いま、安倍・橋下の「教育改革」に抗する闘いが必要です。ZAZAの一員である佐藤訓子さんからの呼びかけを掲載します。多くの方々の参加をお願いします。
第30回 教育労働者全国交流会
【テーマ】
安倍・橋下の「教育改革」に抗する闘い
【日時】
2013年8月3日(土) 午後1時30分~ 午後6時15分、午後7時15分~午後8時30分
4日(日)午前9時~午後3時(昼食12時~1時)
【場所】
大坂市立青少年センター(KOKO PLAZA(ココプラザ)(JR新大阪駅 東口・南側・南東へ 徒歩5分)℡06-6370―5421
【報告】
・『 安倍・教育再生を撃つ 』
佐野通夫さん(「高校無償化」からの朝鮮学校排除に反対する連絡会)
・「君が代不起立」処分・学校からの排除攻撃との闘い (東京・大阪・北海道の教育労働者から)
・今後の闘いについて議論の時間を多くとる予定です。
【参加費】3,000円 (1日のみの参加は半額)
【宿泊】新大阪ユースホステル(ココプラザ 10階) 1泊 3,300円
【連絡先】佐藤訓子 TEL/FAX 06-4977-8824
メール s925aoc@ac.auone-net.jp
吉田晃 TEL/FAX 04-7164-2246
メール wxgpy870@ybb.ne.jp
宿泊・参加日程・食事の有無なども合わせて6月25日までにお知らせください。
3日の夕食1,050円、4日の朝食480円 昼食630円 宿泊されない方も予約できますので参加申し込みの時に連絡してください。
【呼びかけ人】
梅原聡(大阪)、奥野泰孝(大阪)、加藤智久(大阪)、鎌倉一夫(大阪)、佐藤訓子(大阪)、佐野通夫(東京)、高見雅子(大阪)、辻谷博子(大阪)吉田晃(千葉)、吉田文枝(大阪)
安倍・橋下の「教育改革」に抗する闘い
昨年の全国交流会は「『君が代』は千代に八千代にもめつづけよう!」をテーマに神戸で開催しました。ココロ裁判の原告で現在も学校現場で粘り強く闘っているYさんの報告、大阪で卒・入学式に「君が代」不起立を闘い、処分撤回闘争に立ちあがった教育労働者、東京の「再発防止研修」との闘いの報告を受けました。「日の丸・君が代」反対は教育労働者としての反戦、反天皇制、反差別の闘いであり、排外主義との闘いであり、民主主義を勝ち取る闘いであることを再確認しました。
自民党・安倍政権は、改憲草案に「天皇を戴く国家」として天皇を元首と明記しています。「日の丸・君が代」を憲法条項とし、その尊重を義務付けています。まさに天皇制国家としての「愛国心」教育を強化徹底するものです。
06年教育基本法を改悪した安倍首相は「教育再生実行会議」を立ち上げました。「21世紀の日本にふさわしい教育体制を構築」するために「教育の再生」を実行するとして7回(5月8日)開催しています。第1次提言「いじめ問題等への対応について」(2月26日)、第2次提言「教育委員会制度の在り方について」(4月15日)を打ち出しました。
日本維新の会共同代表・橋下徹は米軍に「風俗業を活用せよ」、軍隊に「慰安婦は必要」などの発言を繰り返しています。侵略戦争を肯定し人権蹂躙の暴言は決して許すことはできません。
同じく共同代表の石原慎太郎も「軍と売春はつきもので、歴史の原理」とさらにあおり立て、松井一郎大阪府知事も「本音で解決するために言った」と橋下発言を擁護しています。これらの発言も弾劾しなくてはなりません。
安倍首相の任命した教育再生実行会議の委員は、河野達信(全日本教職員連盟委員長)、八木秀次(「新しい歴史教科書をつくる会」元会長)、曽野綾子(作家)など極右天皇主義者たちです。1回目の会議(1/24)で安倍首相は「教育再生の最終的な大目標は世界トップレベルの学力と規範意識だ」と委員たちに檄をとばしています。
「日の丸・君が代」教育をさらに徹底させ「皇国臣民」をつくりあげようとするものです。
今年の第30回教育労働者全国交流会では、教基法改悪は「世界に日本が戦争国家として行動することを宣言すること」と著書(『子どもの危機 教育のいま-「改正教育基本法」時代の教育体制』社会評論社)で指摘している佐野通夫さんの問題提起を受けます。議論を深め、今後の闘いへつなげたいと考えています。
大阪・東京・北海道の教育労働者から「君が代不起立」処分による学校現場からの排除攻撃との闘いの報告を受け、天皇制「愛国心」教育との闘いを拡大していきたいと思います。
安倍・橋下の「教育改革」に抗する闘いをともにつくりだしましょう。
全国から多くの闘う仲間の参加をよびかけます。
2013年5月20日