みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

檳榔樹(びんろうじゅ)を染めて織る

2014-07-20 13:27:27 | 日記

檳榔樹(びんろうじゅ)を染めて 即 織りました。

正しくは檳榔子(びんろうじ)なのです。

檳榔樹とはヤシ科の植物で、その実を細かくして染めに応用したものが檳榔子です。

鎌倉時代から染めに使われていたと習いました。

タッサーシルク2000dと言う糸で1綛444.5mあります。

ミョウバン先媒染です。本来 檳榔樹をミョウバン媒染すると、色は薄黄色になります。

が、が、私は秘策をもって(ハハハ)薄ピンクに染めております。

織り幅 27㎝、織り丈 230㎝。

技法は『羅織り』から『籠もじり 3:2:3』です。

もじりを微妙にずらし、透け感を妖しくして、私らしく(?)織り上げております。

妖しいながらもこの薄ピンク、ベビーピンクのようで、またまた私らしく清純(?)です。


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 季節に即した作品 | トップ | 出身地って? »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みっく・じゃがさんへ (くりまんじゅう)
2014-07-20 15:29:44
びんろう樹とはヤシですね。名前だけは知っております。
その実を糸にして織るんですね。 と聞いてもすぐに
ピンときませんですが。 でも作品になるととても風合いが
良くてきれいなピンク色が出ますね。染料はなんですか?
と聞いても素人ですから理解できるか分かりませんが。
ストールですか?いい色ですね 素朴で上品でさらっと
した感じがうかがえます。結構長さがあるんですね。
返信する
檳榔樹 (まろ)
2014-07-20 16:07:09
わが市にびろう樹が生えている小島があります。
が、似て非なるものでした。
その種子で染めるんですか。噛みタバコの代用にする、というくらいだからとても安全な染料ですね。
さらに、出来上がった織物が素晴らしい。秘伝のピンク色がいいです!
夏の着物に羅というものがありますが、その織り方なんでしょうか。
返信する
くりまんじゅうさんへ (みっく・じゃが)
2014-07-20 22:22:37
檳榔樹の実を糸にするのではなく、染めの染料にするのです。
糸はタッサーシルクという天蚕です。
天蚕は天然の蚕です。キラキラと艶がある糸です。
ストールですが、この糸は柔らかいので、首に沿うよう・・
と言われていて、大人気の糸なんですよ。
今は長いストールが人気で、何重にも巻いたり、首からかけるだけで長く垂らしたり、好みです。
返信する
まろさんへ (みっく・じゃが)
2014-07-20 22:30:44
噛みタバコのだいようになるんですか
知りませんでした。
いい色でしょう?
「檳榔樹でこんな色になるはずがない」なんて
言われたことがありましたが、なるんですよ。

羅織りというのは、着物の羅から来たものだと思います。
透けるように織るんです。
返信する
染めの材料にも色々な・・? (左利き)
2014-07-21 14:47:18
びんろうじゅという椰子のみを砕いて染料に
本来との出方が違うベびーピンクを引き出せる
工法を    自分だけの「 色」を
着物に羽織り透け透けがあって素敵ですね
返信する
左利きさんへ (みっく・じゃが)
2014-07-21 21:08:08
ありがとうございます。
このピンク大好きです。
梅雨も終わりに近くなったので、そろそろ染めの時期です。
今から、いろいろ染めていきます。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事