日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットの事務局の山田です。
以下、遅れましたが、ご覧頂ければ幸いです。今後の予定についてもご協力・ご参加等、よろしくお願いいたします。
競争・強制NO!人権と平和を守る教育を!6・17集会報告(大阪ネット)
70名の参加者のもと、まず事務局より「今年の大阪での卒・入学式の状況についての報告。今年ものべ府下47校・1万2千枚の「日の丸・君が代」強制反対のビラを配布。一方で昨年の府議会での維新議員の掲揚チェックの質問により、府教委が「日の丸」の業務時間での掲揚・降納の厳格化通知があり、教職員の掲揚・降納の役割分担の動きが現場であること。さらに吹田市教委の小中学校児童・生徒への「君が代」歌詞暗記調査がされ、子どもたちへの「日の丸・君が代」=国家意識の注入が露骨に進められていることが明らかに。入管法改悪等の排外主義やナショナリズム・愛国心の鼓吹、大軍拡・「戦争する国」への道を進める岸田政権・維新に対決する市民・労働者・団体の共同の必要性が強調されました。
次に京都での児童・生徒への一端があらわになった事例も含めたパネルディスカッション。奥野さんからクリスチャンの立場からだけではなく、「人と違うことを恐れるな、おかしいと思ったら、一人でも発言していこう」と生徒に教えてきた41年の教員としての人生を裏切ることになる「起立・斉唱」はできなかったとの報告。松田さんからは、「日の丸・君が代」の歴史からすれば「君が代」起立・斉唱は嫌だという子供たちのためにも、裁判に絶対勝ちたいと思ったとの報告がありました。
そして当該の京都の保護者から、娘が自らの意志で学校に起立・斉唱しないことを伝えると「卒業式が台無しに」「みんなに迷惑が」と長時間の「説得」を受けたことに対して、松田さんやZAZA・大阪ネットのビラも参考にした文書を学校・教員に渡して、担任からクラスメイトに事前に説明することがされたこと、さらに中学校の入学式でも親子とも意志を貫くことができたと述べられました。さらに討議の中で自らの大阪での高校生時代に「日の丸・君が代」強制に反対する教員の姿や恩師が私の想いを尊重してくれたことが、今回の行動にもつながっているとの事実も語られました。
その後に全国学力テストが競争と支配の教育につながっていることや3年半の人事委での闘いと残留孤児2世・3世の中国帰国生徒への長年の取り組みへの想いが当事者から報告。さらに朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪や子どもたちに渡すな!危ない教科書・大阪からの連帯アピールがあり、最後に全日建運輸連帯労組・関西生コン支部へのカンパ・報告で終えました。今後の取り組みへのご協力をよろしくお願いいたします。
〔当面の予定〕
7/23(日)第13回「日の丸・君が代」問題等全国学習交流集会(10時半~日比谷図書館)
講演:「新たな戦前」に向かう教育の国家支配はゴメンだ(児美川考一郎法政大教授)
■賛同(個人1000円、団体2000円)郵便振替:00110-5-449424
➡申込:nezukimiko@gmail.com(公表:可・不可、連絡先・住所等を)
27(木)「君が代」調教NO!松田さん処分取り消し裁判 控訴審判決(14時~84号)
※13時裁判所前の若松浜公園集合→デモ