毎年 立春は私の誕生日です。
毎年、春とは名ばかり、1年で一番寒い日であるはずが、今年は暖かいのです。
私が生まれた日は北海道で雪が ことのほか多かったそうです。
母は私を身ごもってから父が病気になり、私が生まれるのを待っていたかのように
父はあの世へ旅立ちました。
生まれた私を見て父は自分が育てることができないことを知って、
私には母と祖父の名前を一字ずつ取って名付けたそうで、父の心を知ったときは
泣きました。
幸い私は何の不自由もなく贅沢にわがままいっぱいに育ててもらいました。
夫を失ってショックだったのか、母からの母乳は望めなく、近くの農業高校から
ヤギの乳をもらって育った私です。
ヤギは私の乳母です。(笑)
この歳になると、お祝いするのもおかしくて、何がめでたいんだろ、と思いますが、
産んでくれた母には感謝しています。
すでに亡い母に、もっと目に見える感謝を表せばよかったと思いますが、
そう思ったときに親はなし、とはよく言ったものです。
今日は自分の手料理でささやかなお祝いパーティーをしました。
自分の誕生日に自分の料理って、どうなの?とも思いますが、
改まって外食しても、なかなか満足はしないものです。
メインディッシュ:牛肉のステーキ
副菜:アボガドのサラダ、世界のハムのおつまみ、アンチョビー、ドイツ・ソーセージ、
ヘーゼルナッツ入りチーズ、ナビスコクラッカー、大盛りイチゴ(これは夫のプレゼント)
お酒はイタリアのスパークリングワイン・コルセッコ です。
夫と二人で「かんぱーい」と、これはこれでいいでしょう。
猫のKUUは「ワタチのは?」とひがんだ目つきでテーブルに上がり、いろいろな料理を嗅いでみるけど、
好みのものは見つけられず
「ごめんね、これはどう?」とだしたナビスコのクラッカーがお気に入りの様子だったので、
少々あげました。ホントはいけないんでしょうが、KUUは家族ですもの、
おかあちゃまの誕生日を祝いたい!という気持ちに応えました。
イタリアのスパークリング・ワイン、コルセッコは私の好みでは最高の部類です。
スペインのCAVAに続くものだと思っています。
手に入る時に、大量に買いました。
阿部首相の尽力で、今後 関税が撤廃されて手に入りやすくなるでしょうから、
楽しみです。
またひとつ歳を取ってしまいましたが、いまさら、どうってことないです。ははは