みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

京都旅行で考える

2016-01-24 13:15:30 | 日記

    21日から3泊4日で京都方面を旅しました。

    この日、東海地方は大雪で、すでに出発前から大幅な遅れが告知されていましたが、

    予定 が入っていたので決行しました。

           静岡で見る富士山は美しいです

    岐阜あたりでは猛吹雪、新幹線も大幅な減速運転です。

            窓から眺める吹雪 景色が見えません

 

    60分遅れで京都着でした。

    第1日目の計画は 京都国立博物館、帆布で作ったバッグで有名なイチザワへ行くことです。

    博物館では見どころのある物ばかりで、ため息が出ました。写真はノーです。

    イチザワでは、海外旅行に持っていくのに かねてから欲しかった肩から下げるバッグを買いました。

    帆布は防水加工もしているので、扱いやすいです。

    夜はいつも行っていた和食のお店に行くのを楽しみにしていたんですが、

    京都は年々変わります。

    情緒のある建物から脱して、ビルの中に入ってしまい、しかも板長とやり取りしながら食事をする、

    というのんびりした食事などできるものではありません。

    板長は引退、知らない板前さんが「食事はすべてコースになっています」とおっしゃる。

    「おまかせ」で「もう ここでけっこう 終わりにしてね」などというお料理の楽しみ方はできません。

    私たちは、お金はありませんが、おいしくて楽しい食事には、お金をかける主義です。

    もうがっかりですね。

    私たちが料理がおいしいと感じるお店は「漬物とごはん、汁ものがおいしい」が基準なんです。

    それさえもなく、もう、ここは「お終い」だと思って帰りました。

 

    翌21日は東寺で 毎月 〝弘法市” という骨董市が開かれる日です。

    ここで、毎月 草木染めの同士が出店しています。そこを訪ねました。

        東寺です

 

        粕谷和弘氏の”はちはち工房”

    粕谷氏は兵庫県高砂で草木染めの工房を開いている方で、一度お会いしてみたかったのです。

    関西のおじさん風で(笑)、とっても楽しい方でした。

    ここで愛知の縮綿の糸で織ったブラウスを藍染めにしたものを譲っていただきました。ステキなものです。

 

    そのあと、西賀茂にある正伝寺にいきました。

    ここは夏の大文字焼きの”舟形”の山の近くで、バスで延々いきました。

    ここも住宅の開発が進んでいるようでしたが、古いお寺の中の静かなたたずまいは、心洗われるものでした。

         正伝寺 山門

    

         続く参道です

 

         庭から眺める借景は 比叡山です

    雪の中で遠くに見えますが、比叡山のあまりの近さにビックリします。

    立ち上がると八瀬まで眺められます。

    お寺の中には釈迦の涅槃の図があり、生きとし生けるあらゆる生物が釈迦の死を悼んでいる図が

    印象的でした。(写真は不可)

 

        

        境内でナンテンを見つけ「ナンを転じて福と成す」と

        娘を想い写真をパチリ。

 

    やっと市街に戻って来て、出町柳から百万遍までのんびり散策し、

    夫が大学時代を過ごした思い出などを聞きながら、夫が学生時代に来ていたモダンジャズの喫茶店へ。

    ここで1時間ほど二人はそれぞれ本を読みながらモダンジャズを聴きました。

    夫が過ごした吉田寮など、もうガタピシの建物でした。

    今まで、京都に何度も来ましたが、こうやって大学近辺を歩いたことがありませんでした。

    この夜は天ぷらを食べましたが、ここも以前とは変わっていましたが、味が良ければ良しですね。

 

    思い出したことがあります。

    むかし、娘がイギリスから帰り、そのあとをボーイフレンドが追いかけてきたことがあります。

    せっかく来てくれたので、関西方面を案内したんですが、

    京都で行きずりの天ぷら屋に入ったときのことです。

    入店したら、周囲が無作法に私たちを見ます。

    奥から店主らしき人が出てきて「ここは一言(いちげん)の人はお断りしています」というのです。

    「はぁ?」と言う私に追いうちをかけるように「座っただけで8000円いただきますが、よろしか?」と言うのですよ。

    そこまで言われて黙っていられなくなり、「イギリスからお客さんを連れてきて そんなこと言われるすじはありません。

    8000円であろうと8万円であろうとかまいません!」と言ってやりました。

    そしたら仏頂面で「ほな、何揚げまひょ?」というので「エビとかキスとか」と応えると

    ホントにエビとキスだけを揚げて出され、イギリス・ボーイは雰囲気に耐えられず「帰りましょう」と言いました。

    おいしくもなかったけど「おいくらですか」とカードを出したら

    「4500円くらい いただいておきまひょか」ですってよ!

    忘れられない経験でした。

    京都の印象はこれにて決まりましたね。 

 

    さて、京都最終日は石清水八幡宮に参りました。

         ケーブルカーで男山山頂へ

         石清水八幡宮

    石清水八幡宮は戦いの神様です。

    ここで、私は娘の健康お守りをいただきました。

    お参りすることで、娘に病と闘ってもらいたいという気持ちです。

    厄払いのお神楽も見ましたが、巫女さんの見事な踊り(?)でした。

 

          山頂の展望台から眺める京都市内

                                 正面は比叡山です

 

    大阪に入ります。

    アベノハルカスへ行きました。

    ずいぶん前になりますが、梅田スカイビルができて、そこの展望台から関西一円を眺めたときは感動しました。

    梅田スカイビルは173メートル、アベノハルカスは300メートルですからね。

         京都方面 比叡山見えます

 

         宝塚方面です

 

          大阪城を小さく眺めます

 

          天王寺公園(アベノハルカスの真下です)

 

         二上山と金剛山

 

         明石の方面 はるか明石大橋が見えました

 

        兵庫県六甲方面

 

         生駒山

 

         アベノベアちゃん

 

     今夜は大阪にお泊りです。フグ食べました。

 

    23日は、これから関東地方も雪が降るぞ!とTVの天気予報が驚かすので

    早めに帰ろうと、急いで明石へ向かいました。

    夫がここで「”魚の棚市場”を見せたい」と言うのです。

    タコを煮たものやら、たこ飯の元など買いましたが、やっぱり食べなきゃね。

    市場らしい現場で食べたって感じ。

         たこ飯

 

          明石焼き

    

 

     急いで帰ってきた割りには、雪も降らずあっけにとられましたが、

     安全策で良かったと思っています。

     今度の旅行は夫が「京都へ行こうか」と言いだしたことから始まりましたが、

     行った場所とか、話している内容とか、夫の感じていることを

     私にも共有してほしいという事だったんだと思います。

     私にとっては初めての場所ばかりで、特に閑静な正伝寺は春の桜の季節、秋の紅葉の季節

     また行ってみたいところでした。

        

 

  

コメント (8)
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