猫猿日記    + ちゃあこの隣人 +

美味しいもの、きれいなもの、面白いものが大好きなバカ夫婦と、
猿みたいな猫・ちゃあこの日常を綴った日記です

記憶。

2008年01月09日 02時55分33秒 | 猫たち

このblog内で再三取り上げてきたことではあるが。

私は腰が悪く、ちゃあこは甘えん坊である。

 

ちゃあこがこの顔になったら要注意!(笑)
甘えん坊ビームを発したら最後、しがみついて離れない。

 

そして、一見、無関係そうに見えるこの二つの事柄には、
実はとても深い関係がある。

.....いや。

私の腰が悪いのは、一種遺伝のようなものでもあるし、
(我が家は亡くなった父含め、母・妹・弟←手術経験アリ、含め全員ヘルニア)
別にちゃあこのせいでも何でもないのだが、
今日に限っては、ちょっとばかり関係があって、
甘えん坊モードに突入したちゃあこを抱き上げた瞬間に「グキッ」っとやっちまった、と(泣)

 

こちらはゴンザが持ち帰ってきた白いグラジオラス。
私は白い花が大好き♪

 

しかし、彼女が一度甘えん坊になったら、もうどうしようもなく、
こうなってしまったが最後、ちゃあこは私が立っていようと座っていようと、
例えばトイレに行こうとお構いなしに膝や胸によじ登ってきては、抱っこをせがみ、
しがみついて離れない。
(家事も、片手にちゃあこを抱っこしながら、なんてしょっちゅうだ)

 

 

 

そうして、私は仕方なく、痛んでまっすぐ伸びない腰を曲げたままで
「いたたたた!ちょっと待って!ちょっとちょっと.....」
と、ちゃあこを抱え、家の中をヨロヨロ、ソロソロと移動するという次第である(笑)

 

こちらはゴンザがクリスマスにプレゼントしてくれた、
フレーバーグリーンティーのセット。
この箱はオルゴールになっていて、
引き出しを開けると白鳥の湖の調べが流れ出す、という仕組み。

 

しかし、ここで言いたいのは私の腰がどうとかいうことではなく。

なぜちゃあこがあれほどまでに必死の形相で甘えなければならないのか、
ということに対してなのだ。

こうなってしまったときの彼女は、まるで、
そうしなければ溺れてどこかへ引きずり込まれてしまうかのような懸命さで私にしがみつき、何度床に降ろしてもまとわりつき、よじ登り、「きゃっきゃっ」と文句を言い続ける。

 

お茶が入っているジッパー付きの袋も可愛い♪

 

かつて捨てられ、さまよっていたときの記憶なのか、
それとも私の愛情が足りないのか.....。

愛おしく、切なく、実に痛々しいちゃあこの甘えかた。

 

こんなにシンプルで可愛いスプーンもついてた♪

 

そして、そのたび私は、

「大丈夫だよ。どこにも行かないよ。
 ほら、こうして、erimaちゃんはいつもちゃあこと一緒にいるでしょう?」

そう彼女を抱きしめながら、背中をさすり、静かに言い聞かせつつ思うのだ。

『ちゃあこが元気でいるうちは、私は絶対死ねないな。
 もし、私が姿を消したら、彼女は「捨てられた」と思うだろうから』と。

......誰かに必要とされるのは、そう悪くないものだ。

 

 

 

そして。

きっと、ちゃあこが私を必要としているのと同じくらいに。
.....いや、それ以上に。

私もちゃあこを必要としているのだろう。

なんて。

こんなことを書くと、「俺は?俺はどこに登場するの?」なんて、
いじける人が出て来そうだが(笑)



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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちゃあこちゃんも分かってるのかも (まきまき)
2008-01-09 08:30:43
そうだね。
いつだったか、erimaちゃんがペットを飼っている人は「この子を残しては逝けない」という思いから、ペットを飼っていない人よりも長生きするという統計があるって言っていたでしょ。
それってきっと大いに理由あってのことなんだなーって、自分でペットを飼ってみて実感している今日この頃。
うちは体温なんて感じられない、肌もなかなか触れられない(水換えでホースを水槽につっこんでる時に、そっと触っちゃうことはあるけど・笑)熱帯魚だけど、みんなの個性もちゃんと把握してるし、やっぱり愛おしいなって思えるのよ。
この子達を通して友人も新しく出来たし、本当に感謝してる。

