2月11日は私と夫の結婚記念日です。
もう何十回記念日を祝ったか数えたくもありませんが、
よくもまあ こんなに月日がたったものだと感心しています。
子供たちも自立しているので、家庭の中で記念日はお互いの誕生日と
結婚記念日だけです。
といっても、2日に私の誕生日を祝ったので、またパーティーかと
毎年うんざりするので、今年はデパ地下で中華をチョイス買いして
お酒はスペインのスパークリングCAVAを飲みました。
CAVAは気が付いたときに買いだめしているので、いつでも飲めます。
デパ地下の中華はとても便利です。
特殊な袋に入れてくれるので、「こちらを上にして電子レンジに入れてください」
と書いてあり、チンのあとでお皿に開けて美味しく食べられるのです。
ずっと前からそうだったのかもしれませんが、食品も世の中のニーズに合わせているんですね。
鹿児島黒豚の酢豚もイカと青梗菜の炒め物もおいしかったです。
暮れから3冊の本を買って読みました。
このご時世か、カミュの『ペスト』がよく売れていると聞き、本屋へ行ってみました。
各社がこぞって出版しているけど、岩波文庫が解りやすい訳書を出していると聞き
本屋で聞いたら「岩波は売れないので入れていないのですよ」と言います。
昔は文庫本を買うとすれば、まず岩波を見たものだけど、そんな時代になっているんだと
世の中驚くことが多いです。
岩波さん、こんなことでいいんでしょうか?
というわけで新潮社の『ペスト』を買いました。
子供の頃に読んだはずで「ああ、そうだった」と思い出しながら、
感染症が流行するということは、こういうことから始まるのだと改めて思いました。
次に買ったのは『京都大学 おどろきのウイルス学講義/宮沢孝幸著 PHP新書版」
これはおもしろかったです。
今まで知らなかったウイルスのことをこんなにわかりやすく書いてくれて、
あっという間に読み終わりました。
ウイルスというのは学問にすると、こんなに面白いものなんだなと再認識しました。
というのが感想ですが、こういうことに興味を持って研究している人がいるんだと思うと
「世の中のウイルスに負けられない」と思うと同時に
「ウイルスには勝てるはずがない」という深い歴史を思い知りました。
次に買ったのは年が明けてからですが、谷川俊太郎著の詩集『虚空へ』を買いました。
14行の詩集
歳を取ると考えさせられることが多く、これは時には手に取って読み返すのに最適です。
私は図書館で本を借りることはなく、「読みたい」と思うと必ず買います。
いつでも傍にないと安心できないのです。
音楽もそうで、最近はレコチョクやYouTubeなどから配信されてしまいますが、
ジャケットに包まれたCDを手に入れないと我慢がなりません。
「音楽アルバムは作り手が曲順から考えつくしたものです」とミュージシャンから
聞いたことがあります。
ここからも彼らの表現したいことを感じたいのです。
そしてジャケ写も大切にしています。
KUUのお話
最近、ますますお話が盛んです。
それにこちらのいうことを(つまり人間の言葉を)理解しています。
彼女のお気に入りは竿からぶら下がったネズミのおもちゃが好きで、
何歳になろうともお気に入りのおもちゃです。
当然クタクタになってしまうので、そうすると同じものを買ってきてやります。
それを私が投げると飛び掛かってネズミに噛みつき、噛みつきながら「ゴゥニャ~」と
唸ります。狩りをしているつもりなんでしょう。
これがお気に入りで、1日のうち何回も付き合わせられています。
先日も噛みつきながら走り回り、遠くに持って行ったのに「ネズミと遊んで」と
言いに来たのです。
本当にそういう目で私を見つめ、せがむように鳴きます。
なので「あなたが持って行ったんでしょ?持ってきてくれないと遊ばないよ」
と言ってやると、ジーっと私を見つめ、やがて走って行くと咥えて戻ってきました。
長い棒付きなので、あっちこっちにぶつかりながら、一生懸命運んできた姿を見て
私は感動しました。
夫は「甘やかすんだから」と言いますが、こんなとき甘やかして遊んでやらないで
何が”おかあちゃま”と言えますか!
これは今朝のKUUです。
陽だまりのオーディオ前でショパンを聴いているのですが、
ショパンの良さは解らないらしく、大あくびされました。