何と2015年10月31日に始めたリネン糸の暖簾が完成しました。
このリネン糸は織り上がりを段染めにしたかったので、
まずは粗織りで織ってから、ロッグウッドで染め、乾燥してから粗織りを解きながら織る
という作業をしました。
ここまでは10月31日のブログです。
粗織りしたところです 綿糸で大雑把に織ります
このようにところどころをフン縛って段染め準備です
ロッグウッドで段染めしました
緯糸のリネンです
ロッグウッドに染めました
↓
ここからが今日のブログの始まりです
玉巻にしています
粗織りしたものを織り機にかけて解きながら巻いていきます。
織り上がりです
幅20㎝×丈130㎝を5本 全体の幅は100㎝になります
経糸はあまりの細さに4本どりの整経、緯糸は2本どりです
1本ずつ独立した形ですので、
好きな本数だけ下げられる、ということと
暖簾をくぐる時に邪魔して顔に引っかかることもないというが特徴です。
織るときに、このまま段染めでは面白くない、と思いましたので、
在庫糸の中からフランス製の賑やかな色彩の青系糸を織成織り(しょくせいおり)として
ところどころにランダムに使ってみました。
表情が出ておもしろくなった、でしょ?
粗織りから始めたので、手間がかかったというのもありましたが、途中で北海道を旅行したり
イロイロ遊んでいましたので、こんなにかかってしまい、恥ずかしいです。
この後、教材をたっくさん織らねばならないという”罰”が待っています。
それにしても、ヤレヤレ。 ホッとした昨夜の織り上がりでした。
いいアイデアも出てくるでしょうね。
織物って すごい世界だなあと思います。
去年も 年明けに 教材をたくさん織られていましたね。
教えるお仕事も 始まるのですね。
あれだけ呑んだくれておきながら(笑)随分入れ込んで
いるんだなぁ!と思っていたら、これがあった訳ですね。
勝手な思い込み大変失礼しました!
この暖簾をくぐる時、顔をヒラッっと撫でられる
その感触は、う~~ん、シアワセ!(#^^#)
どうしたらこんなに素晴らしく出来るのでしょうか。
織成織りというのは、どんなふうにするのですか。とても効いていますね。
家にあったらうれしいですね。
怠けていた理由にします(笑)
そうでした!昨年も今頃 教材を作っていました!
今年もトップをいく生徒さんの教材が間に合ってなくて、
大車輪で作るところです。
何を作るか、それは決まっているので、体力勝負です。
実は織りは12月中に済んでいたんですが、
その後の仕上げがまだだったんですよ。
5本の暖簾を重ねておいて、その脇を通り過ぎていたのです。
織りは、織りあげてお終いではなく、その後の仕上げが、けっこう時間がかかります。
しかも、5本の織り上げ長さが一定ではなく、調整して暖簾に仕上げ、
お見せできるようになります。
織りはもちろんですが、仕上げこそ大事なことで、
それがいい加減だとせっかくの苦心が報われませんので、
時間の余裕が欲しかったわけです。
写真も同じでしょうね。
ん?暖簾をくぐる時、ヒラっと撫でられる?
それは気持ちいいでしょう。(笑)
”織成織り”というのは、日本古来の織り技術で、
正倉院の収納品にもある織りです。
地織りをしながら、模様を入れたいところに別糸で織り入れていくんです。
たいした難しいことではありませんので、お試しください。
凄いですね。お酒も、私生活も、お仕事も、、
まだエンジンがかかり切れないでいる私とは、大違いです。
それにしても、織に染は深いですね。
今年も刺激を頂いて、ぼちぼち頑張ります。
確信されたんだと思います(笑)
こちらこそ、今年の刺激をお願いいたします。
またいつかお会いしたいですね。
段染めだけでもきれいですが、織成織りがとてもいいアクセントになってますよね。ほんとにきれいです~(*^^*)
完成までの手間を惜しまぬたくさんの工程、お疲れさまでした!
これは、ちょっと疲れました。
今は教材を作っていますが、これも方眼紙に絵を描くところから始めていますので、
目が疲れます。
また織り上がったら見てくださいね。