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ゴンザと車で買い物に出かけたついでに.....
ふらっと、山手にあるイタリア山庭園に寄ってみた。
山手の端っこ(住所的には石川町)。
小高い場所にあるイタリア山庭園には、<ブラフ18番館><外交官の家>など、明治、大正期に建てられた外国人のための住居が移築されており、ぽっかりと静かに、穏やかな時間が流れている。
暦の上では春といえど、その風の冷たさはいまだ真冬の空気にさらされて、それらの建物にはめ込まれたステンドグラスが、色つきの氷のようにきらめいている。
庭園には、夕暮れ時の一瞬をとらえようと、カメラを持って散策する人。
周囲に立ち並ぶ豪邸の住人か、犬を散歩させる人々の姿も見える。
実は私とゴンザ。
山手は年中通りがかるところながら、このイタリア山庭園に来たことがなかった。
その存在は横目で知っていたものの、いつも素通りで.....。
どうやらとてももったいないことをしていたようである。
西洋建築と日本建築が絶妙に入り混じった歴史ある建物。
瓦とステンドグラスという不思議な取り合わせが醸し出す、独特のノスタルジー。
建物内には重厚で貴重な家具や調度品が寡黙に並べられ、横浜史を読み解く、資料閲覧室などもある。
ここで春を待つ午後を過ごしたら、どんなに有意義で素敵だろう。
次にここを訪れる時には、早い時間に来て、自分の住む街の歴史が記された本を読もう。
こんな急ぎ足ではなく、この建物に住んだ人が感じた時間を、ほんの少し味わおう。
庭園を出た私たちは、彼方に見える富士山を望み、開港当時そこから見えたその景色が、今とはまったく違うものであったろうと、近くて遠い時間に思いを馳せた。
なぜなら、そこから見える富士山は、多くのビルでその姿を隠され、頭の部分しか望めなかったから。
きっと140年前。
そこから望む富士山は、足元までくっきりと、その雄大な姿を見せていたことだろう。
海はもっと近くて、港や漁村が見渡せたろう。
遠い異国から、この紙と木で出来た小さな国に初めて足を踏み入れた西洋人は、いったい何を思ったろうか。
普段は素通りしている場所に、様々な思いを見つけ、人間一人の小ささと大きさに感慨を深くしつつ、再び車に乗り込んだ二人だった。
ふらっと、山手にあるイタリア山庭園に寄ってみた。
山手の端っこ(住所的には石川町)。
小高い場所にあるイタリア山庭園には、<ブラフ18番館><外交官の家>など、明治、大正期に建てられた外国人のための住居が移築されており、ぽっかりと静かに、穏やかな時間が流れている。
暦の上では春といえど、その風の冷たさはいまだ真冬の空気にさらされて、それらの建物にはめ込まれたステンドグラスが、色つきの氷のようにきらめいている。
庭園には、夕暮れ時の一瞬をとらえようと、カメラを持って散策する人。
周囲に立ち並ぶ豪邸の住人か、犬を散歩させる人々の姿も見える。
実は私とゴンザ。
山手は年中通りがかるところながら、このイタリア山庭園に来たことがなかった。
その存在は横目で知っていたものの、いつも素通りで.....。
どうやらとてももったいないことをしていたようである。
西洋建築と日本建築が絶妙に入り混じった歴史ある建物。
瓦とステンドグラスという不思議な取り合わせが醸し出す、独特のノスタルジー。
建物内には重厚で貴重な家具や調度品が寡黙に並べられ、横浜史を読み解く、資料閲覧室などもある。
ここで春を待つ午後を過ごしたら、どんなに有意義で素敵だろう。
次にここを訪れる時には、早い時間に来て、自分の住む街の歴史が記された本を読もう。
こんな急ぎ足ではなく、この建物に住んだ人が感じた時間を、ほんの少し味わおう。
庭園を出た私たちは、彼方に見える富士山を望み、開港当時そこから見えたその景色が、今とはまったく違うものであったろうと、近くて遠い時間に思いを馳せた。
なぜなら、そこから見える富士山は、多くのビルでその姿を隠され、頭の部分しか望めなかったから。
きっと140年前。
そこから望む富士山は、足元までくっきりと、その雄大な姿を見せていたことだろう。
海はもっと近くて、港や漁村が見渡せたろう。
遠い異国から、この紙と木で出来た小さな国に初めて足を踏み入れた西洋人は、いったい何を思ったろうか。
普段は素通りしている場所に、様々な思いを見つけ、人間一人の小ささと大きさに感慨を深くしつつ、再び車に乗り込んだ二人だった。
古い洋館や日本の古民家とか巡るのが好きなんですが、そちらに行く機会があった時は寄ってみよう!忘れないようにしなくちゃ。
港の見える丘公園近くのエリスマン邸等はわりと有名ですが、
このイタリア山庭園はあまり知られていないんですよね。
西洋館は全部で7館あるので、お天気のいい日には
色々歩かれるのも楽しいかもしれません。
教会もところどころにあるし、周囲に立ち並ぶ豪邸を
見ているだけでも楽しいし。
洋館も古民家も、とても興味深くて面白いですよね。
古民家だと、生田緑地や三渓園なんかもいいですね!
