われる部類に入るのではないかと思います。
ちびくんがハムを食べるときの目の輝き。
冷蔵庫へおねだりに来るときの軽い足どり。
ハムをあげていなければもっと長生きしたかもしれないけれど、やはりあの生きがいがあったから、ちびくんは頑張れたのかも、とも思うのです。
それに.....。
キャットフードが、とてもしょっぱいことを考えれば、ハムなんてどうってことがない気もしてきます。
ですから、今日は猫の食事について、ここで取り上げたいと思います。
基本的に、猫の食事は高たんぱくです。
しかし、たんぱく質を分解する過程で、どうしても窒素化合物(老廃物)が生まれてしまいます。
窒素化合物はそれを尿としてろ過しようとする猫の腎臓に大きな負担をかけるので、腎疾患をわずらいやすいのです。
また、ドライフードの塩気や、缶詰の塩気。
食べてみたことがある方ならご存知でしょうが、もの凄いものなのです。
私たちは、ちびくんが腎不全と診断されてから、様々なドライフードを買い漁りました。
添加物や、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、たんぱく質の含有量.....。
それこそ、店頭で穴があくほどパッケージを見つめ、比較し、延々と論議しながら。
そして、そこには「ちびくんが食べてくれる」ことが絶対条件としてつくわけで、買っては食べてもらえず諦め、買っては食べてもらえず諦め、という結果がつきものでした。
もちろん、療法食を食べてくれるならそれが一番だったけれど、そこにはまた、人間には使ってはならない添加物が入っているというのも問題(発ガン物質)。
一説には、「枯葉剤に成分として使用されていたもの」「ゴムの保存料に使用されているもの」そんな情報もあったくらいでした。
療法食は猫にとって美味しくないのか、なかなか食べてくれないのも問題ですし。
(私たちも実際食べてみたけど、正直味の違いはわかりませんでした。味付けの違いはわかったけど)
猫や犬と暮らす皆さん。
どうかフードを選ぶときは実際にご自分で食べてみて下さい。
塩分が多いものについては、「塩分を多く摂らせてその分水を多く飲ませ、そのぶん排尿を促し、腎疾患を防ぐ」という考えらしいですが、それが本当に正しいのか.....
私にはわかりません。
また、「糞尿の匂いを軽減」なんて効果が、本当に、必要なのかどうか。
人間だって、おしっこの色や、ウンチの状態が健康のバロメーターであるのに。
ちびくんの病気と闘う上で私が感じたのは、もしかすると、キャットフードなんてものは、人間が手間を省くためのものなのかも、ということでした。
総合的に栄養は考えられていますけど。
また、腎不全の猫に必要といわれている、低蛋白高カロリー食も、猫がその体内のたんぱく質を分解してエネルギーを出し始める段階以前にしか、意味がない、という先生もいます。
つまり、その考え方では、猫が腎不全になり、痩せ始めたときは、猫が自らの筋肉を分解してエネルギーを作り出しているのだから、高たんぱくの食事でそれを補わなければならない、ということのようです。
しかし、基本的には、腎不全の猫には、低蛋白・高脂肪の食事、特に炭水化物を多量に摂取することで、糖質を作り出し、そこからエネルギーを生み出させる、という考え方だと、私たちは理解しました。
猫は、その腎機能の75%を失って初めて、腎不全の症状を見せるそうです。
ですから、腎不全と気づいた時には、すでに静脈点滴、輸液治療が目の前ということと考えたほうがいいということでしょう。
腎不全は血液検査ですぐに判明するものですから、定期的に健康診断さえしていれば、早期に発見し、対応出来るでしょう。
添加物の問題を考えなければ、療法食の効果は大きいもののようですから(添加物等考え、メーカーをきちんと選べば)。
以前と比べて水を飲むようになった。
おしっこの回数が多くなった。
また、以前はしなかった粗相をするようになった。
体重が減ってきた。
これらはすべて、猫が出している「具合が悪いよ」のメッセージです。
どうか、どうか一日も早く病院へ.....。
私たちのような後悔をしないためにも。
そして、誰より、あなたの大切な猫ちゃんのために.....。
