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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

豊中・北摂連絡会ニュース NO.15 2016年9月12日

2016-09-12 20:45:40 | 当該から


豊中・北摂連絡会ニュース   NO.15 2016年9月12日
戦争と「日の丸・君が代」に反対する労働者連絡会・豊中・北摂
〒532-0023 大阪市淀川区十三東3-6-3-302  Fax 06-6304-8431


大阪地裁・内藤裁判長の
「君が代」処分不当判決を許すな!
府教委は、「指導」による「戒告」処分を
取り消せ!
教育への国家権力の介入を許すな!



「指導」は「命令」ではない
府教委は、職員会議での校長の発言を「職務命令」だと主張していたが、人事委員会の裁決を受けて、「指導」による処分であると主張を変更してきた。かつての天皇制軍国主義国家において、天皇の命令(勅令)は絶対であり、教育勅語が教育・学校・教員を支配し、侵略戦争が押しすすめられた。戦後その反省の上に立って、「教育基本法」(以下、「教基法」)が制定され、教育は教育行政として、国家権力から切り離されたはずであった。2006年に改悪された「教基法」においても、旧10条の国家権力の「不当な支配」を許さないとする文言は現16条へ引き継がれている。教育労働者は、文科省・府教委・市教委による「君が代起立・斉唱」の「指導」に従う義務などない。府教委は「指導」違反を根拠とした処分を撤回せよ!

卒業式での発言は教育労働者の権利である
府教委は、佐藤さんが卒業式で「『日の丸・君が代』に反対します」と発言したことを重大な進行妨害であるとしている。人事委員会は、佐藤さんの発言を「不規則発言」として「進行妨害・信用失墜行為」として処分を承認した。卒業式は卒業生にとって最後の授業である。教育労働者は授業で子どもの学習権・人権を保障しなくてはならない。教育労働者は、卒・入学式への「日の丸・君が代」持ち込みによる天皇制国家への忠誠という一方的な価値観をうえつけてはならない。教育労働者は、学校行事において子どもの思想・良心、人権を奪う「君が代」起立・斉唱を許してはならない。佐藤さんの発言は教育労働者としての教育活動であり、権利である。
引き続き、以下の裁判への傍聴ご支援をよろしくお願いします。
豊中市教委による「減給処分」撤回訴訟(第3回)
9月21日(水)午前10時~ 地裁809号法廷 
報告会:弁護士会館:904号室


「君が代」解雇・損害賠償請求訴訟・結審(第12回)
9月26日(月)午後2時30分~ 地裁809号法廷
 報告会:弁護士会館904号室 
  *最終書面を提出します。内藤裁判長の奥野不当判決、辻谷不当判決(判決文の杜撰な記述)への抗議と「公正な判決」を求めて、多くの傍聴支援をお願いします。



人事委員会・住之江署の「君が代」弾圧を許すな!
 9月2日、大阪府人事委員会が、「君が代」処分撤回を闘っているZAZAの不服申立の口頭審理を警察権力(住之江署・警備課)に「警備」要請している事実が明らかになりました。人事委員会事務局は、ありもしない「もめごと」を口実に2013年から「傍聴者が予想される」すべての口頭審理の日程を連絡し、住之江署に「警備」を「要請」してきた、と応えています。
橋下・おおさか維新の会は「君が代」強制条例を強行制定し、「君が代」不起立者を一掃しようとしましたが、教育労働者は自らの存在をかけて「不起立」を貫き抵抗しています。ZAZAの仲間は処分の撤回を要求し、人事委員会での闘いをはじめました。2013年から始まった口頭審理では多くの支援者が傍聴にかけつけ、教員を目指す教え子の証言もあり、現役の教育労働者も証人として口頭審理に臨んできました。人事委員会は、それらすべての人たちへの「監視」を警察権力に「要請」しているのです。「君が代」強制に反対することを「国家権力に反対する者」として「監視」し、抑圧・弾圧するものであり、断じて許すことはできません。
 戦争国家へと突き進む情勢で、安倍政権と天皇は憲法違反の「生前退位」発言による天皇制の強化・永続化をはかろうとしています。「日の丸・君が代」を戦争反対、天皇制反対、憲法改悪反対を教育労働者とともに闘いましょう。
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