横浜は、現在ではみなとみらいが有名で観光地になっていますが、
私個人としては、山手の雰囲気や、関内の海沿い側、
日本郵船のビルや旧銀行群、帝蚕倉庫や(もしかしたら取り壊された?)、
野毛(古いジャズ喫茶なんかがある)がお勧めです。
あ、あと、ゴンザのお店もお勧めですよ~(笑)
異国情緒溢れていて、お散歩によさそうですね~。暖かくなったら行ってみようかなぁ。と思います。いいこと教えていただきましたっっ。
イタリア山庭園には昨年のこの時期に東京でのスクーリングがあったときに行きました。
山手の方は、町の人たちが自発的に街並みをよくしようとか保存していこうという気持ちが強いみたいですよね。歩いているだけでも美しい家と教会に目を奪われました。
山庭園の庭に植えられていた並木がとっても美しいなぁと思ったのと、下町のほうが眺められて気持ちがいいなってのんびりした気分になったのを覚えています。また行きたいな。
西洋館はメジャーなのに、なぜか皆知らないイタリア山庭園。とても小さな敷地なので、あっという間に見学出来てしまうんですが、復元された家具、実際に使われていたものも含め、丁寧に見ればかなり面白いと思います。洋館内には周辺の見所を記したパンフレットもあるので、お散歩がてらにはちょうどいいかもしれません。横浜市民からすると、どうも今の横浜市は街づくりと宣伝が下手なようで、今は観光客に大人気のみなとみらいも、あと数年でダメになってしまいそうです。あそこは、にょきにょきとしたビル群が何もないところにぽっかり蜃気楼みたいに浮かんでいたから絵になったのに、いまや建設中のマンションやビルが山ほど。景観も遠からずそれらに埋もれて、見所のない街になるでしょう。関内周辺もしかり、ですし。本牧も変わってしまったし、せめて山手だけは頑張って欲しい。暖かくなったら、私もイタリア山庭園を再訪したいと思っています。春が待ち遠しいですね。
古い街って住んでいる人たちも誇り高く、自分達が歴史を守ってるのだとしっかり自覚されているのかもしれません。ずっとそこに根を下ろして暮らしているからこそ、見えるものもあるのでしょうね。外国人住宅が多数あった場所ならではの、環境を守る意識、ですね。また、山手から急な坂を下った先の、下町との対比も興味深いものです。山手からすぐ下には、下町に住む人の息遣いが感じられる商店街や、また日雇い労働者やホームレスが作る町もあり、そこへ行くと道路の真ん中で焚き火をしている光景なんかも見られます(笑)そこは危ない地域なので入っちゃいけないですけどね。
街には色んな側面があって、だからこそ面白い。いつかまたyuimin様が横浜にいらっしゃる機会があれば、冷蔵庫みたいに大きなクーラーがバタバタ風を出しているような、横浜ならではの古びた洋食屋さんなんかにもご案内したいです(笑)