う～ん、ジュウスゥイ～♪

8月1日はゴンザの誕生日だった。

といっても、特別なお祝いをしたわけではない。
日付が変わってから「おめでとう」を言い、2人でケーキを食べ、嫌がるちびくんとちゃあこに無理矢理拍手をさせ、普通に眠っただけで、私ときたら甚だ気の利かない女であるのだが、しかしその一方で、こんな風に過ごすのが1番素敵な誕生日の過ごし方だとも思っている。

また有難いことに、社交的で愛想の良いゴンザは毎年たくさんの方々にその誕生日を祝って頂くのだが、働いているのがバーということもあってかみなさんが立ち寄って下さり、仕事終わりにはいくつものプレゼントを携えて帰ってくる。

そして今年は、その中に「最高級ヒレ肉」があったのである。

美味しい物が大好きなゴンザにとって、これは最高のプレゼント。
しかもここ数年、あまりにも霜降り過ぎるお肉は受け付けなくなっている我々にはちょうど良い「差し」の入り具合で、もう見るからに美味しそう♪
これは是非、最高の焼き方で頂かねばバチが当たる。
とはいっても、所詮素人の私には、こんなに上等の肉は手に余る強敵だし.....。

そこで。
本来なら上げ膳据え膳で祝ってもらわねばならない主役の、ゴンザ自ら調理を担当してもらうこととなった。
すると、
目にも鮮やかな手さばきでニンニクをスライスし、ソースを作り、あっという間に美味しそうなステーキを焼き上げたゴンザ。なんだかお店みた～い。
2人、お肉を前にしてしばしため息。そして記念に写真をパチリ。で、

「うわぁ～.....いっただきま～す♪」
「ん～♪」

昼間っから頂くヒレステーキはとっても柔らかくてジューシーで、誕生日を迎えた当事者であるゴンザよりも良い思いをさせて頂いた私。
お肉をくれたＷクンにこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。
Ｗクン、本当にありがとう！そしてご馳走様でした♪

とっても素敵なプレゼントでした～。（って、お前の誕生日じゃないって！）