猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

繋がった!

2009年11月28日 09時16分55秒 | お出かけ

 

連休二日目。
新撰組に縁の深い日野に行ったのは、何かの予兆だったのか?

翌日、連休三日目
何の脈略もなくふと思いついた、谷中歩きで...
偶然ばったり、永井尚志さんの墓所に行きあたりました。

 

連休二日目に高幡不動で新撰組を感じたと思ったら。

三日目は偶然、谷中で永井様の御墓に行きあたった不思議!

永井様といえば、大河ドラマの新撰組をご覧になっていた方ならご存知の、
佐藤B作さんが演じておられたお方だが。

こうしてドラマや漫画などを通じて、
それまで馴染みのなかった、歴史上の人物に、
親しみを感じるようになったことがあるという方も多いと思う。

 

荒川区【本行寺】
その奥まった一角、そのまた奥に、永井様のお墓はあります。

ちなみにこの周辺はどこを向いてもお寺だらけ...。
こちら、お寺変わって【経王寺】さんの山門には...。

今もこんな痕跡が残ります。

 

件の大河、【新撰組】も、その描き方、配役、解釈に、
賛否両論さまざまあったようではあるが。

それでもそれは、時代劇にはあまり興味のない若い人たちに、
チャンネルを合わせる機会を与えたという意味での功績は、
大きいのではないかと思う。

 

1868年。
経王寺では、上野戦争で敗走した彰義隊を匿ったため、
新政府軍の攻撃を受け、山門にこうして弾痕が残ったと。

 

まあ、ドラマなどのイメージで、「あっ、永井様の御墓だ!」と、
人々が自分の墓所へ立ち寄ることを、
永井様ご本人がどう思っておられるかはわからないが...(笑)

それでもこうして、何かをきっかけに、知り、
「なら、ちょっと立ち寄ってみよう」と行動に繋げ、
また、そこから知ろうとすることは悪くないことなのではないだろうか。

 

この日最後に立ち寄ったのは、その美しさが何か意外といえば意外。
納得といえば納得の...

【東京大学】

「何が?」と問われればよくわからないながら(笑)
「さすがだなぁ」と連発したくなる構内。

 

.....と。

新撰組、永井様と、偶然繋がった連休の話を書こうと、
ちょいと調べたら。

なんと、その永井様の養子の娘の孫(ややこしい?)は、
かの三島由紀夫なのだそうである。

繋がるって、おもしろい。

 

美しい建物群の一角では、ジョサイア・コンドルの像が、それを見守って。
彼は、今でいう東大工学部建築学科で教鞭をとった建築家で、
英国・ロンドンからやってきた、いわゆるお雇い外国人。
旧岩崎邸も、ニコライ堂も、彼の作。
美しい建物を多数残し、日本人の妻を娶り...
日本で生き、日本で人生を終えた人。

こちら、赤門は、旧加賀藩・前田家上屋敷の御守殿門。
1827年、13代藩主が、11代将軍家斉の娘・溶姫を迎えるときに作られたもの。

そういえば永井様と「繋がった」三島由紀夫は、
東京帝国大学卒なんだとか。
で、その三島の母親は、前田家と縁が深いと。
繋がる、繋がる~。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おぉ (くてくて)
2009-11-29 00:27:47
痕跡にすごい食いついてしまいました。
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ぐっと。 (erima)
2009-11-29 10:29:27
くてくて様

こういうの見ると、ぐっときますよねぇ。

素通りしてしまえば「なんだ、あの穴?」で終わってしまうけど、そこには歴史と、そこに関わった、多くの人の人生のドラマがあるのですよね。
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