お気楽そのものの人生、でも、ときどき思い出す。
罵られ続けることの、
何と、人を疲弊させることか。
...私は逃げた。
酔っては襖の向こう側。
罵りの言葉を無限に投げ続ける祖父からは、
幼過ぎて逃げられなかったが、
その後は逃げ続けてきた。
家出をする形で、父と継母から。
母と連絡を断つことで。
絶え間ない罵りから逃げた。
人から見れば、
随分と被害者意識が強い様に思えるかもしれないが、
世の中には、普通の人が会ったこともないような、
本当に、他人を責めることでしか生きられない人間もいるのだ。
彼らの言葉を借りれば、自分が、
『子供は汚くてうるさいだけ』で、
『アンタなんかおかしなコトして逃げた母親そっくりで、淫乱』な、
『大したことなど出来るワケがない』
『自分ばっかり楽しい思いをして!』
『余計なことばかりする』
『思いやりのない、恐ろしい人間』
になってしまう。
...そんなのは嫌だ。
逃げるは恥、なんだろう。
たぶん、恥なんだろう。
でも、どんなに卑怯に思われても、
私の人生は私のものである。
この先、
来た道より進む道が、長い訳もない人生で。
いつか、逃げ切れない日がやってくるまで。
罪悪感とは切れぬまま、私は逃げる。
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