2022グループZAZA連続講座について、講演者である丁章さんご自身、自ら発信していただいています。ご本人の了解を得て、そこから引用紹介させていただきます。このたびの講座は4回にわたる連続講座ですので、詩人であることはもちろん、様々な面の丁さんに触れることができると思われます。是非お越しください。
🥀丁章さんよりーーーーー
私は常々、詩人の活動の一環として市民運動をおこなっているつもりですが、共に闘っている活動家のみなさんからは、私のことを詩人だと知らずに活動家だとおもっている人や、私が詩人であるということをまるで忘れてしまっている人も多いです(苦笑)。
「この世に詩人がいなければ詩は無い。詩人がいる以上、この世に詩でないものは有り得ない」というのは高村光太郎の言葉ですが、私にとって詩人というのは、人間一人一人の生きざまや、共同体の営みにやどる詩を、詩という表現でこの世にあらわす者であるとおもいます。そして詩人自身も当然、一人の人間ですから、私は自分自身にやどる詩を生きて、自分の生きざまを詩にしてこの世に遺すのが務めだとおもっています。
先の高村光太郎の言葉を、私は次のようにアレンジしたいです。「この世に人間がいなければ歴史は無い。人間がいる以上、この世に歴史でないものは有り得ない」と。私はこの十数年間、市民運動に関わって、真の人間の歴史、つまり人間の幸福のための歴史を遺すために生きている活動家のみなさんと出逢いました。人間を不幸にする歴史を捏造する政治家たちや闇の勢力に抗い、闘っている活動家のみなさんの生きざまから放たれる詩の力を、私はたくさん浴びて、そのおかげで私にやどる詩の力もずいぶん成長できたとおもいます。その恩返しの想いも込めて、このたびZAZA講座の講師を引き受けました。
「詩」は「史」でもある、と私はおもいます。私にやどる詩について、4回にわたりパワーポイントを使って語りますので、ご都合よろしければご参加ください。Zoomでの参加もできますので遠方のみなさんもよろしければどうぞ。