「今日一日、様子を見よう」
は、命取りになりかねないのです。
そして、最後に、私が基本的に参考にさせて頂いたページのご紹介を。
王様館
(他にも多数あります)
どうかすべての猫や犬たちが、その一生を愛する者の元で、幸せに送ることが出来ますように。
いつになるかははっきり明言出来ませんが、次回は加療と費用について取り上げたいと思います。
うちの愚娘の手術の為、訪問が途絶えてしまって…。
今日あたりは春らしい陽気でしたね。
さて、腎臓病は、先代猫がかかるとしたらこの病気、と
覚悟していましたし、記載されている症状が
実際出ていましたので、もしかしたら罹患していたかも…。
拝読して、いちいちに頷いています。
で、愚娘を迎え入れるに辺り、同じ間違いは繰り返したくないので、
先代猫で失敗をしたと思われることは極力しないように、
心がけています。
気付きが遅れて苦しい思いをさせてしまいましたから、
せめてものお詫びと供養に成るかと思ったものですから。
フードの味見は、ドライフードは試していませんが、
缶詰は必ず行うようにしています。
原則として食べ物なのですから、
人間が食べても大丈夫なものなら与えられますし、
何を食べさせているのか、気になるのが普通でしょうから。
で、erima様がお書きになられている、塩分ですが、
私の舌がおかしいのでしょうか、
今まで食してきたフードではさほど塩分は感じなかったのですね。
(また、私が「まずい…」と思ったフードは、
うちの娘はまったく食べませんでした。人の舌と
猫のそれは似通ってるのかもしれません)
できれば、気になったフードの銘柄とか、
可能な範囲でご披露頂けると嬉しいです。
私も参考にしたいですから…。
本当にすっかり暖かくなって...
なんだか華やかさが増せば増すほど、
物悲しい気持ちになってしまう、この春です。
ちびくんにももう一度この陽ざしを浴びさせてやりたかったな、とか...
今はきっと何をしても彼に結び付けて
考えてしまうんでしょうけど。
で、フードですが。
缶詰については、血合い部分を多く使ったものほど
塩分が多いように思います。
我が家ではゴンザが塩分に以上に敏感なので、
(チンしただけの鶏肉に塩分を感じる男)
過剰に反応してしまっている部分もあるかと思いますが、
少なくとも、ちびくんが好んで食べた缶詰である、
デ○フのものとか、T○Cとか、塩気が強かったです。
彼は安物を好んだもので...(幼少期に食べてたから?)
しいちゃんはきっと、質の良いものをt-cat様がお選びに
なっているでしょうから、大丈夫とは思いますが...。
缶裏表記の、原産国が南方系のものは避けたほうがいいらしいです。
しかし私が本当に驚いたのはドライフードの塩分で、
ロイヤル○ナンも、その他のものも、結構な塩気でしたよ。
で、もっとも驚いたのが療法食。
○ーカヌバのものですが、ものすごくしょっぱかった。
表示は明らかに他のフードよりナトリウムが少なかったと思うのですが。
実際、表示については、鶏と書けば、
鶏のどの部分を使っていてもいいみたいなこともあるみたいですし、
そりゃ疑えばキリがないんでしょうが、
○イムスなんかは、何が使われているのか、
「教えることが出来ません」と、堂々と言ったりするらしいです。
また国産フードもその辺りがあいまいなようで、
実際食べてみるしかないのかもしれませんね。
「泌尿経路に配慮」の表記があったら要注意です。
本文にも書きましたように、「塩を摂らせて水を飲ませ...」
が、基本にあるということのようですから。
ちなみに、無添加無着色フードであるオランダのヤラーは、
しょっぱくもなく、表記もはっきりしています。
うちはまったく食べてくれませんでしたが。
(なんと、ほとんどのものは食べるちゃあこまでもが)
結局、人間が香りもよく、味もはっきりしたものを好むように、
猫もそれに馴れれば、味の濃いものを求めるのかもしれませんね。
で、私の情報だけでは何がなんだか解りにくいかと
思いますので、私が参考にしたページのアドレスを
付け加えておきますね。
http://www.gyaos-kingdom.com/info2/food/food_top.html
