日本人って『その気』になるのが下手だ、と思う。
何かをなすとき、自己陶酔の力って、
結構大きいと思うのだが。
『オイルサーディンのガーリックマヨ焼き』
エリンギと、ジャガイモと合わせて。
たとえば、表現力を必要とするスポーツに取り組むのにも、
きっちり、与えられた課題をこなすのは上手だけど、
そこから先が、なかなか進まない。
たとえば選手が自分に酔って、独特の世界観さえ作り出せれば、
小さなアラは、見えにくくなる部分もあると思うのだけど......。
こちら、節分の豆を白菜と玉葱と煮てみました。
で、これはどうしてかなぁと考えるとき。
謙遜が美徳の、この国の文化にも関係があるのかなぁと。
「綺麗ねぇ」と言われたら、
「いえいえ、そんなこと」と言うのが一般的とされ......
「そう?ありがとう」などとでも言おうものなら、
「うぬぼれてんじゃねぇよ」とか言われるこの土壌に(笑)
ところで、最近のコンビニスウィーツって、
見た目も味もレベル高いよねぇ。
サンクス、バナナパフェ。
これは、何も憶測でものを言ってるのではなく、
かつての私の経験でもある。
「綺麗だよねぇ」と言ってもらえたから、「ありがとう」と答えたら、
「なんかイヤな感じだよね。フツー、謙遜しない?」と(笑)
私は答えたものだ。
「あのさぁ。自分が全然綺麗じゃないと思ってる人間がモデルなんかする?
『全然綺麗じゃないです~。でも、モデルなんです~♪』って答えたら、
そのほうが嫌味じゃないの?
ある程度の自信がなけりゃ、入っていける世界じゃないでしょう」と。
......と、相手はごにょごにょと言葉を濁したが、
自信を持ってふるまうものを、好意の目で見られない社会ってどうなのと思う。
そして、そういった土壌が、
『その気』になれない人間を増やしているのではないかと。
自分に酔ってなきゃ、仕事とはいえ、
とても30歳も過ぎて(当時)、こんな格好は出来ません(笑)
もうはるか前、ショーの合間に。
フィギュアスケートの女子選手・キム・ヨナを見るとき。
彼女には絶対的な世界観があるのを感じるが、
あれは彼女が冷静でいながらも、自己の世界に入っていく術を、
きちんと持っているからだ。
自分の実力に酔い、美しさに酔い、音楽に酔い、すべてをモノにして。
しかし、反して日本選手に足りないのは、この自己陶酔。
(男子の高橋君は陶酔の名人)
そのほかはもう、完璧なのになぁ。
『煮物気分』なゴンザのために。
ごたごたと、家にあるものを煮てみました。
で、思うんだけど。
日本の女子選手は、ときには練習を休んで、徹底的にドレスアップして、
なみいる男どもに褒められまくったりするのも必要かもねと。
国内の男にはあまり甘い言葉は期待出来ないから、
海外あたりで。
(ちなみにゴンザは日本人だけど、平気で甘い言葉を多用する)
頑張って欲しいなぁ、真央ちゃん。
(日本男子ももっと女性を褒めましょう。
褒められた女は絶対綺麗になってゆくのだから)
erimaさんの綺麗の秘訣その1ですね
自分に自信を持つこととその後押しをしてくれる言葉や人大事ですよね
謙遜とは自分を卑下することではないと思います。
今まで積み重ねてきたことに自信を持つことは大事なことです。
ただ独りよがりにならないように自戒しないといけませんが。
ゴンザさんが甘い言葉を口にするのは、本当にそう思っているからなのでは?