ちゃあこが甘えん坊なのには色んな理由があって、子供の時の体験も関係しているんだと思うけど…。
それ以外に、erimaちゃんがちゃあこを心から愛しいと思っている、erimaちゃんが優しい人である、そしてerimaちゃん自身が実は淋しがりな一面を持っていて自分がいないといけない、そういったことが動物の本能で分かっているのかもしれないね。

あ。ゴンザ氏も然りで、きっと大いにerima家両嬢をこよなく愛してるんだよね!
話題の上でも仲間はずれにしたら、本当にイジケちゃいそうだから、ちゃんとフォローしてあげてね(笑)
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痛感しました。 (いなひこ)
2008-01-09 12:05:47
昨夜 兌が初めてお泊りしました。大丈夫かなっと思っていたら、やっぱり 「ママぁ~」 もう大泣きでした。ママは絶対です。いっくら可愛がってもなにしても「ママ」に叶う人はいません。また それでいいとおもいます。

兌のパパ息子がしみじみと、「九太郎は赤ちゃんで貰われてきたんだよな我が家に。そう思うと可哀相だよな。ママとも兄弟とも離れてナ。」
九太郎が家に来た時に寝顔を見ていたら、おっぱいを飲んでる夢でも見たのか、お口がおっぱいを飲んでる形だった。それを見た途端 胸がキュンとして、絶対 この子を悲しませたりしないゾっと誓った。

あのぉ~ お仲間かどうか・・・
九太郎も 「椎間板ヘルニア」 で以前デンキ当ててもらいました。だから冬はお洋服着せています。
冷やしちゃーダメみたいです。
温かくして、お大事にね。 
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今更ですが・・・ (へいたらう)
2008-01-09 14:53:10
私も、若い頃、家業の重労働をしてました折りに、腰をやりました。
以来、病院、針治療、整体、気功・・・etc、本当に色々やりましたが、特に効果はありませんでしたが、あることをやり出して以来、最近は、かなり、腰痛からは解放されています。

私が効果があったと思うのは、腹筋でした。
毎日、テレビの台の下に足を突っ込んで、テレビを見ながら、30°くらいだけ、ちょこちょこっとやってました。
最初は、腹筋をすること自体が腰が痛くなっていたのですが、痛くても、そのままやり続けていると、悼むことはなくなりましたよ。
昔は、その調子で、100回とか200回とかやってましたが、最近では、30回くらいでしょうか、でも、さぼっていると、てきめん、腰が痛くなります。

あるいは、今、流行りの電気パッドでけいれんさせる奴なんかもいいと思いますよ。
一度、お試しあれ。
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猫鍋かと (虫主婦)
2008-01-09 23:11:10
ちゃあこさま、この後土鍋に入られるのかと思いました。

猫ってあんまり堂々と甘えないのかと思いますけど、二人きりとか家族だけだと思い切り甘えるようですね。
ウチの高木さんたち(フグ)はエサのときだけ甘えます(すぐ逃げる)。

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10日 (ひとっち)
2008-01-09 23:34:43
明日、APさん行ってきます!
明日は私独りだそうで、
erima姉さんの代わりに、サクサク行ってきますね!!

いや~おせち美味しそう!!
いつもブログで思っていたけど、
食べるだけじゃなくて、作るのも上手で頭が下がります。
是非是非、お勧めレシピを公開して、
新米主婦の私めにご伝授して頂けたら嬉しいです!!

ではではまた~
お邪魔しましたん
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同じにおいが・・・ (ふわり)
2008-01-09 23:59:29
今のerimaさんはもしかしてもしかすると、
私の未来予想図かも?
と言うのもララが私の肩をいつも狙っているんです

寝ているか、チョコと格闘しているか、食べているか、
このルーティンワークの隙間に、
仔猫なりにも「ボーっ」とする時間があって、
その「ボーっ」とする時間が要注意(笑)
そんな時は私の肩を狙ってお目目キラキラ★

食事に支度時間に重なってしまうとお料理が出来ない…
PCに向かっている時も然りで、そんな時は片手でピコピコ…
でも…めんこいから許す!(笑)

反してチョコは抱っこが大大大嫌い~
今日も肩にのっけてみたら「何すんだよ~」って
猫キックして一目散で逃げていきました
姉妹なのに面白いなぁ~★って観察しています

モジャ主婦連は腰痛持ちさんが多いのかしら
私とGONCYAんは坐骨神経痛、まっちゃん★も腰痛持ち、
そして九ちゃんも(笑)
オナゴの体には冷えは大敵ですから、
無理せず暖かくして過ごして下さいね!

