不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Mercato Natalizio in Piazza Santa Croce

2005-12-09 23:57:55 | まち歩き
雨ばっかり。
なのでたまに晴れ間がのぞくと
うずうずして出かけたくなります。
そんなときには
「人間も動物なのだ」としみじみ思うわけです。

で、毎年恒例になってきている
サンタ・ローチェ教会広場のクリスマス市に。
mercato_natalizio

この市に初めて友人と行ったときに
しっかりと刷り込まれたせいで
サンタ・クローチェ&クリスマス市というと
真っ先に「長いドイツソーセージ」を思い浮かべてしまう。

というわけで、今回も欠かさず食べてきました。
そのソーセージのうまさを刷り込んだ友人は
スローフードの仕事で遠くピエモンテに引っ越したというのに
一人で行ってもやっぱり食べるのですね。
panino
赤ソーセージと白ソーセージがあるのですが
微妙にハーブの香りの残る白ソーセージが好み。
しかし、今回のは焼かれすぎで白くない!
まぁ、美味しかったですけどね。
今回食べたところのはサワークラウトには
クミンが香料で使われていて、さっぱりくっきりのいい味でした。

お腹が満足したところで、市を一周。
寒いので駆け足で巡ってきました。
今年初のお目見えは
トナカイの革。
触ってみたらビリーの背中の感触と同じでした。
ちょっとゴワゴワでもやっぱり毛皮の柔らかさみたいな…。
トナカイのマネキン(?)にかけられた毛皮マットは
70ユーロだったので、もしかしたらお買い得だったのかも。
今頃、「買っておけばよかった」と思ったり?
renna

それから今年初の変なもの。
これはどうかと思うけど…。
単純な水槽だけど、木のおうち風。
金魚にインタビューしてみたくなったな。
住み心地はいかがなものか。
acquario

この市に行きたいとある友人に話をしたら
彼女は既に足を運んでいて、
「おいしい熟成もののゴーダチーズがある」と教えてくれました。
彼女が言っていたのはきっとこの屋台。
formaggeria

彼女の話では3年物ということだったけれど、
お店の人に確認しても1年物しかないと。
まぁ、ドイツ人もしくはオランダ人とイタリア語で会話したので
お互い理解できていないのかもしれないけど(笑)。
とりあえず、1年物のゴーダチーズを買ってきました。

このチーズ、懐かしい味がする。
formaggio_01
こんな包装の仕方も素朴でいいな。

舌触りが濃厚で、乳製品だよって主張している。
味わって食べたいチーズ。
formaggio_02

イタリアに来てからはずっとペコリーのチーズが好物で
ゴーダチーズなんてと甘く見ていたけれど
見直してしまう味でした。

大満足の締めくくりにドイツのお菓子Brezen。
brezen_01
シンプルタイプにしようと思ったけれど
結局悩んだ末に
くるみ味タイプに。
シナモンの香りもほのかに、やさしい甘さ。
brezen_02

一つは大きいよなぁと思っていたのに、
つまみ食いしながら家に向かう途中で食べきってしまいました。


この市もっと色々楽しみ方はあるのでしょうけど
なんだかお腹いっぱいになるために行ったような気が…。
12月18日まで開催中。

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Il ricordo dell'Autunno

2005-12-09 08:49:37 | 日記・エッセイ・コラム
フィレンツェは雨ばっかり。
その上寒い。

なのに雨が降っても寒くてもクリスマス前だからというので
街中は傘が乱舞してゴタゴタしている。

しかし、友人の話では
私がフィレンツェを留守にしていたときのほうが
「命の危険」を感じるほど寒かったのだとか。

2週間ほど前らしいけど。
そのとき私は日本でなんかぬくぬくしていたなぁと思って
改めて日本で撮影した写真を整理してみたら
「秋の思い出」が出てきた。

美しい日本の秋でした。

kinkaku-ji
紅葉の金閣寺。
私が訪れた1週間前には
小泉首相とブッシュ大統領が訪れて賑わっていた金閣寺。
紅葉の季節の金閣寺久々でした。

tingono
先日キアンティの山奥に行ってみて
イタリアの紅葉は黄色がメインなのだと改めて実感。
なので、日本の赤い紅葉がとても懐かしい。

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