でも、例えば相棒が元いた世界やスポーツ界なんてのは、
光ってナンボ、自信を持ってナンボの世界のわけだから。
でも、世間はすぐにそういう人間に、
「調子に乗るな」
って言うよなあ。
でもそれって、逆に言えば、調子のっている間が
その人の最強の時期なんであってさ(笑)
フィギアで言えば、村主とか結構嫌われてるけど、
彼女は技術のなさを表現力でカバーしてるわけだから、叩く方がおかしいと思う。
単なる自惚れ屋じゃなくて、それを武器にしているプロなんだから。
そう思えば、新庄とかよかったなあ。
冷静に考えれば、どれほどの選手なんだって話なんだけど、
印象だけは強烈で、見ているだけでおもしろかった。
フィギアも、すべるフェロモン・キャンデローロなんてのも最高だったもの(笑)
というわけで、今回も「相棒、最強の時」の写真を見せてくれてありがとう。
いやいや、全身泥だらけで朝の電車に乗る相棒も、
やっぱり別の意味で最強なんだけどさ(爆)
自己陶酔の力は大きいですよね~。
若い頃は自分に酔っていられたけれど、
いまでは化粧品や服を買ったり、美容室に
行くのにも、ものすごく勇気が要ります(笑)
「それがどうした。私は貴婦人を花売り娘のように扱う」byヒギンズ教授
映画「マイ・フェア・レディ」での私のお気に入りのセリフです
本当はね。
私も、最近では、ゴンザの甘い言葉に、なんだか申し訳なってくるほどの不精っぷりなんですけどね(笑)
でも、女性として大切なことを忘れそうになるたびに、そうして女であることを思い出させてくれることには、非常に感謝してます。
そして、日々、さりげなく、ほめてくれること。
これは本当に、nyaopoo様のおっしゃるように、
>自分に自信を持つこととその後押しをしてくれる
のですよね。
そして、それがまた何かにつながり...
そういう気持ち、忘れたくないですね。
褒められたらお礼を言う。
これは、普通のことであると私も思うんですが...
中には褒めるとき、本心からではなく、反応を見たいがための人もいるようですね。
これは、独りよがりでないかどうか、こちらを試しているのでしょうか?(笑)
日本人は、自信を持つ人を前にしたとき、その人の積み重ねや背景は無視して、『謙虚ではない』その一言で片づけたがる傾向がありますが、これは特に女性に対して強いような気がします。
(ちなみに私に「イヤな感じだよね」と言ったのも男性です)
ゴンザが甘い言葉を口にするのは、本当にそう思っていてくれる部分もあるのかもしれませんが、半分は自己暗示でもあるでしょうね(笑)
そうそう、そうなんだよ。
たとえば、自信を持ってなんぼの世界で闘う人間を前にしても「調子に乗るな」とか、言うんだよ、この社会は。
たとえばさ。
キム・ヨナのことなんかでもそうだけど、「あんなのただの顔芸だ」とか言う人もいるけど、「でもそれがたとえばそうだとしても、ジャッジに好印象であるのは確かだろう?」と。
彼女は、それが自分の武器であることをきちんと熟知して、最大限に利用しているが、それだって表現力のうちだと思うんだよ、俺は。
村主選手のことだってそうだ。
相棒の言うとおり、彼女の実力は、血のにじむような努力をしてきた当人が一番知ってるわけだから、彼女自身が分析し「私はこれで闘う」と決めたものを叩く必要はないんだ。
自分の一番得意な部分を伸ばしてそれを押し出すのは、戦略としても当たり前なんからさ、本当に。
それに、これも相棒の言うとおり、調子に乗れるときに乗っとかなくて、いつ乗るんだ?と(笑)
過剰なほどの自信がなければ出られない場所というのがあるが、過剰な自信を持つものは、同時に極端なコンプレックスも持ち、それをバネに努力をしているのだと...
人を叩きたがる人間には、それがわからないのだと思う。
で、フィリップ・キャンンデロロ!!
もう、俺キャンンデロロ大好きなんだよ!
フィギュア界において、プログラムにストーリー性、娯楽性を持たせた元祖は彼だと俺は思ってるんだが、あの三銃士のストレートラインステップは、今も忘れられない!
まるでそこに剣が見えるかのようで。
色男だったなぁ♪
...あ、ちなみにこの写真の俺はゆるゆる下り坂を下っている頃だ(爆)
今はオバハンとして生まれ変わって最強だが(笑)
自己陶酔はすなわち自己暗示でもあり...
それが大事なときって、絶対ありますよね。
自己陶酔することによって自信を得、自信を得たことによって、自己陶酔して...
相乗効果をあげていくのも大事。
化粧品を買うとか、美容室へ行くとか、それはさながら女の戦場でしょうか(笑)
最近の私はそれらに行く時も素顔で汚いままです(笑)
この、マイフェアレディのセリフを解釈するとき。
「所詮、女はただの女」と、そういう風にとることもできますが...(笑)
貴婦人の装いをすれば、女性は貴婦人になるものなのですよね。
ちなみに女性においては、服装から入るというのも、自己陶酔における有効な戦略ではありますが...。
「なりきる」っていうのかなー。
衣装・装飾具・化粧と、変身グッズが豊富な女の特権です(笑)