不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Mostra di Folon

2005-06-15 15:53:01 | アート・文化
A Forte Belvedere
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フィレンツェの南の高台にある
Forte Belvedere(ベルヴェデーレ要塞)。
今年の夏の目玉の展示はFOLON
(上記サイトはフランス語&英語のみ)

展覧会のサイトはこちら

私が普段慣れ親しんでいる宗教画に比べると、
抽象的で、個人的にはなかなかなじめない現代アート。
しかし、この人の作品は、
とてもわかりやすくて面白かったです。

展示作品のマテリアルが明記されていなかったり
作品によっては製作年も題名もついていないものが多いのが
ちょっと気になったけど。
フィレンツェ市か、FOLON自身の
何か奥の深い「意図」があるのでしょうか・・・。

Forte Belvedereは屋外彫刻博物館のようになって
青空の下に壮大な彫刻が置かれているので
散歩がてら要塞まで上っていって、
フィレンツェを見下ろしてゆっくり見学すると
なんだか心の底からリフレッシュできます。
水彩画もかなりの数を展示しているので見応えあり。
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共通チケットで
Palazzo Vecchio(ヴェッキオ宮殿)の一階にある
Sala D'Armeの別展示も見学できます。
(なぜ一箇所にまとめなかったのだろう???)
こちらは水彩画がメインで
展示室の一角に星のちりばめられた暗闇があって
そこで「梯子の上で芸当をする帽子をかぶった鳶職人」の
寸劇(?)を見ることもできます。
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心にやさしいFolonの展示。

フィレンツェ郊外キアンティでも
同系列の展示が行われているので
近いうちに行きたいなぁと思ったりして。

しかし、この展覧会にMorandiの研究家でも知られる
Marilena Psquali女史が関わっていることを今発見しました。

Folonの彫刻作品を数点のみフォトアルバムにしました。
よろしかったら。


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