みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

『ゴルバチョフの遺言』

2022-09-26 20:12:36 | 日記

先週の金曜日だったと思います。

何気なくNHKテレビを観ていたら画面がモノクロになり、

ソ連の元大統領ゴルバチョフの顔が出てきたのです。

何だろうと思って見入ると『ゴルバチョフの遺言』というタイトルが出ました。

先ごろ90歳で亡くなったゴルバチョフの遺言とは?

興味津々で観ました。

晩年過ごした住宅でのインタビュー映像でした。

印象的な言葉を正確ではありませんが記します。

 

最近、政治の提言を文章にして新聞社に送ったら、「受けられない」と還ってきた、

という言葉から始まりました。

そんなものを載せたら新聞社は政府からやり玉にあがるでしょう。

モスクワ大学を卒業後共産党に入党して書記局に入ったとき、

公開されていない文書を読んで驚いたこと、それはおびただしい数の処刑事実だそうです。

読んでも読んでも終わらなかった、その時の体験がそののちの政治活動に影響を

与えたそうで、「ああ、そうだったのか」と納得するものがありました。

プーチンのことも語っていて

こちらから歩いていくと向こうからプーチンが来る。「久しぶりですね」とプーチン、

「そんなことはありません。今まであなたは3回面会の希望してきた。でも1度も現れなかった」

と応えると「人生はいろいろ変わるもんですよ」と言ってプーチンはすれ違って行った。

自分から面会を希望しておきながら一方的に破るプーチン・・・

こんな人にはゴルバチョフの政治姿勢なんか理解できないだろうと思いました。

話は奥さんのことにも触れ、亡くなったときは「生きてる意味がない」と思ったそうです。

が、それに対して質問者の「生きてる意味とは、人生においてもっと崇高なことではありませんか」

と尋ねると無言・・重ねて問われて

「愛する人がいて、その人にも愛されて、そのことこそが人生における崇高なことだよ」

と応えたのです。

これには私は涙が出ました。そう言えるゴルバチョフが私の大好きなゴルバチョフです。

この言葉を言えるゴルバチョフの政治姿勢こそがソ連という枠から連邦の国々を開放し

国や人々を愛した政治家ではないかと。

見ていたテレビの中でロシアの人間が「自由主義を大切にする」と言うのを聞いて

「その自由は誰が提供したんだ!」と力強く言う顔には力強さがみなぎっていました。

たくさん身に染みた言葉がありましたが、最後は奥さんのお墓に詣でて

「ここが私の場所だよ」と優しい顔で言ったのが印象的でした。

 

私はゴルバチョフ本人にも銀座で出会ったことがありました。

”怖いロシアの政治家”という印象とは打って変わって、笑顔がやわらかい印象を

受けました。

ソ連の政治をどうするか、争わずにアメリカと協調していけるのか、そんなことに

全精力を尽くした政治家のように思っています。

最期まで自分の政治理念を伝えようとしたゴルバチョフは当然のように

プーチンのウクライナ侵略に反対していたというのに、愚かなプーチンの現在は。。

 

 

明日は安倍元総理の国葬があります。

「この国葬は認められない」という集団があり、意見をテレビで聞きましたが

頭が固い、妄執にとらわれている集団としか思えません。

安倍元総理は、確かに間違ったこともありましたが、”極悪人”ではありません。

確かに日本を世界に大きく強くさせた人であることを、なぜ認められないのでしょうか。

人が亡くなったことに対して、静かに見送ることはできないものでしょうか。

 

『市民団体』とは何でしょうか?

私も『一市民』です。でも、この団体には属しません。

この私の『一市民』という権利を汚さないでいただきたい。

ある日のことです。

私が歩く前から『安倍を殺せ!!』と大きく書いた横断幕を持った一団が歩いてきました。

シュプレヒコールも上げていました。

こういうことは”予告殺人”にはならないのでしょうか。

何と恐ろしい人たち!と思いましたが、その人たちが『市民団体』でした。

気に入らない人間は殺していいのでしょうか?

自分たちは何なんでしょう?

きけば、この団体は北海道の大学の先生が声を上げてできた団体で(正しくはない?)

それに呼応した弁護士などが指導しているんだとか?正確には知りませんが・・

そんな話も聞くと、世の中どんなふうに育っていくのか、末恐ろしいものです。

 

メディアも恐ろしいものです。

日本を代表する大新聞が早くから『安倍おろし』に奔走しているのは周知の事実です。

野党もしかり・・・

揚げ足取りしかできない、大きく正しい提案をできない政党などゴミに等しいです。

と怒ってばかりいると体に良くないので、本でも読んで心を鎮めようと思います。

 

 ベンガル猫・KUU 6歳 女の子

我が家のKUUは最近変わりつつあります。

洗面所を改修しようと計画したり、ケーブルテレビを4Kにしようとしたり、

外部の人間が出入りしています。

いつもなら、どこかに隠れて帰るまで出てこないのに、

最初から話し合いに正座して参加したり、オジサンたちに愛想を振りまいています。

驚きです!

愛想振りまきお嬢さん


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