我が家の夏の一大イベント、東京湾大華火大会に行ってきた。
昨年、この花火大会としては我が家初めての協賛席チケットを購入し、その迫力に大感激したゴンザと私。
今年は、「父ちゃんと母ちゃんにも見せてあげたい」というゴンザが早々とチケットを購入。私が作った大量のおにぎりやから揚げを携えてのお出かけとなった。
首都高にのって20分ほどで行ける日の出桟橋の会場は、パイプ椅子を並べただけとはいえ、目の前はもう海で視界をさえぎるものもなく、右手にはレインボーブリッジやお台場が見渡せる最高の位置。花火を観賞する際に女性の大きな不安材料となる、トイレの心配もいらない(しかも簡易式ながら手を洗うところまで準備してある)という、チケット料金を払うだけの価値が充分にある特等席である。もちろん、人ごみのなか、屋台の味を楽しみながらの花火も素敵だけれど、たまにはこんな贅沢もまた素敵。何より今日はゴンザの両親に楽しんでもらうのが1番の目的であるとなればなおさら、である。
さて。
大きなお弁当包みを持って座席についた我々は、席に落ち着いたのをいいことに早速包みをゴソゴソ、おもむろにアルコール抜きのプチ宴会を始めた。
.....しかしなんだか空気が重いし、よく見れば雲行きも怪しい。
いかに特等席といえども、お天気だけは誰にもどうにもならないから、雨が降らないよう私もひたすら祈る。が.....次の瞬間、空を貫いたのは少し早めの花火ではなく、雷様がもたらした稲光だった。次いで、ポツポツポツと降り始めた大粒の雨。せっかく作ったお弁当をずぶ濡れにされてはたまらないので、大急ぎで拡げた荷物をたたむ一行。
会場内のアナウンスでは「この雨は一時的なものとの予想」と言っているが、会場中の皆はあっという間にずぶ濡れになってしまった.....。
が、夏の夕立とはあっさりしたモノで、まだ陽ざしの残る空からはうっすらと明るい光。そして空が明るくなるにつれ、
なんと!我々の正面には大きな虹が見えてきたのである!
薄明るい海の上に、綺麗に大きく架かった虹の橋。
あんなに完璧な半円形の虹全体を見ることが出来るなど、そうそうあるものではない。
「虹を見るといいことがある」とは、だれが言った言葉かは知らないが、ずぶ濡れの人々から聞こえていたボヤキを一瞬にして感嘆のため息に変え、不思議と空気をひとつにした思いがけない空からの贈り物は、雨に降られたことなど忘れてしまうほどに私達を幸せにしたから、たぶん間違いではないはずだ。
そう。虹を見たその時の気持ちこそ、まさに「いいこと」に違いないのだから。
やがて.....。
暗くなり始めた空に虹は吸い込まれ、待ちに待った花火大会の始まり。
昨年にも勝るとも劣らない迫力と美しさは、我々一行と、花火を臨む人々すべてを感激で包み、虹と同じような「見る人をひとつにする」不思議な力で、この夏と、それぞれの人生の一場面を彩ったのだった。
来年の花火は、どこで見よう.....?
昨年、この花火大会としては我が家初めての協賛席チケットを購入し、その迫力に大感激したゴンザと私。
今年は、「父ちゃんと母ちゃんにも見せてあげたい」というゴンザが早々とチケットを購入。私が作った大量のおにぎりやから揚げを携えてのお出かけとなった。
首都高にのって20分ほどで行ける日の出桟橋の会場は、パイプ椅子を並べただけとはいえ、目の前はもう海で視界をさえぎるものもなく、右手にはレインボーブリッジやお台場が見渡せる最高の位置。花火を観賞する際に女性の大きな不安材料となる、トイレの心配もいらない(しかも簡易式ながら手を洗うところまで準備してある)という、チケット料金を払うだけの価値が充分にある特等席である。もちろん、人ごみのなか、屋台の味を楽しみながらの花火も素敵だけれど、たまにはこんな贅沢もまた素敵。何より今日はゴンザの両親に楽しんでもらうのが1番の目的であるとなればなおさら、である。
さて。
大きなお弁当包みを持って座席についた我々は、席に落ち着いたのをいいことに早速包みをゴソゴソ、おもむろにアルコール抜きのプチ宴会を始めた。
.....しかしなんだか空気が重いし、よく見れば雲行きも怪しい。
いかに特等席といえども、お天気だけは誰にもどうにもならないから、雨が降らないよう私もひたすら祈る。が.....次の瞬間、空を貫いたのは少し早めの花火ではなく、雷様がもたらした稲光だった。次いで、ポツポツポツと降り始めた大粒の雨。せっかく作ったお弁当をずぶ濡れにされてはたまらないので、大急ぎで拡げた荷物をたたむ一行。
会場内のアナウンスでは「この雨は一時的なものとの予想」と言っているが、会場中の皆はあっという間にずぶ濡れになってしまった.....。
が、夏の夕立とはあっさりしたモノで、まだ陽ざしの残る空からはうっすらと明るい光。そして空が明るくなるにつれ、
なんと!我々の正面には大きな虹が見えてきたのである!
薄明るい海の上に、綺麗に大きく架かった虹の橋。
あんなに完璧な半円形の虹全体を見ることが出来るなど、そうそうあるものではない。
「虹を見るといいことがある」とは、だれが言った言葉かは知らないが、ずぶ濡れの人々から聞こえていたボヤキを一瞬にして感嘆のため息に変え、不思議と空気をひとつにした思いがけない空からの贈り物は、雨に降られたことなど忘れてしまうほどに私達を幸せにしたから、たぶん間違いではないはずだ。
そう。虹を見たその時の気持ちこそ、まさに「いいこと」に違いないのだから。
やがて.....。
暗くなり始めた空に虹は吸い込まれ、待ちに待った花火大会の始まり。
昨年にも勝るとも劣らない迫力と美しさは、我々一行と、花火を臨む人々すべてを感激で包み、虹と同じような「見る人をひとつにする」不思議な力で、この夏と、それぞれの人生の一場面を彩ったのだった。
来年の花火は、どこで見よう.....?
虹ってみんな見上げますよね。
ワタシもまったく見ず知らずの人に、
「ほら、後ろ見て。」と言われて大きな虹に遭遇したことがあります。
ものすごく嬉しくなります。
そうそう!
虹って、発見した時に思わず辺りを見回して
「みんな気付いているかしら?教えてあげたい」って
思いますよね。
自然が作る驚異と美には、人の心をひとつにする
不思議なパワーがあるんですね~。
嬉しい気持ちは幸せな気持ち。
虫主婦様がその大きな虹をご覧になったときも
「いいこと」があったんですね♪