追伸:雷様…今回も画伯の絵がめちゃめちゃ凄くてビックリ!、
まじまじと穴があくほど何度も見てしまいました
シンコも「何これ、何これ、何これ!」って絶句していました洋
ありがとうございました~!
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奇跡も起こすらしい (erima)
2008-01-10 02:02:51
まきまき様

そうそう!
あれは確かBBC制作の番組で...
『人間が危篤状態に陥った時、ペットのいる人とそうでない人とでは著しく生還率が違う』という統計。
例えばどんな動物でも、自分がその対象をどう思っているのか...
「置いてはいけない」という強い心を持っているかどうか。
それが何かを変えるんだと思うんだけど...。

ちゃあこについてはね。
もうこれは彼女の甘え方を見た人は誰でも驚くようなもので、これが記憶からのものなのか、それともまきまき様が言うように何か私の気持ちを感じてのことなのか、本当にいまだによくわからないんだけど、16年、寝食を共にして思うのは彼女が猫ではないってこと(笑)
喩えてみるなら人間の赤ん坊のようで、その彼女の賢さが逆に私を切なくさせることもしばしばなのよ。
言ってみれば私が彼女を拾ったのではなく、彼女が私を拾ってくれたのかも。

ゴンザもね、「ちびくんとちゃあこが俺に愛するってことの本当の意味を教えてくれた」と。
小さな動物たちは本当に偉大な力を持っているのね。
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頑張れ兌ちゃん! (erima)
2008-01-10 03:10:19
いなひこ様

兌ちゃん。
今夜は泣かないで眠れたでしょうか?
人はどんなに大人になっても母親を追い求めるものだといいますが、小さな子供とママの絆というのは、本当に強く、濃密なものですね。
ちゃあこも...もしかしたらそんな風に私を必要としてくれているのでしょうか。
そういえば、私が忙しいときなどに、抱っこしたちゃあこをゴンザに託すと、人間の赤ん坊のように身体をこちら側によじって腕を広げ、「erimaちゃんがいい~」としますが...
そんな風に求められると、さらに愛おしい思いが募ります。

本当だったら、母親のお乳をおなかいっぱいに飲んで、毛繕いもしてもらって、兄弟達と遊んで育つはずの犬や猫たち。
でも、様々な理由からそう出来る子は限られてきますし、だからこそ、そう出来なかった小さな彼らを引き受けた側は、精一杯の愛情を注ぎ、きちんと責任を負う覚悟が必要なのですね。

九太郎ちゃんが見る夢も...
いつしか、ママのおっぱいから、いなひこ様の抱っこの夢に変わっているかな。

九太郎ちゃんも腰、お大事になさって下さい。
お仲間として、一緒に冷やさないようにして、元気にがんばろうね、九太郎ちゃん♪

いなひこ様、いつもありがとうございます。
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病院は対処療法のみですものね。 (erima)
2008-01-10 03:25:50
へいたらう様

本当に、病院も整体も...腰に関してはほとんどが対処療法のみで、根本的な解決というのにはなかなか繋がらないですね。
私の弟も手術は受けたものの、やはりすぐにまたヘルニアは再発したそうで、いまだに痛みと戦っています。

筋力をつけること、無理な体勢をとらないこと。
このふたつはよく言われることでもありますが...やっぱり大切なんですねぇ。
そういえば夏中自転車であちこち走り回っていたときは(一日15㌔程度)腰痛も軽い気がしましたが、続けるって大事ですね。
実は私の場合とっても背筋が強く、そのおかげで他の家族より腰の悪化がゆっくり来ているのではないかという部分もあるのですが、腹筋は寄る年波により、近年見事に衰えてきてますから(笑)やはりここはへいたらう様のなさっているようなトレーニングが必要なのでしょうね。
個人的には、電気パッドで楽に...というのに興味大ですが、いかんいかん!(笑)
やっぱり自ら鍛えることによって、管理、というのが理想的ですね。
大変ためになるアドバイスをありがとうございます!
(最初は10回くらいから始めます・笑)
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土鍋は猫またぎ。 (erima)
2008-01-10 03:35:09
虫主婦様

猫鍋。
あれを初めてみたときにさっそくやってみたんですけど、もう完全無視の猫またぎ。
「ああ、鍋?それがどうしたの?」みたいな感じで(笑)
ちゃあこはどうも、狭い場所より広々とした場所ででかい態度を取るのが好きなようで、このカゴにもすぐに飽きると思われます。

ちなみに彼女は家族の前のみならず、誰の前でも甘えん坊で、人見知りも一切しません。
おなかがすいたときに甘えるのも、高木さんたちと一緒です(笑)
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