お役に立てれば幸いです。
しいちゃん。好き嫌いしたらあかんど~。
erimaおばちゃんより。
私が小学校5年生のときに、弟が拾ってきた猫はトラという名前をつけられて12才まで生きました。
もう昔のこと、当時は猫にワクチンをすることや、具合の悪い猫の処方食を与えることなど、そのような考えは一般的ではありませんでした。
うちの猫も不妊施術はしましたが、予防注射は一度もしませんでした。(汗)
そのころに比べると、ペットの健康に関する意識は格段に上がりましたよね。
トラはちくわが好きでした。
いつも夕方、父がちくわを買って帰ってきました、トラは庭先まで父を迎えに行き、ちくわをもらって食べていました。
トラにちくわをあげるのを喜びとしていた父。ちくわを食べるのを楽しみにしていたトラ。
でもやはり、ちくわには、塩分やら添加物やらがあったのですね。
トラが具合を悪くして、不妊手術以来久々に連れて行った獣医さんで言われたのは「この猫は腎臓がボロボロですよ」でした。
トラが具合を悪くしたときは、すでに父は亡くなっていたのですが、たとえ父が生きていたとしても「パパがトラにちくわを毎日あげたからこんなになったんだよ」とは言わなかったと思います。
トラは毎日、ビニール袋に入ったちくわを父が持って帰ってきてくれるのを楽しみにしていたのです。
そこには父とトラの親密な関係があったように思います。
ちびくんが、冷蔵庫の扉が開くたびに、きっと、しっぽをピンと立てて「ニャァァ~~」とおしゃべりしながらerima様やゴンザさんの足元にまとわり着いた、そんな様子がありありと浮かんできます。
大好きなハムを大好きな人からもらえる幸せを、ちびくんはハムと共に味わっていたのでしょう。
miauleuse様から頂くお言葉は、私にとって、いつも、とても心に沁みる優しいものばかりです...。トラちゃんとお父様とちくわのお話は、きっと、一生、鮮やかに私の心に残るでしょう。トラちゃんとお父様は、本当に心から互いを愛していたのですね...。私にはまるで、お会いした事のない、トラちゃんとお父様が庭先で見つめあう光景が目に見えるようです。互いを必要とし、求め合う事には、種族としての壁など存在しない。きっと今も、お父様とトラちゃんは一緒におられるのですね...。トラちゃんにとってちくわは、お父様に食べさせてもらうからこそ、とびきりの味だったのですね。とても...とても素晴らしいお話をありがとうございました。
miauleuse様が仰るとおり、ちびくんは私たちが冷蔵庫を開けるたびに飛び起きてきて、しっぽをピンとたててはプルプルさせ、「うあん♪」とおねだりしたものでした。本当に、ハムをもらえるまでは色んな可愛い仕草を駆使して、まとわり続けるのです(笑)頭をもたせかけてきて、上目づかいに相手を見つめ、とびきりの表情をしては、わざとらしくまばたきを大きくしてみたり、その甘え方とおねだりの仕方は、よく私たちの笑いを誘ったものでした。具合が本当に悪くなってしまった最後の2週間ほどは、もうハムすら食べられなくなってしまったけれど、出来ればもう一度、美味しいハムを食べさせてあげたかったです。
思えば...ペットの健康に対する意識は、15年前なら、あまり認識のなかったものでしたね。今や、ペットではなく、家族として動物達が扱われ、食にも関心が深まってきましたが...やはりそこには愛に満ちた視線と、親密な時間があってこそ、のことなのですよね。「ペットブーム」などと言われる今だからこそ、良い食事を買って与えることも可能だけど...。
それだけではない、大切な何かが互いの間に流れていれば、共に生きる事、喜びは幾倍にもなって、出会えたことの意味。生きる意味を教えてくれるのですね...。ちびくんと共に生きた約18年。彼は私に人生や愛、生きる事の意味を教えてくれ、大きな喜びを与え続けてくれました。今も...私には、赤ちゃんだった、里子にだすはずのちびくんを手放せなくて、結局我が家に置くことになった日のことが...その時の彼の姿が、生き生きと目に浮かびます。小さな小さなちびくんは、オレンジ色のリボンがお似合いでした。
miauleuse様。いつも本当にありがとうございます...。