コイツです!
我が家の猫・KUU(ベンガル4歳雌)は 自分の希望を猫語で要求するようになりました。
今までは何か”お願い”したいことがあれば、「ニャ~」だったのが、
最近、猫語にイントネーションがつき、いかにも要求する風情が顕著になり
私と夫を戸惑わせています。
例えば「ニャァ⤴アーン」というのは「ご飯をください」、
「ニャァアーアーアーー」(だんだん大きくなる)は「イヤだったらイヤ!」
「ニャッ、ニャッ」は「早くしてね!」
「ニャッ」は「おはよう」→これは催促ではなく挨拶
それぞれにイントネーションだけではなく、表情があり、目が物語っています。
顎を上げて言うこともあり、納得するのです。
ビックリして呆れて、今や、言うことにしたがっています。
そのうち、我が家の代表は私たちではなくKUUになるかもしれません。
コロナウイルスで自宅で自制の毎日を送っていますが、
染色家の先輩が「この時期はスキルアップしようと思う」とSNSに投稿しているのを
見て、”目から鱗”の想いでいます。
そうです、やるべきことはいっぱいあるのでした!
今日の朝のNHKBS103で、染色家の吉岡幸雄先生のアーカイブスを観ました。
植物染めに一生を費やした吉岡先生の生の声を聞き、その作品の美しさに
改めて心に何かが湧きだしてきました。
私は左手親指に重度の腱鞘炎を患い、染色や織り機に向かうことをやめて2年余り、
色々な場所で染めや織りの作品を見ているうちに「何かやりたい」と思う気持ちが
起こってきたところです。
吉岡先生の作品は、言うのもおこがましいですが、私の目指す色の頂点です。
もう、冬に出せる色の染色は遅いですが、温かくなってもできる色を出す作業を
しようと思っています。
昨年、母の日に夫から贈られたバラの花がそろそろ蕾をつけ始めました。
私は夫の母ではありませんが、最近は子供たちからは物品のプレゼントばかりで
花好きの夫には不満らしく、真紅のバラの鉢植えをプレゼントしてくれました。
間もなく2輪咲くでしょう。
全般的にどちらかというと気温が低い方がいいものが多いです。
ですから、染色家は冬に染め溜めをします。
植物は単色で染めると、だいたい枯葉色に染まるのです。
ですから、どの色と重ねるとどんな色になるのか、これも体験です。
糸は濡れると重いので、これを絞る力がまたたくさん必要で
指に負担がかかります。
再びどれだけできるのか・・・少しづつ少しづつです。
我儘でも言うこと聞かなくても、この可愛さは何物にも代えがたいものです。
それにしても、最近の言葉の変化には驚いているんです。
しかも断固とした言い方、拒絶の仕方には感心しています。
それでも言葉に秘めるものに愛と甘えが感じられて、
誰にもわからない愛情の交換があります。
染めの作業中は”邪魔”です。
危険な薬品もあるので、こちらは注意力を以前より高めています。
悪いのは猫ではなく人間ですから。
織りは、すでに織り機にベッタリしていまして
これも私の注意力が重要です。
つまりは、良いも悪いも私の判断力ですね。
染色も時期を選ばねばならないのですね。
どんな色が染め上がるのか、まず材料選びから始まるのですね。
さて、何が出来上がるのでしょう?
そうですか、ネコ語ですか、結局命令されているわけですね。
ネコもやはり上下関係があるのですね。
もしかして、我が儘いっぱいに育ててしまった?
染・織りの虫が騒ぎ出しましたか、KUUちゃんはそれはそれは喜ぶでしょうね。
作業中はギャラリー、それとも監督さん?どちらでしょう。
どちらにせよ微笑ましい風景ですね(^^♪