3か月かかっちゃいました。
「これで織りたい!」と思った割には、織り上りが遅いのです。
と、自分に言ってどうするのか
2月初めに糸をかけました。
右:バラの花と枝と葉 左:泥染め
いずれも 超極々細糸です
バラの花と枝と葉は我が家ベランダで咲いているものを使いました。ミョウバン媒染にしました。
糸種は紬糸です。
泥染めは数年前に奄美大島で染めてきました。
フクギで下染めをして、山の中の泥地で土を掘って泥染めをして川で色流しをして、
最終的には奄美の海で洗いました。 糸種は絹紡カベ糸です。
あまりの細さに、縦横ともに2本どりで織りました。
幅28×丈180
しっくな落ち着いた色合いで気に入っています。
縦横ともに2本どりにしたので、柔らかいのにしっかりした織りになりました。
すでに 行く先が決まっています。
来年の個展も決め、落ち着いている場合じゃないので、すぐに次の織りに入ります。
個展の準備、大変かもですが頑張ってくださいね。行きたいな…(*^^*)
物凄い手の込みよう。拘りとしか言いようが無いですが、
これがみっくさん流の極意なのでしょうね。
こうして出来上がったものはお高いのでしょうね。
値段の基準ってどのようなものなのでしょう。
通常、材料費があって手間があって技術料があってもろもろ諸経費が・・・
そんな事考えていると、とても売れないのでしょうね、良い作品とネームバリューを上げることが利益を出す秘訣なんでしょうね。
なんて大変失礼なこと伺ってしまいました。
現役時代は受注生産で原価管理には特に厳しい世界でしたので、ついつい気になったもので。。
失礼な質問は軽くスルーして頂いて結構です。
見苦しいビンボー人 やっほでした。
大変失礼しました。<m(__)m>
イタリアにいらっしゃったことで 踏み出す力が出たのでしょうね。
ごく細い糸で 経横2本どりでおるって すごい緊張のエネルギーですね。
個展を終えられるまでの長~い工程 健康に留意なさってくださいね。
泥染めは大島紬がそうです。
現地では観光客相手の染め工房がありますが、
私は現地で活動している職人が連れて行ってくださった山の中へ行って染めました。
人も通らないケモノ道を棒で切り開きながら進み、
いつヘビとかハブが出るか、恐怖の道行きでした。
しかも、掘った泥炭地からは真っ黒なイモリがわんさか出てきて、
気絶しそうな風景でした。(笑)
そんな染めでしたので、大事に取って置いたのですが、
とうとう織ってしまいました。
個展・・・来ていただければ嬉しいです。
そうなんです、いつも価格のことでは悩みます。
一生自分のモノとして取っておきたいものは非売品ですが、
個展では展示販売しているので、買っていただける方がいれば、買ってほしいです。
そのとき、どんな価格にするか、これは大変です。
糸代、染め材代、額縁代など実際にかかった代金に、技術料をかけます。
あとはかけた時間の消費も考えたい。
それは完全に自己判断じゃないですか。
そこにどれだけの価値があるのか。
最後は”手放すだけの心の清算”で決めます。
つまりは自分で思う「この作品はこれだけの価値があるのよ。さぁどうだ!」みたいな(笑)。
初めて個展を開いた2005年、
そこのギャラリー常連の画家の方が観に来てくださって
付けられた価格を見て「こんな安い値段でどうするの?
あなたは自分の作品の価値が分かっていない。
ダンナさんがいて、こんなことやってる人だから、こんな値段でいいんだね。
僕らは生活がかかっているから、こんな値段はつけない。
もっとプロに徹しなさい。」
と言われました。ごもっともでした。
それからは”プロに徹している”つもりですが、
それでも「えっ?こんな値段でいいんですか?」と
聞かれることがあり、ギョッとします。
今度は大き目なギャラリーなので、企画も大きくなろうとしています。
なんて言ったって、これが最後。
有終の美を飾ろうと張り切らざるを得ません。
縦横2本どりと言っても「そうですか」で済まされそうですが、
さすが、編み物をされているかたですね。
その苦労は解っていただける・・・嬉しく思います。
それなのに行先が決まっているなんて。。
今回の個展も、前回と同時期なのでしょうか?
有終の美?そのくらいの意気込みでやらないと、
モチベーションが保てないのでしょうね。
終わったら、また気持ちが変わるかもしれません。
お身体に気を付けて、頑張ってください。
感じます。 いい色ですね 大人の色という感じがして
男性でも女性でも使えますね。糸から染めてその糸で
織ることは全て一から始めるということですね。その点私の
縫物は自分サイズの型紙を作ってもらい買ってきた布で
縫いますので みっく・じゃがさんのモノ作りから見ると
とても安易ですね。 作品展に向けて頑張ってくださいね。
みっくじゃが様はこの作品が似合う方だとイメージしてますが、行くところが決まっているなんて残念な気がします。でもその方もきっと大事にずっと使い続けてくださるいい作品ですね。
個展に向かって歩み始めているのですね。
私も観に行けたらいいなと思いますが、東京は一人で歩く自信がないです。
永くかかったのは、ひとえにワタクシの呑気さによります。
なにしろ、細くてね、それに2本どりのワヤワヤで・・・
今度の個展は来年の10月2日~8日までとなりました。
場所は渋谷なんです。
ホントにこれで最後にします。ホントです!
これ、照明の当て方でしょうか?
実際は糸に近い色です。
いいえ、洋裁の緻密さにはかないませんよ。
いつも くりまんじゅうさんはサラッと素敵なお洋服をつくてしまわれることに
ただただ感心しています。
と言うかあっけにとられて拝見しています。
自由自在ですものね。
これからも楽しみです。
個展は来年のことで 鬼が笑うかもしれませんが
予定を入れなくては先に進めません。
これからどんな苦心が待っているか・・怖いです。
織っても織っても なかなか織りあがらず、時間がかかってしまいました。
個展は来年10月2日からです。
ちょうどいい季節ですので、お出かけくだされば嬉しいです。