毎日暑くて何もする気になりません。
西日本では大災害があり犠牲になられた方が多数いて、お見舞い申し上げます。
あんな大雨のあと梅雨明けと言われてもねぇ、というところでしょうね。
そんな中、指の腱鞘炎が落ち着いた私は、染め置いていた糸を大判のストールに織りました。
糸は縦糸にシルク2000d、横糸にシルク真綿巻スラブです。
前回、カセ巻きを玉巻にしたものをお見せし、織り機にかけたところまでアップしました。
縦糸は逃げまくりの扱いにくい糸で織り機にかけているときに気が付くと外れている・・
またやり直し・・という具合で遅々として進みませんでした。
指の調子にご機嫌をうかがいながらの遅い織り上がりになりました。
織り上がり
織り上りが近くなると猫のKUUが興奮して織り機の中にムリムリ入ってきました。
駄目よ駄目よと言ったって聞きやしません。
織り目はこんなところです。
技法は『平織の変化組織・うね織り』 幅70cm 丈200cm
色は縦糸はセイタカアワダチソウ鉄媒染と銅媒染の2色、共にシルク2000d
横糸はセイタカアワダチソウの鉄媒染とタブノキのミョウバン媒染、共にシルク真綿巻糸
首に巻くとこんな感じ
ですが、私はゾロッと肩に掛け、ぬくもりを感じるように、というイメージで織りました。
幅が70cmあるので後ろは腰までかかります。
それでも暖を取りたいと思うときはこんな風に如何?
真夏に寒い所へ旅します。
それに合わせて織りました。
ぜひ、お薦めの染色です。
銅媒染は私は酢酸銅を使っています。
これは劇薬で、染色屋さんに売っていますが、
印鑑と身分証明がないと売ってくれません。
それ程の劇薬なので、キッチンなどでは使えません。
今の方法で銅媒染ができるのであれば、それでいいのではないでしょうか?
使用したことはありませんがクエン酸と重曹で銅媒染もどきができると
きいたことがあります。
胴媒染には何を使うのですか。
私たちは、電気屋さんの友人がエアコンの胴を酢に入れて作った液を使うのですが。
良い方法があったら、教えてください・
KUUは染色は嫌いなんです。
顔をしかめていますもの。
織り機が好きなんです。もうスリスリしてます。
二人展?夢ですね。(笑)
迷惑な植物で近所を歩きながらセイタカアワダチソウを見つけると
そのお宅をピンポ~ンして伐採をお願いすると
皆さん驚きながら歓迎してくださいます。
「お好きなだけどうぞ」と言われます。
まだいろいろ染めているんですが、無理は禁物です。
暑いし少し休もうかなとと思っています。
この織り目は大好きな織り目の一つです。
簡単そうな模様ですが、実は複雑です(笑)。
弟子は私が織り始める様子を見せたら、とにかく喜んで
毎朝、私が目覚めたのを知ると作業場に走るのです。
静かに見守る様子だったので、安心していたのですが、
織りが終わりに近くなって終わりの織り布が見えてきたら
がぜん興奮したように中に入って来て糸の上に乗ったのには驚きました。
「ダメでしょ」と言っても甘えるようには鳴いて動かないのですよ。
きつく張っているし、シルクは強いので切れることはないので心配はしません。
それに糸を切ることは今までもしたことはないので飽きるのを待ちました。
大物は寛容なのです(笑)
災害の準備は全然していません。
「その時はその時」といういい加減な性格ですので。
みっく・じゃが さんがやめた 赤い朝日の「語る」コーナーで 染織家の志村ふくみさんが10日から想い出などを書かれてます、多分15回ぐらいの連載だと思います、
実母の方が織りをされてたようです、
そのうちKUUちゃんと二人展を!
柔らかそうで、暖かそうで,軽そうで、素敵ですね。
旅行鞄に入れても嵩張らないし、首に巻いても、肩にかけても、膝に置いても重宝しそう・・・それをご自分の作品というのがまたなんともうらやましい限りです。
出来上がれば、また次をとなるのでしょうけれど、腱鞘炎を甘く見ないでくださいね。
日本のありとあらゆるところに災害が降り注いでいます。
こうなると何処で何があっても不思議ではないですね。
心しておかなかれば、という思いです。
災害グッズの備えはありますか?
なにもしていませんが、考えなければ・・・
大判のストール織り完成ですね。
優しい肌触りが伝わってきます。
この折り目、パターンはどのような仕組みになっているのやら、素人には魔法の技にしか思えません。
まあ、簡単に素人にわかっちゃプロは要らないですよね。
今日はお弟子さん どうしたのかな?
と思っていたら・・・いたいた(^O^)
糸の上に乗っかっちゃって、爪に引っ掛けたりしないのですか?
寛容ですねねぇ、 その場から強制排除はしないのですか。
お弟子さんとの良い関係が良い作品を創りだすのですね。
納得、納得 👏 (^^